失業保険を受給するためには月に2回の求職活動実績の提出が必須です。
この実績を作ることが結構大変なのですが、簡単に自分のペースで実績作りができると、最近では転職エージェントのオンラインセミナー受講が人気を集めています。
その中でも利用者数が特に多い大手エージェントであるdodaのオンラインセミナーが便利という声が増えていますが、本当にハローワークに認められるのか、不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では転職のプロ目線で、dodaのオンラインセミナーが求職活動実績として認められるか、認められるとすればどのような流れで参加すれば良いのかを、注意点も含めて特集していきます。
この記事でわかること
dodaのオンラインセミナーは求職活動実績になる?
まずは結論から伝えますね。dodaのオンラインセミナーは求職活動実績として認められます。
セミナーの受講で求職活動実績として認められるのは以下の主催者のものです。
求職活動実績として認められるセミナー事業者
- 独立行政法人
- 高齢・障害・求職者雇用支援機構
- 地方自治体
- 求人情報提供会社
- 新聞社
dodaを運営するパーソルキャリア株式会社は厚生労働省に許可を受けた求職者雇用支援機構に該当します。
そのため、dodaが主催する一定条件を満たしたセミナーに参加し、参加証明書を発行してもらえば求職活動実績としてカウントしてもらえると考えてください。

しかし、リクルートエージェントのセミナーは開催頻度がdodaと比べて多いだけでなく、テーマが豊富ですし、アーカイブ版が掲載される期間も長く、メリットが非常に多いのがその理由です。
求職活動実績のためにオンラインセミナーへの参加を考えている人は、ぜひリクルートエージェントに登録して、セミナーを受講しましょう。
dodaのオンラインセミナーを利用する際に知っておきたいポイント
dodaのオンラインセミナーは求職活動実績になるだけではありません。転職エージェントが開催するセミナーだからこその魅力が詰まっています。
参加を考える場合に知っておきたい基本情報や魅力をここからは伝えていきます。
この順番で1つずつ見ていきましょう。
全国どこでも参加OK!スマホでも視聴可能
dodaのセミナーはすべてオンライン形式で開催されており、全国どこからでも参加可能です。
自宅のパソコンはもちろんのこと、スマートフォンやタブレットからでも視聴できますので、外出先や家事の合間にでも参加できるのが大きな魅力だといえます。
もちろん申し込みや受講もdodaのサイトでの操作のみで完結しますので、ハローワークに出向く必要もありません。
時間を節約しながら実績が作れるのは見逃せないメリットですね。
どんな内容がある?人気セミナーテーマを紹介
dodaでは様々なテーマのオンラインセミナーが開催されています。
ただ求職活動実績になるだけでなく、就活に役立つと特に人気なのは以下の5つのジャンルのセミナーです。
人気のあるセミナー
- 履歴書の書き方講座
- 職務経歴書の書き方セミナー
- 自己分析セミナー
- 面接対策セミナー
- 業界研究・企業研究セミナー
これらのセミナーは、ただ参加して終わりではなく、転職活動にしっかりと役立つ知識やスキルを得ることができます。取りあえず実績を作るだけではなく、企業の選考を突破する力を蓄えることができますよ。

ただし、リクルートエージェントのセミナーはより広いジャンルを取り扱っていて、転職活動の基本から業界特化型まで幅広い選択肢から参加するセミナーを選ぶことが可能です。
また、dodaのオンラインセミナーは実績対象になるものとないものがありますが、リクルートエージェントではすべてのセミナーが実績となるのも大きなメリットです。
リアルタイム配信とアーカイブ視聴はどちらでも実績になる?
dodaのオンラインセミナーは生放送となるリアルタイム配信と、録画を視聴するアーカイブ配信の両方に対応しています。
どちらの利用でも、求職活動実績として認められますので安心してください。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
求職活動実績として認められる条件
求職活動として認められないセミナーも開催されていることには特に注意してくださいね。
また、ただ受けるだけでなく、テストへの回答が必要ですので、忘れないようにしましょう。

対してリクルートエージェントのアーカイブ版のセミナーはかなりの長期間視聴が可能です。アーカイブ版の選択肢が多いと、例えば求職活動実績がないまま失業保険の認定日前日を迎えたとしても、すぐに複数のセミナーに参加できますよ。
dodaのオンラインセミナーの参加方法と証明書の出し方
dodaのオンラインセミナーへの参加は決して難しくありません。ただ、求職活動実績として提出するための参加証明書の発行にひと手間が必要で、その点に対しては要注意だと考えておいてください。
セミナーへの参加から失業認定申告書の提出までの流れは以下の通りです
dodaのオンラインセミナーに参加する流れ
- dodaに会員登録&ログイン
- 「求職活動証明書」マーク付きセミナーを探す
- 動画を最後まで視聴し確認テストに回答
- 証明書を保存して失業認定に備える
- 失業認定申告書に記載して提出する
dodaに会員登録した時点で、カウンセリングを待たずともオンラインセミナーに参加可能となります。
ただし、dodaの転職エージェントとしてのサービスとして求人紹介や転職サポートを受けるにはカウンセリングへの参加が必要です。カウンセリングも求職活動実績となりますし、なるべく早く受けるようにしましょう。
なお、重要ポイントとして、セミナー動画は最後まで視聴しなければ参加証明書がもらえないことを覚えておいてください。
また、視聴後にはセミナー内容が問題となる確認テストに答える必要があります。そこまでやって初めて証明書がメールで届きます。

