この記事はこんな人におすすめ
- 就職や転職を考えている人
- ハローワークについて知識がない人
- ハローワークの利用を検討している人
今回はハローワーク経由の就職・転職について言及していきます。
基本的にはハローワークを就職・転職で使うな!という内容になっていますので、もしハローワーク信者の方がいればごめんなさい。
目次
僕の周りでハローワーク経由で就職・転職している人はいない
まず、僕の周りでハローワーク経由で就職・転職している人を見たことがないです。
僕の周りの人のスペックは、そこそこの4年制大学を卒業して上京している人ばかりなので彼らにとっては「ハローワーク?それ何?なんで使うの?」くらいの感覚です。
なんか上から目線だな、と感じる人もいるかと存じますが本当にハローワークで就職・転職するなんて微塵も頭にないのを分かっていただきたいです。
しかし、twitterやニュースを見るとまだまだハローワークで就職・転職しようと思っている人が意外といてこの記事を書くに至りました。
僕が人材会社出身なこともあり、周りから就職・転職の相談を受けることもあるのですが、ハローワーク経由の就職・転職は辞めとけと常々言っています。
具体的な理由については後ほど触れますのでお待ちください。
ハローワークってなに?
まずそもそもハローワークとはどのような処なのでしょうか?
公共職業安定所(こうきょうしょくぎょうあんていじょ)とは、職業安定組織の構成に関する条約(国際労働機関条約第88号)(日本:1954年批准、昭和29年条約第19号)[1]に基づき加盟国に設置される公的職業安定組織(英:Public employment service)が運営する職業紹介所である。日本においては、厚生労働省設置法第23条に基づき設置される公共職業安定所(ハローワーク、英語: Public Employment Security Office)が該当する(本項解説)。「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関。略称は職安(しょくあん)、愛称はハローワーク[2]。本項目では、法令に関連する部分以外では「ハローワーク」の名称を使用する。
by wikipedia
wikipediaに書かれている内容が難しいですね・・・。
まあ、国が設置した職業案内センターとでも言いましょうか。
昔の人はハローワークのことを職安って言いますね。
ハローワークに行けば、就職や転職の相談ができ、求人を紹介してもらうことができます。
ハローワークは、国の機関なので転職相談は完全無料です。
ハローワークを就職・転職で利用している人の声
実際にハローワークを就職・転職で利用している人の呟きをみてみましょう。
ハローワーク就職・転職利用者1
マイナビ転職さんに登録はしたものの、スカウトが来るのは違う業界ばかりで長距離ドライバーの会社さんは過去に1件来たかどうかです。ハローワークさんで探してもなかなか見つからないので、専門の募集サイトをチェックするしかないですね。今すぐの転職ではないので、チャンスを逃してしまいます。
— K.TAKA(フォークリフト・大型1種自動車免許持ち) (@kameoffcourse) August 5, 2020
ハローワーク就職・転職利用者2
地方だとエージェントや転職サイトがほぼほぼ機能していなくて、つまるところハローワークしかない。
今までやってきた仕事は全てハローワークから。— まだまだ転職活動中 (@3GNwbEJfvnqxeUd) July 31, 2020
ハローワーク就職・転職利用者3
ハローワークでも仕事探した方がいいのかな?転職サイトをメインで使ってたから職場の雰囲気とか写真が見られないの不安に感じるようになっちゃったよ。
— てん子 (@10shoku4tai) August 4, 2020
ハローワーク就職・転職利用者4
失業保険のためハローワーク行ったけど、ハローワークにある求人が一人暮らし都心で生きていけるようなものがなくて、、、絶望した、、、
— ジャガイモちゃん@外資に就職したい (@GfLU251XdDfw4Er) December 22, 2020
地方は就職・転職サイトやエージェントが発達しておらず、ハローワークの利用が一般的なのには驚きました。
意外とハローワークを利用しようとしている人・利用している人がいることもわかりました。
利用者の層としては高卒やフリーター、地方に住んでいる方、年齢が高い方が当てはまるのではないでしょうか。
ハローワークを利用して就職・転職する人
どのような人が就職や転職でハローワークを利用するのか、考えました。
・地方に在住
・地方で働きたい
・高卒の方
・フリーターの方
順にみていきましょう。
ハローワークを就職・転職で利用する人1:地方に在住
地方に住んでいる人は就職・転職の情報が行き届かず、ハローワークしか就職・転職の手段がないと思っている人もいるかもしれません。
実際は大手人材会社が地方にも拠点を構え、サービスを展開していたり、拠点を構えてなくても地方求人を扱っています。
また面談サービスなどもオンラインを通して行うことが可能なので、現在は拠点の有無はほとんど関係ありません。
