内々定と内定の違いがわかりますか?勘違いしがちなこの2つを徹底解説!

この記事はこんな人におすす

  • 就職活動を控えている人
  • 内々定をもらった人
  • 内定をもらった人

 

内々定と内定の違いわかりますか?

内定と内々定の違い

学生の皆さんは内々定と内定の違いがわかりますか?

内々定と内定の違いを理解していないと就職活動で困りますのでここで覚えておきましょう。

人によって今から説明する内々定を内定、内定を本採用と定義づけることもあります。

僕個人的には「内定と本採用」がしっくり来るのですが、ここでは「内々定と内定」で説明していきます。

 

内々定と内定の違い

早速、内々定と内定についてご説明していきます。

それぞれの概要を把握していきましょう。

 

内々定について

内々定をもらった=企業側から貴方に入社する資格を与えられます。

基本的に内定は電話で伝えられることが多いです。

企業の人事から電話がかかってきて、「おめでとうございます。弊社で審議を重ねた結果、是非一緒に働きたい!と言う結論に至りました。」的な言葉を電話越しに言われます。

ちなみに落選の場合は、期日までに電話連絡がないか、かの有名な「お祈りメール」が届くかのどちらかが一般的です。

この内々定の時点では、ただの口約束なので書面上でのやり取りはないです。

ただ、内々定を貰った時点で入社を希望すればほぼ100%その企業に入社することができます。

「ほぼ」という表現にしている理由は内々定者が犯罪を犯したり、会社側で言えば倒産したり、と何か不都合なことがあれば取り消しになります。

続いて、内々定のポイントを紹介しています。

 

・複数の内々定は期限の調整

・内々定から内定を絞ぼるべし

・内々定の断り方は丁寧に

内々定のポイント1:複数の内々定は調整

優秀な学生は、複数の企業から内々定をもらう場合もあり、その中から1つの企業の内々定を承諾し、他の内々定は断らなければなりません。

内々定を出された後、各企業から「本当にウチに来てくれるかどうか」の判断期日を設けられ、その期日までにその企業に入社するかを判断しなければなりません。

「他企業の選考の兼ね合いで少し期日を後ろ倒してほしい」と思う学生もいるでしょう。

そのお願いが受け入れられるかは完全に各企業の判断なので各企業の人事に聞くしかありません。

これは僕の肌感ですが1週間程度は内定の返事を後ろ倒すことができます。

「内定の返事を後ろ倒しにさせてほしい」というこのお願いをすることによってその企業から「後ろ倒すくらいなら来なくて大丈夫です」と思われないかを心配する学生もいるかもしれませんが、僕は周りで上記のように言われたケースを聞いたことはありません。

この内々定の返事期日が設けれらているのは、学生にとっては意外と辛いです。毎回内々定を貰うたびにその会社に行くか否かの決断をしなければならないのです。

内々定のポイント2:内々定から内定を絞ぼるべし

就活浪人するパターンの1つに内々定は3社程度もらっていたのに、1社目の内々定を断り、2社目の内々定も断り、3社目の内々定も断ってしまい、その後に受けた第一希望の企業からは内々定がもらえず、もう1年就活をする、なんてことがあります。

優秀な学生でも自分の実力を過信しすぎるとこのようなケースに陥ることがありますので、主観と客観を織り交ぜて、就活を進めるようにしましょう。

ちなみに、個人的に就活浪人には反対です。

世間で言われているように新卒で入社した会社を3年以内で辞める人が多いので、就活浪人してまで1社目にこだわる必要はないかなと考えてます。

新卒で狙うより中途で狙った方が楽に入社できるケースもあります。

内々定のポイント3:内々定の断りは丁寧に

内々定をもらった企業への断り方ですが、基本は電話でよいでしょう。

よく内々定を断ったらその企業に呼び出されて、水をかけられたなどの噂が飛び交っていますが、今の時代でそんなことをしたらニュースになって企業の評判がガタ落ちし、誰も入社しなくなるので、心配しなくて大丈夫です。

もし電話がどうしても嫌ならメールでも構いません。

例文を載せておきます。

相手の会社を指す用語ですが、電話の場合は「御社」、メールの場合は「貴社」を使いましょう。

(電話例文)

お世話になります。

御社に内々定をいただいております○○ですが、お返事のためご連絡させていただきました。

先日は面接でお時間いただきまして誠にありがとうございました。

検討させていただいた結果、今回は辞退させていただきたいです。

※理由などを問われた場合は、詳しく述べる必要もないので、「別に行きたい企業があるので」程度に切り返せばよいです。

(メール例文)

株式会社○○
○○様

○○大学の○○です。

先日は、内々定をいただきありがとうございました。

本日は、貴社の内々定へのお返事ですが、検討させていただいた結果、辞退したく、ご連絡を差し上げました。
本当に申し訳ございません。

就職活動中には、親身にご相談にご対応くださり、心から感謝しております。
本来であれば、直接伺うべきところ、メールでのご連絡となりますことを何卒ご了承いただきたくお願い申し上げます。

御社のますますのご発展をお祈りしております。
敬具

○○大学
○○

僕の例文だけでは不安なのでいくつか例文がのっているサイトを紹介しておきます。

 

内定について

内々定が出て、その会社に行きます!と返事をした後、書面でのやり取りが行われます。

この書面のやり取りが、俗に言う内定です。

内定時の書面の内容には、基本的には内定書面の取り交わし後は他社に浮気するのは禁止、絶対にその会社に行なければならない的なことが書かれています。

基本的には契約書にある通り、学生側は内定後はその企業に入社する義務があり、企業側もその学生の内定を取り消すことはできません。

しかし、この記事を追記している現在、コロナウイルスの影響で会社の業績が落ち込み、実際に内定した学生の合格を取り消す出来事が相次いでいます。

地方から上京してくる学生からすれば、内定取り消しは非常に深刻な事態です。

もし、内定を取り消されたのが3月の中旬であれば、すでに東京で住むマンションは契約し、そのための家具なども揃えているでしょう。

それらの補填は内定を取り消された企業からもらえず、お金だけは吹っ飛んでいきます。

そこからまた就活をする必要があり、精神的にも肉体的にも辛すぎます。

でも「内定取り消すな!」と抗議してその企業に入社したところで業績も悪いので、雰囲気も待遇も悪く、かなり過酷な環境です、、、。

本当に内定を取り消された学生からすれば、どこにも頼れず八方塞がりです。

今まで生きていて企業側が原因で内定が取り消されることを初めて目の当たりにしているので僕も非常に驚いていますし、こんなことが起こる世の中がくるなんて誰も予想していなかったと思います。

完全に雇用のバランスが崩れたのでここから数年の就活・転職市場は大荒れ模様で、今まで通りの感覚では通用しなくなってきます。

 

実際、内定後に辞退もありえる

基本的には内定を交わした後は他の会社に入社することは禁止されています。

ただ、禁止と暗黙の了解で言われているだけで法律的な拘束はありません。

実際に、僕の周りでも、この内定書面取り交わし後に別会社に浮気したり、やっぱ入社直前になって行く気になれず、入社しないケースもあります。

よろしくないことではあるものの、法には触れないのでギリセーフちゃセーフです。

会社側からしたらたまったもんじゃないですが(笑)。

 

まとめ:内々定と内定では大きく異なる

内々定と内定まとめ

ここまで内々定と内定についてまとめてきました。

この2つには大きな違いがあることを理解いただけましたか?

内々定から内定そして入社まで決断をしなければならない場面が多く訪れますが、じっくり考えて自分にとってベストな選択をしてください。

 

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