この記事はこんな人におすすめ
- 給与について疑問がある人
- 額面から何が引かれて手取りになるのかわからない人
- お金が好きな人
目次
額面と手取りの違いわかりますか?
皆さんは、給料について額面と手取りの違いがわかりますか?
今回は、額面と手取りについて、説明をします。
この額面と手取りですが、社会人になっても額面の金額から何が引かれて、手取りの金額になっているのか、わかっていない人が結構多いんです。
と言うのも、気にするのはいくら手元に入ってくるのかだけで、引かれてる内容なんて見ないわけです。
会社に雇用されていると全部その辺のことは人事や経理の方々があなたの代わりに処理してくれますので、全く気にする機会がないのでしょうがないのですが・・・。
転職時にも役立つ額面と手取りの知識
額面と手取りの違いを知っておけば転職活動の面接などの際に「求人に書かれているこの給与は、額面ですか?手取りですか?」なんて質問もできますので、就職・転職する上でも知っておいて損はないです。
ちなみに基本的に求人情報に書かれている金額は額面です。
実際、給与は入社後に揉める部分でもありますので入社前にクリアしていくためにも非常に大切なことです。
知識がないゆえに入社後に思った給料と異なる!とならないように事前に給料の知識をつけておきましょう。
年俸について
求人情報を見てると、月給○○万円と書かれていることが普通ですが、たまに年俸○○万円と記載があります。
この年俸について少し説明します。
・年俸を12分割した額が毎月支払われます
・賞与は含まれていることはほとんど
・基本的に残業代は別途で支払われる
※ただ、残業代○○万円含むと書かれている場合は含む
額面から引かれる保険と税金
あなたが新卒で会社に入り、初任給をもらうタイミングになったと仮定しましょう。
今の時代は、ほとんどの会社が給与明細を紙ではなく、WEBで給料が閲覧できるような形になっています。
大抵の場合、ID/PWを支給されるのでそれを入力してWEBページへログインして給料明細を確認します。
給料明細にはごちゃごちゃ書いてありますが、覚えておいていただきたいのは、
・住民税
・雇用保険
・厚生年金
・健康保険
・所得税
この5つの項目です。
これらが引かれてない状態が「額面」、引かれたものが「手取り」になります。
これらの金額の計算式があるっちゃあるのですが、かなりややこしいのでもし気になる方はご自身で調べてみてください。
それぞれについて説明していきます。
保険料・税金1:住民税
日本に住んで住所を持ってるだけで取られる税金です。
そんなのおかしいでしょうと僕も思いますが、こればっかりは法律で定められているのでしょうがないです。
この住民税は受け取っている給料の額によって変動します。
給料が高くなれば高くなるほど住民税の支払額も上がっていきます。
保険料・税金2:雇用保険
この雇用保険はもしその会社を退職することになり、再就職をする前の期間、失業手当てをもらうためのものです。
逆にこの雇用保険に加入していなかったら、失業手当てをもらうことはできません。
でも実際のところ、僕も正社員を退職した身なので分かるのですが、失業手当って完全なる失業状態中の期間しかもらえる権利がないので、アルバイトだろうが派遣だろうが何か仕事をしてしまったらその権利は剥奪されてしまいます。
失業手当てをもらうためにもハローワークへ行き、めんどくさい手続きをしなければならず、もらうために審査も必要です。
個人的には、失業手当ていらないので毎月の雇用保険の支払いナシにしてほしいです。
でも、雇用保険の場合、給料20万の人で毎月の支払い600~700円程度なので金額としてはそんなに大きくないですが。
保険料・税金3:厚生年金
次は、厚生年金です。
毎月、支払っておけば、年金として老後にその分返ってきます。
厚生年金は、従業員が半分、会社が半分負担します。
給料20万で毎月の支払いが約15,000円です。
保険料・税金4:健康保険
健康保険は割と有名ではないでしょうか。
この健康保険に入っていれば、病院などに行った際に健康保険証を定時すれば自己負担金が3割程度になります。
給料20万で毎月の支払いが約13,000円です。
ちなみに会社に属さないフリーランス的な働き方をしている人も、会社の健康保険に加入できませんが、国民健康保険に加入できます。
保険料・税金5:所得税
この所得税も納得できないのですが、所得を得た際に発生する税金です。
なんで所得を得たのにそれに対して税金がかかるのでしょうか(笑)
給料20万で毎月の支払いが約3,000円です。
手取りは額面の約80%
額面から保険料や税金が引かれて、手取りがどれくらいになるかと言うと、おおよそな計算になりますが、額面の約80%です。
もし、月の額面給与が100万の場合は、手取り80万ということになります。
これらの保険・税金の5つの項目は正社員雇用されている限りは確実に引かれますし、これらの保険料や年金の金額を調整することはほぼ不可能です。
最近は副業解禁の会社も多いので自分で確定申告をすれば調整可能なのですが、この記事では、正社員雇用されていて一旦自分で確定申告をしないと前提で話をしております。
支払う必要のある保険料・税金
なんでこんなに保険料や税金って高額なんだよ!と思うかもしれませんが、法律で決められているので諦めなければならないのと、徴収した税金を利用して国が公共の施設やサービスを我々国民のために作ってくれているので還元されていると考えましょう。
たまにわけわからん施設を税金で作って、何も使わずに取り壊すなんてニュースが流れますが、このような出来事に対しては我々国民は声を上げていいです。
フリーランスにも支払いの義務あり
たまに、正社員雇用に多くの保険料や税金がかかってくるので、フリーランスは支払いの義務がなくていいなーなんてフリーランスの僕は言われることがあるのですが、これらの保険料や税金は、会社に雇用されずフリーランスになっても結局支払う義務があります。
国民で有る限り支払わない方法はありません。
さらに、フリーランスなどの個人事業主として独立した場合、今まで会社がやってくれていた経理処理や確定申告を自分でしなければなりませんので、かなり手間は増えてしまいます。
まとめ:額面ー(税金&保険料)=手取り
ここまで額面と手取りについてまとめてきました。
今後友達との飲み会で「俺、月々35万もらってる」という人がいれば、それ手取り?額面?と聞いてみてください。
手取りで35万だったら、まあまあ給料もらってると思います。
その金額が額面だった場合は手取りは約30万になります。
保険料や税金を勉強すると、どの程度保険料や税金を支払っている額から年収や月収も算出できてしまいます(笑)
もし額面と手取りを計算したい場合は、下記サイトで額面を入力すれば、手取りを計算することができますので利用してみてください。
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