東京や大阪などの都心部しかそのようなサービスはないんでしょ、と諦めないでください。
ハローワークを就職・転職で利用する人2:地方に働きたい
地方で、就職・転職をしたいと考えた際、大手の就活ナビサイトには都会ほど地方の新卒求人案件は掲載されていません。
そこで、大手の人材サービスを避けて、地元の就職や転職をサポートしてくれそうな地元にあるハローワークの利用を考えるのかもしれません。
ハローワークを就職・転職で利用する人3:職歴や学歴が弱い
正直、大卒以上でハローワークを利用する人はいないと感じます。
大卒以上であれば、多くの人は就活を経験し、実際に人材サービスを利用します。
それが普通なので、転職時にもどこかの人材サービスを利用するのが当たり前の感覚です。
ただ、高卒でどこかの企業に就職するとなると、学校からの推薦企業やツテで地元の企業に入社することも多いです。
そうなると、人材サービスに触れる機会もなく、情報不足のまま就職・転職活動に臨んだ結果、ハローワークに行き着く可能性は高いです。
ハローワークを就職・転職で利用する人3:人材サービスで上手くいかなかった
今の日本において、主な就職・転職方法は、人材サービスです。
就職・転職サイトで何社か応募したけど、全然受からなかった・・・
面談に行ったけど、全然求人を紹介してもらえなかった・・・
などの経験がある人がしょうがなく、ハローワークを利用するケースはあるかもしれません。
ここで私が言いたいのは、適切な就職・転職サイトやエージェントを利用しましたか?という点です。
闇雲に利用してもダメで、自分に合うモノを選ぶことが大切です。
後ほど、いくつかおすすめのサービスを紹介しますので、利用を検討してみてください。
ハローワークでの就職・転職を避けるべき理由
元人材会社の私が、ハローワークを就職・転職で利用すべきでない理由について述べます。
・転職してもすぐ辞めてしまう
・転職のプロではない
・周りで利用した話を聞いたことがない
順にみていきましょう。
ハローワーク就職・転職NG理由1:転職してもすぐ辞めてしまう
1つ目は、ハローワーク経由で転職しても、辞めてしまう人が非常に多いからです。
1ヶ月前にニュースで貧困に陥ってる男性が「働く気持ちはあるんですよ。だから、ハローワークも行くんです。でもハローワークで紹介される求人がブラック企業ばかりなんですよ。実際、ハローワーク経由で転職したこともありますが1ヶ月もちませんでした。」と言っていました。
「この男性が悪いんじゃね?」と感じる人もいるかもしれませんが、この男性が言うことは本当で、ハローワークで出される求人のほとんどがブラック企業です。
雇用条件も法律すれすれの企業が多いですし、ハローワークのwikipediaに「国民に安定した雇用機会を提供すること」とありますが安定なんてないです。
本当にハローワークはブラック求人ばかりなの?と感じる人もいるでしょう。
もし興味があれば、実際にハローワークにどのような求人が掲載されているのか調べたハローワークがブラック求人ばかりなのか実際に検証してみたをご覧ください。
ハローワーク就職・転職NG理由2:転職のプロではない
2つ目は、ハローワーク職員は、転職のプロではないからです。
これは推測ですが、ハローワークって国の管轄なので、ハローワーク職員の給料って国からの支給です。
そのため、民間企業のように会社の売り上げが悪いと自分の給料事情に影響が出るわけでもないし、ノルマなどもないので本当に仕事に熱が入るのか微妙です。
民間の人材会社の人間が、売り上げやノルマを気にすることで転職希望者にとってマイナス働く場合ももちろんありますが、ハローワークのように何もないのもちょっと怖いと感じます。
さらに、ハローワークの職員は、民間の人材会社社員のように「人の仕事の手助けをしたい!」という意志を持って仕事をしているわけではないので気持ちの差はあるのではないでしょうか。
ハローワーク職員は、転職のプロではないので、転職に関する知識量も心配な点として、挙げられます。
ハローワーク就職・転職NG理由3:周りで利用した話を聞いたことがない
3つ目は、周りでハローワークを利用して、就職・転職をしたという話を聞いたことがないからです。
冒頭でも触れましたが僕は平均的な大学を卒業し、東京で就職したわけですが、僕の周りでハローワークで転職・就職した人は誰1人いません。
東京で働いている人間からするとハローワークで求人を探そうなど微塵を思っていないのです。
さらに、東京にきて、数社で人事も兼任したことがありますが、採用の際、ハローワークに掲載しよう!となったことがありません。
それほどに都会におけるハローワークの知名度は低いです。
ハローワーク就職・転職NG理由4:日本の就活サービスは利用料無料
たまに民間人材サービスが有料だと勘違いしている人がいますが、1部を除いてほとんどが利用料無料です。
利用者は無料ですが、求人を掲載する企業は掲載料がかかります。
対して、ハローワークは企業がハローワークに掲載するのに1円もかかりません。
採用費に1円もかけない企業が優良な企業なことがあるでしょうか?
