採用担当が教える!転職時のZoom面接で知っておくべきポイントとは?

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猛暑も相まって屋外ではマスク不要の論調が増え始め、世の中が元に戻りつつある感覚が出てきましたよね。

ですが、一度テレワークのメリットを知った人々は簡単には出社ありきの生活には戻れないようです。

コロナ前はぎゅうぎゅう詰めの満員電車で憂鬱な通勤時間を過ごしていたことを考えると、Zoomがあれば社内の連携も社外との打ち合わせもできることが分かった今、わざわざ元のやり方に戻すなんて…!と思うのは当然ですね。

ということで転職業界でもまだまだZoom面接が採用されています。

最終面接では対面でお会いして雰囲気を知りたいというパターンも多いですが、最初の顔合わせや一次面接はZoomで行う企業が多いというのが某メーカーで採用担当をしている私の肌感覚です。

そこでこの記事では、転職者がZoom面接を受けるうえで知っておいてほしいことを採用担当目線でお伝えします。

 

Zoomの転職面接で伝わりやすいこと

皆さんはZoom面接と聞くと「得意!」と思いますか。

それとも「苦手…」と感じますか?

面接そのものが苦手という人はともかく、オンラインという特殊な状況での面接が苦手な方はぜひ読んでください。

伝わりやすいことと伝わりにくいことが分かっていれば対策も立てやすいですよね。

まずは、伝わりやすいことから見ていきます。

伝わりやすいこと1:身なり、清潔感

これは当然ですね。

肩にほこりがついているところやヒールが剥げているところまでは見えないかもしれませんが、空気感が伝わりにくいZoom面接ではあなたの印象として視覚情報が占める割合が上がります。

基本としてヘアスタイルや襟、袖などはきちんと整えておきましょう。相手がラフな雰囲気でも構わないという企業なら別ですが、あなたが「ちょっとくらいぼさぼさでも目立たないだろう…」という考えで手を抜いているのであれば、「意外と見えてますよ」とお答えします。

ご自身がノートパソコンやスマートフォンを使用していても、相手側はあなたの顔を大きなモニターに映している場合もあるんですよ!

面接官が3名以上いる場合は特にその傾向が強いです。

できるかぎり整った自分で、そして照明も明るくして臨んでくださいね。それだけで見え方が格段に良くなります。

そして良く聞く失敗談としては、上半身しか見えないだろうと思っていたら面接中に突然「ちょっと立ってみて」と言われて慌てた、なんていうエピソード。

リモートワークの普及に伴って、上半身だけがビジネス仕様で下半身は部屋着仕様という面白ウェアが登場するくらい、“上半身だけ”きちんとするスタイルも普及しました。

当然、採用担当もそのことは知っています。

そこに意地悪な意思があるのか、はたまたただのアイスブレイクなのかはその人次第ですが、「ちょっと立ってみて」は意外とある会話のようなので面接時くらいは面倒がらずに上下しっかり着用しておきましょう。

伝わりやすいこと2:伝え方

話の内容ではなく、話の伝え方です。

視覚情報と同じくらいあなたの印象を左右するでしょう。

大声で話す必要はありませんが、もたもた話すとノイズなのか何なのか分かりづらくなってしまう恐れも。

聞き取りやすく端的に話すことを心がけられるとベストです。

また、せっかくのZoomという利点を活かしてPowerPointなどの資料を用意するのも手です。

対面の面接では紙資料を相手の人数分用意して配布して…となるとなかなか手間がかかりますが、Zoomの画面共有機能なら共有ボタンを押せば一発。

あなたが資料作成を得意としているのであれば、そのままスキルのPRにもなっていいこと尽くし。

資料共有の操作でもたつくことがないように事前チェックをしておくとよいですね。

ときどき共有に失敗して散らかったデスクトップやPowerPointのノート部分(台本のようなもの)が映し出されたまま喋ってしまう…なんてことも見かけます。

採用担当としてはそのくらいは気にしませんが、自分としては途中で気づいたときにすごく恥ずかしい思いをするかもしれません(笑)

ここからは逆にZoomだと伝わりにくいことを挙げていきます。

 

Zoomの転職面接で伝わりにくいこと

次に、Zoom面接で伝わりにくいことです。

伝わりにくいこと1:熱意

熱い想いを語り過ぎて思わず採用担当の手を握る…なんてことは対面の面接でもなかなかやらないと思いますが、Zoom面接ではことさら伝わりにくくなるのが熱意です。

採用担当としても、画面対画面だとなんだかお互いバーチャルな存在に見えてきて、話していてもどこか熱が入りづらい気がするんです…。

しかも皆さん面接の練習をばっちりされてくるので、余計に淡々とした印象が強くなってしまいます。

話し始めた時のちょっと探り探り話を進めていくあの感じが結構長いんですよね(笑)