dodaのオンラインセミナーの場合、求職活動の方法は「(イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等」に丸をつけましょう。また、「利用した機関の名称」をdodaではなく「パーソルキャリア株式会社」と正式名称で記載するようにしてください。
求職活動の内容は「セミナー受講:セミナー名」のような形で問題ありません。
dodaのオンラインセミナーを受ける際の注意点
dodaのオンラインセミナーは比較的簡単に求職活動実績とすることができますが、条件を満たさないと求職活動実績として認められないという点に注意が必要です。
既に紹介した情報もありますが、重要ポイントですので振り返りとして掘り下げて伝えていきますね。
証明書が発行されないセミナーもある
dodaのオンラインセミナーには参加証明書が発行されるものと、発行されないものがあります。参加証明書がないと求職活動実績とはなりませんので、必ず求職活動証明書マークがついたセミナーに参加しましょう。
求職活動証明書マークは以下の画像の「dodaオンライン転職教室」の真上にある「求職活動証明書」と書かれた赤い囲み文字です。
時間がないときなどに慌てて参加すると、気づかない内に実績にならないセミナーに参加してしまいがちです。必ず求職活動証明書マークを確認するようにしてくださいね。

幅広いジャンルのセミナーが選択できますので、自分の状況に合わせて受講できるのが嬉しいポイントですね。リクルートエージェントに登録して、ぜひセミナーを受けてみてくださいね。
受講後に確認テストに回答する必要がある
dodaのオンラインセミナーで参加証明書を発行するには、セミナーを最後まで視聴したうえで、確認テストに回答しなければいけません。
途中で離脱したり、テストを受けない場合、証明書が発行されない仕組みになっているので要注意です。
確認テストは動画視聴後にページ内に表示されます。したがって、動画を最後まで観ないとテスト自体を受けられません。
テストに正しく回答すると、登録メールアドレス宛に「doda転職セミナー動画_求職活動証明書」という件名のメールが届きます。このメールが求職活動の証明書になります。必要に応じて印刷をして、ハローワークに提出しましょう。