このような企業側の掲載や採用の仕組みも理解しておくと就活などの際も役立ちます。
ハローワークにブラック求人が多くなる理由
なぜ、ハローワークにブラックな求人が多くなるのでしょうか。
大きな理由は、企業側が求人を無料で掲載できることでしょう。
何社か正社員や業務委託も含め、僕自身転職・就職経験がありますが、ハローワークに求人出してる企業は1つもありませんでした。
さらに言うと、ハローワークに求人出そうかな?と考えていることすら聞いたことがないです。
言い方悪いですが、かなり低レベルの企業しかハローワークに求人を出してない気がします。
本当にいい人を採用したければ企業側もそれなりの採用費かけます。
そこの採用費をケチって、ハローワークに求人出してるような企業はブラック確定です。
ちなみに各人材会社が運営している求人サイトや転職エージェントは、利用者は無料ですが、企業からお金をもらっています。
ハローワークはダメ!おすすめの就職・転職方法
ハローワークを使わずに、就職・転職するにはどのような手段があるでしょうか。
ここでは、大学を卒業して、それなりの企業に勤める人が、利用する就職・転職方法は挙げません。
ハローワークを利用する可能性の高い中卒また高卒、フリーターの就職・転職を想定して書きます。
・派遣会社に登録して派遣雇用
・中卒・高卒・フリーターに特化した転職サービスの利用
順にみていきましょう。
おすすめの方法1:派遣会社に登録して派遣雇用
1つ目は、派遣会社に登録し、派遣社員として働くことです。
これは僕の考えですが、ハローワーク経由で求人に応募して正社員で転職・就職するくらいなら、有名な人材派遣会社を利用して、そこで紹介された企業で派遣として働きますね。
今、派遣の需要もすごく高く、給料も相当いいので、ハローワーク経由でわけのわからんブラック企業に就職するより、よっぽど、そこそこホワイトな企業で派遣として働いた方がいいです。
東京であれば、一般事務職の派遣でも、時給1500円〜程度は全然ありますし、派遣会社によっては独自の福利厚生を用意しており、正社員に近い形で働くことも可能です。
派遣社員として着実に実績を積めば、派遣からの正社員雇用への切り替えも狙えます。
おすすめの方法2:中卒・高卒・フリーターに特化した就職・転職サービスの利用
2つ目は、特化した就職・転職サービスを利用することです。
現在、中卒や高卒、フリーターに特化した就職・転職サービスがどんどん出てきています。
それらを利用することで、就職・転職の成功率も確実に上がりますし、手厚いサポートを受けられるでしょう。
ハローワークの就職・転職はダメ!おすすめの派遣サイト
おすすめの派遣サイトを紹介しますので参考にしてください。
派遣サイトは基本的に学歴や職歴不問の求人ばかりです。
ここで紹介するサイトは全て利用料無料です。
・テンプスタッフ
・リクナビ派遣
順にみていきましょう。
おすすめの派遣サイト1:テンプスタッフ
1つ目はテンプスタッフです。
扱っている求人は業界でもかなり豊富で、常時4~5万件が掲載されています。
全国各地の求人を抱えているので、地方で働きたい人にもおすすめです。
派遣サイトなので、基本は女性向けの求人が多いです。
・事務
・カスタマーサポート
・受付
このあたりがメインの職種になります。
おすすめの派遣サイト2:リクナビ派遣
2つ目はリクナビ派遣です。
リクルートが運営する派遣サイトです。
全体の求人数は12,000件程度とテンプスタッフより少ないのですが、
オフィスワーク系の求人以外に、
・広報
・企画
・マーケティング
・WEBデザイナー
・ITサポート
・人事
など幅広い職種が掲載されています。
ハローワークはダメ!おすすめの就職・転職サイト
おすすめの就職・転職サイトを紹介しますので参考にしてください。
ここで紹介するサイトは全て利用料無料です。