なので、志望動機を語る際はいつもの感覚よりも少し大げさに伝えることをお勧めします。

声に抑揚を付けたり、身振り手振りを入れたり、採用担当が感動するようなエピソードを挟んでみたり…。

やりやすい方法で、熱意を伝える工夫をしてみてください。

「学生はパソコン画面の上にカンペを貼って、それを読んでる」なんてうわさもよく聞きます。

賢いなあとは思いますが、カンペでは間違いなく熱意は伝わりません。

暑苦しく語る必要はありませんが、「話すのが上手」だけでは訴えかけるものが弱いのも事実です。

なんせ、そのテクニックを使っちゃえばみんな上手ですから。

伝わりにくいこと2:会社の雰囲気

最後は、自分が伝えるものではなく相手(企業側)から伝わるものを選んでみました。

面接は受ける側が一方的に評価されるものではなく受ける側が雇う側を評価する場でもあるからです。

昇給や休暇などWebで得られる情報だけではなく、働く会社の雰囲気そのものは面接で感じることが大切。

Zoom面接の後に企業に直接赴く機会もあるかもしれませんが、分かるものならできるだけ事前に感じ取っておきたいですよね。

ただし、残念ながら雰囲気という曖昧なものは就職の決め手になりうるのに感じ取るのが難しいものでもあります、画面越しであればなおさら。

それでも、1つだけアドバイスするなら、もし相手側が複数で参加している場合、その人たちの会話を見てみてください。

男女で上下関係ができていないか、年齢差があっても気さくに話しているか、どの人がタイムキーパーをしているかなど、画面越しの観察でも意外と見えてくることはあるものです。

ご自身が臨んでいる雰囲気に合っているかどうかが見えてくるでしょう。

 

Zoomの転職面接で気をつけること

次にZoomの面接ではどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。

気をつけること1:ネット環境

これは、もうマストです。

ネット環境が悪かったら、面接にならないので、ここは最低限クリアしておきましょう。

テレワークなどを行う際にも確実に必要になってきますので、自宅のネット環境は整えておきましょう。

ネットが原因で面接が頓挫して、落ちたらもったいなすぎます。

気をつけること2:雑音を入れない

Zoom面接の場所は、静かなところを選びましょう。

できれば自宅をおすすめします。

自宅で行う場合は、宅配などのインターフォンが急に鳴るのが心配くらいでしょうか。

できれば、面接の時間はお届けモノが来ないように工夫しましょう。

カフェなど周りに人がいる場はお勧めできません。

誰かが近くを通るたびに目線が移動したり、影が動いたりして意外と相手側も気が散りますし、面接となると採用条件など込み入った話になる場合もあります。

またカフェは何より人の声やBGMなど障害物が多いので絶対NGと言ってもいいくらいです。

気をつけること3:背景に気を遣う

Zoom面接時は、背景にも気を配ってくださいね。

自宅から受ける場合、やはり自分の部屋というのはその人の性格を映し出していると考えられています。

あまりにも部屋が汚いとイメージも悪くなってしまうことも、、、。

自宅の背景に自信がない人は、背景をぼかす機能やバーチャル背景も使っちゃいましょう。

こういう機能を使っているからと言って印象がマイナスになることはありません。

 

まとめ:Zoomの転職面接を攻略しましょう

転職時のZoom面接で伝わりやすいことと伝わりにくいことを採用担当目線でお話しました。

あなたのZoom面接対策に役立てれば幸いです。

ちなみに「Zoom」というシステムをつくりだした人物のことをご存じですか?

エリック・ヤンという中国系アメリカ人の実業家の方で、Zoomのおかげで今は億万長者となっているそうです。

そんなヤンさんですが、Zoomをつくろうと思い立ったのは電車で10時間かかる場所で暮らしている恋人ともっと気軽にやり取りできるツールがあったらいいのにな…という動機から。

こんなに凄いソフトウェアを開発してしまう人が、その動機がこんなに人情味にあふれているなんて素敵ですよね。

そんなZoomですから、遠く離れていても“想い”を伝えるのに最適なツールなんです。

ぜひ、あなたの企業への想いを、Zoom面接を攻略して伝えてみてください。

 

キャリア図鑑編集部
執筆者 キャリア図鑑編集部

キャリア図鑑編集部は、「アルバイト・パート」「スキマバイト」「派遣」「フリーランス」といった会社に縛られない働き方をしたい皆様向けに、役立つ情報発信をしています。最新のトレンドを追いかけ、一次情報に基づいた正確なデータを重視。理論だけでなく、読者の皆様がすぐに実践できる具体的なノウハウや事例を、分かりやすく解説することにこだわっています。確かな情報で、あなたの「働き方」をサポートします。

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