テストを受ける必要がないので、せっかく参加したのに求職活動実績とならないというミスを避けることができますよ。
同日の受講やセミナー内容が重複すると実績として認められないことがある
月に2回という求職活動実績の条件を満たすために、認定日直前に慌てて2本以上のセミナーを受ける人もいますが、注意が必要です。
というのも、ハローワークによっては同日に参加した複数の求職活動を1回分とカウントする場合があるからです。
また、同じテーマのセミナーを繰り返し受講しても1回分とみなされるケースも多いです。
管轄のハローワークに実績となるかの判断は任せられていますので、あらかじめ担当者に質問するなどして、上記のような形でも求職活動実績扱いされるかは確認しておきましょう。
確実に実績として認められるようにするには、セミナーのテーマや受講日を分けて、計画的に参加することが大切だと考えてくださいね。
dodaのオンラインセミナーに関するよくある質問とその答え
ここまででお伝えした情報のまとめという視点も含め、dodaのオンラインセミナーを求職活動実績とする際によくある質問と答えを紹介していきますね。
dodaのオンラインセミナーって何分くらいですか?
セミナーの内容によって所要時間は異なります。
たとえば、「履歴書の書き方セミナー」は約50分、「職務経歴書の書き方セミナー」は約1時間、「自己分析や面接対策」などを扱うdodaオンライン転職教室は約2時間といった具合です。
各セミナーの詳細ページで「所要時間」が記載されているので、スケジュールに合わせて無理のないものを選びましょう。
聞くだけの参加でも実績になりますか?
質問への回答が求められるセミナーは多くないので、セミナー自体は聞くだけでもオッケーです。ただし、再生するだけでは不十分で、確認テストに正しく回答することが求職活動実績となる必須条件です。
なお、音声を流しながら別の作業をしたりすると、確認テストに正しく答えられない可能性がありますので注意してください。
また、最後までセミナーを視聴していない場合、証明書が発行されないため、必ず最後まで受講するようにしましょう。
視聴中に通信が切れたらどうなりますか?
通信が切れてしまっても再視聴が可能ですので大きな問題はありません。
ただし、セミナーはすべて視聴しないと確認テストが表示されず、証明書も発行されないので注意が必要です。
もし途中で通信が切れてしまった場合、dodaにログインして再度セミナーを開き、切れた箇所から最後まで視聴しなおすようにしましょう。
スマホだけでも参加できますか?
はい、dodaのオンラインセミナーはスマートフォンだけでも問題なく参加できます。
dodaが提供するセミナー動画は、スマホ・タブレット・パソコンいずれでも視聴可能な形式で配信されています。スマホからの視聴でも、セミナーの最後まで再生し、確認テストに回答すれば、きちんと参加証明書が発行されるので安心してください。
ただし、スマホの画面サイズや通信環境によっては見づらくなったり、読み込みの遅延が発生することもあるため、可能であればWi-Fi接続やイヤホンの利用をおすすめします。外出先でも参加できますが、途中で通信が途切れないように注意しておくとスムーズですよ。
確認テストを間違えても大丈夫でしょうか?
よほど間違えすぎない限りは大丈夫です。回答すること自体が証明条件になっているため、満点である必要はありません。
dodaの確認テストは、セミナー内容を簡単に振り返る内容が中心で、数問〜10問程度が用意されています。正解率よりも「最後まで視聴した上で、きちんとテストに答えたか」が証明書発行の判断基準になります。気負わずに落ち着いて回答すれば問題ありませんよ。
どのセミナーが一番早く終わりますか?
dodaの所要時間が短いセミナーは、約30分〜50分程度の「履歴書の書き方セミナー」などの基本講座です。
セミナーごとに時間は異なりますが、比較的短時間で終わるのは「履歴書」や「応募書類の書き方」など、初歩的なテーマを扱ったものです。反対に、「自己分析講座」や「dodaオンライン転職教室」は内容が充実している分、1時間半〜2時間程度かかることが多いです。
「すぐに1回分の実績を作りたい」「認定日前で時間がない」という人は、所要時間が短めのセミナーを選ぶと効率的ですよ。dodaのオンラインセミナーページには各講座の目安時間が明記されていますので、参加前に確認しておきましょう。
証明書はPDF形式でOKでしょうか?紙で提出すべきですか?
dodaのオンラインセミナーの参加証明書はPDFファイルで発行されますが、ハローワークに提出する際は紙で印刷して持っていくのが基本だと考えてください。
地域によってはPDFデータのまま提出できるケースもありますが、トラブル防止のために印刷して持参するのが確実です。
自宅で印刷できない人は、コンビニのネットプリントで印刷することができますよ。
セミナー後に証明書が届かない場合はどうすればいいですか?
証明書が届かない場合、まずは迷惑メールフォルダを確認してください。
それでも見つからない場合は、dodaのサポートに問い合わせをして再発行してもらいましょう。
なお、dodaのオンラインセミナーの参加証明書は受講後に登録済みメールアドレス宛に送られます。動画をすべて視聴し、確認テストに正しく回答していないと発行されないため、視聴状況やテスト回答に問題がなかったかも再確認することが大切です。
認定日に間に合うように余裕を持って行動してくださいね。
dodaに登録していないとセミナーに参加できないですか?
はい、dodaのオンラインセミナーを利用するには無料の会員登録が必須です。
会員登録をすることで、初めてセミナーの視聴申し込みができるようになります。登録していない状態ではセミナーの内容は確認できても、参加することはできません。
メールアドレスと基本的な情報だけで簡単に登録できますので、参加予定がある人は事前にアカウントを作成しておくのがおすすめです。
求職活動実績作りならdodaよりもリクルートエージェントのオンラインセミナーがおすすめ
dodaのオンラインセミナーでは効率的に求職活動実績を積むことができます。ただ、一部のセミナーでは参加証明書が発行されなかったり、受講テーマが限られてしまうことがあります。
より確実に求職活動実績としつつ、幅広いテーマのセミナーを受講したい人は、リクルートエージェントのオンラインセミナーの活用がおすすめです。
比較ポイント | リクルートエージェント | doda |
---|---|---|
開催頻度とセミナーテーマの種類 | 週に複数回の開催で、業界特化型から基本テーマまでジャンルが多彩 | 開催頻度がやや少なく、実績となるテーマは限定的で基本テーマが多い |
アーカイブ版の視聴期間の長さ | アーカイブの保存期間が長く、いつでも視聴可能 | アーカイブは1週間程度の保存 |
証明手続きの手軽さ | 参加後のお礼メールを参加証明書とできる | セミナー受講後に確認テストを受ける必要がある |
この表のように、リクルートエージェントのオンラインセミナーを利用すれば、より簡単に求職活動実績を作ることができます。

また、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削サービスなど、大手ならではの質の高いサポートをしてくれますので、安心かつ効率的に就職活動をすることができますよ。
ぜひリクルートエージェントに登録して、理想の企業への就職を目指していきましょう。