・はたらいく
・doda転職
順にみていきましょう。
おすすめの就職・転職サイト1:はたらいく
1つ目は、はたらいくです。
リクルートが運営する地方密着型の転職サイトです。
大手の転職サイトは求人数は多いもののの、求人のほとんどが都心部に集中しています。
そのため、地方求人はかなり少なく、あったとしても大手企業の地方支社の募集が多いです。
はたらいくは、全国的に有名な企業の掲載はありませんが、地方で根強く活動している企業がメインで掲載されています。
掲載されている8~9割学歴不問なので、学歴や職歴に不安のある人も安心して応募できます。
おすすめの就職・転職サイト2:doda転職
2つ目は、doda転職です。
リクルートやマイナビと並び、大手転職サイトの1つに数えられることが多いです。
このdodaを含む大手転職サイトに掲載されている求人は応募資格に大卒以上と書かれているモノも正直少なくありません。
ただ、dodaは大手の中では、営業職やエンジニア職であれば、学歴不問の求人も存在するので、中卒や高卒、フリーターでも20代前半の場合は、採用してもらえる可能性は全然あります。
個人的にはエンジニア職は需要も高く、学歴や職歴ではなく、実力で勝負できる世界なのでおすすめします。
ハローワークはダメ!おすすめの就職・転職エージェント
おすすめの就職・転職エージェントを紹介しますので参考にしてください。
ここで紹介するサイトは全て利用料無料です。
・ハタラクティブ
・就職shop
・DYM就職
・キャリアスタート
おすすめの就職・転職エージェント1:ハタラクティブ
1つ目はハタラクティブです。
中卒や高卒、フリーターなどに特化した転職サイトです。
実際にハタラクティブで転職成功させた人の経歴を見ると、
・ホスト
・コンビニバイト
・アパレル店バイト
・ラーメン屋バイト
などから正社員に転職しています。
おすすめの就職・転職エージェント2:就職shop
2つ目は就職shopです。
リクルートが運営している20代を対象にした転職エージェントです。
全ての求人が未経験OKになっており、既卒、フリーター、新卒、第二新卒、高卒、中卒から正社員転職に成功した方が多数います。
ブラック企業の排除に努めており、紹介する企業は全て直接訪問しており、問題ないかをチェックしています。
さらに、大きなメリットとして書類選考なしの面接からスタートできます。
おすすめの就職・転職エージェント3:DYM就職
3つ目はDYM就職です。
このサイトも第2新卒、既卒、フリーターが対象で、そのような方々に正社員求人を紹介しています。
今までに5000人以上の転職希望者を支援し、就職率は96%を超えています。
さらにほとんどの企業で書類選考がカットされ、面接からスタートすることができます。
おすすめの就職・転職エージェント4:キャリアスタート
3つ目はキャリアスタートです。
20代の未経験・フリーター・第二新卒 ・高卒、大学中退者の就職支援に強み持っています。
書類選考や面接もサポートしてくれますし、内定率は86%、定着率は92%と良い数字を叩き出しおり、利用者の82%がサービスに満足している
未経験OK求人が多数あるので、自分にはスキルや経験がない、、、と悩む人にもオススメです。
まとめ:ハローワークを転職手段から消そう
ここまで読んでいただいた人は、ハローワーク経由で転職することは危険だと認識いただけたら嬉しいです。
この記事を読んでも、ハローワーク経由で転職したい!と言うのであれば否定はしませんし、私が知らないだけでハローワークでの転職成功例もあるかも知れません。
ただ、私の意見としては、あなたの転職手段からハローワークを消して欲しいです。
民間の人材サービス経由での転職を強くおすすめします。
今回紹介した派遣サイト、転職サイト、転職エージェントを是非1度利用してみてください。