
「家にいながら簡単に実績を作れるって本当?」
結論を述べると、転職エージェントのオンラインセミナーや求人応募、職業相談などを活用すれば、自宅にいながら手軽に求職活動実績を作れますよ。
本記事では、失業保険の受給に必要な求職活動実績を今すぐ簡単に作る裏ワザ・方法を紹介します。
実績として認められないケースや裏ワザを使う際の注意点などもあわせて解説するので、手軽に求職活動実績を作れる方法を探している人はぜひ最後まで読んでみてください。
求職活動実績は失業保険の受給のために必要
失業保険を受給するためには、失業認定日に一定回数以上の「求職活動実績」を提出する必要があります。
求職活動実績とは、再就職に向けた求職活動をおこなっていることを証明する活動記録を指します。
ハローワークにより認められている活動のみが求職活動実績の対象となり、個人の判断で仕事探しをしているだけでは実績にはカウントされません。
裏ワザや効率的に実績を作る方法もありますが、必要な条件を理解をしていなければ受給資格を失う可能性もあるので注意が必要です。

受給に必要となる求職活動実績の回数・条件
求職活動実績は受給に必要となる回数が定められており、原則として前回の認定日から次回の認定日の前日までの4週間(28日間)に最低2回以上の活動をおこなう必要があります。
ただし「自己都合退職」か「会社都合退職」かにより、必要となる求職活動実績の回数が異なります。
初回認定日と2回目以降の認定日に必要な求職活動実績の回数、自己都合退職と会社都合退職の特徴をまとめました。
初回認定日 | 2回目以降の認定日 | |
---|---|---|
自己都合退職 | 最低2回以上 | 最低2回以上 |
会社都合退職 | 最低1回以上 | 最低2回以上 |
主な例 | |
---|---|
自己都合退職 | ・結婚や子育て ・転居 ・キャリアアップのための転職 ・家族の介護や家庭の事情 ・懲戒解雇 など |
会社都合退職 | ・会社の倒産 ・経営難によるリストラ ・不当な給与カット未払い ・ハラスメントによる精神的苦痛 ・希望退職制度の利用 など |
初回認定日までに自己都合退職は最低2回以上、会社都合退職は最低1回以上の求職活動実績が必要となります。

つまり、初回認定日は「自己都合退職」は説明会の参加を含めて最低あと1回の実績が必要、「会社都合退職」は説明会参加の1回で基準をクリアできるので追加の実績は不要となります。
2回目以降の認定日は、原則どちらも最低2回以上の実績が必要となる仕組みです。

求職活動実績を今すぐ簡単に作る裏ワザ3選
求職活動実績を手っ取り早く作れる裏ワザ的な方法を3つ紹介します。
求職活動実績を作る裏ワザ3選
3つともハローワークに行かずに実績を作れる方法なので、自宅にいながら手軽に実績作りをしたい人は必見です。
順番に詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
民間事業者のセミナー・講習・合同説明会に参加する
求職活動実績を作る裏ワザの1つ目は、厚生労働省からの許可または届出のある民間事業者が開催しているセミナー・講習・合同説明会への参加です。
民間事業者は、主にリクルートエージェントなどの転職エージェントや派遣事業者を指します。

不安な場合は、事前にハローワークの担当者に確認しておきましょう。
転職エージェントが定期的に実施しているオンラインセミナーも対象となるので、自宅にいながら手軽に求職活動実績を作りたい人におすすめの方法です。
民間事業者のセミナー・講習・合同説明会に参加して求職活動実績を作る際は、以下の点に留意しておきましょう。
注意ポイント
- 求職活動実績として認められるのは求職に関わる内容のみ
- 参加証明書を残しておく
※ない場合は参加確認・完了時のメールを残しておく - 企業説明会に参加する場合は個別相談ができるものを選ぶ

スキマ時間に自宅から実績を作れるだけでなく、その後の再就職先探しも効率的に進められるので一石二鳥ですよ。
転職サイト・エージェントで求人に応募する
転職サイト・エージェント経由での求人応募は、スピーディに求職活動実績を作りたい人にうってつけの方法です。
スマートフォン1つで24時間いつでもどこでも完結でき、1回の応募で1つの求職活動実績を獲得できます。
また、求人を辞退したり、選考に落ちてしまったりしても実績が無効になることはありません。
失業認定日の前日に実績が足りなくて急いで作りたい人は、ぜひ転職サイト・エージェントの求人応募を活用してみてください。

不正受給とみなされて失業保険の支給停止や全額返還、場合によっては財産の差し押さえを受けるケースもあるので要注意です。
転職エージェントで職業相談を受ける
「求職活動実績を作りたいけど、求人応募まで踏み出すのはまだ不安……」という方には、転職エージェントでの職業相談がおすすめです。
転職エージェントでキャリアカウンセリングを受けるだけでも、1回の求職活動実績としてカウントされます。
大手エージェントの多くは基本的にオンライン面談に対応しており、自宅にいながら短時間で手軽に求職活動実績を獲得できます。
同じ職業相談でもハローワークは現地に足を運ぶ必要がありますが、転職エージェントなら移動の手間も時間もかかりません。

特に初回面談は丁寧にヒアリングしてくれることが多く、無理に求人応募を勧められる心配もないので、ぜひ気軽に利用してみてください。
求職活動実績を作る際の基本的な方法5選
裏ワザ的な方法も便利ですが、オーソドックスなやり方で求職活動実績を着実に獲得していくなら以下の方法も押さえておきましょう。
求職活動実績を作る方法5選
ハローワークを通じた活動は書類上の証明がスムーズで、認定の対象になりやすいのが特徴です。
順番に詳しく解説するので、ぜひ実績作りの参考にしてみてください。
ハローワークの雇用保険受給説明会へ参加する
ハローワークが開催している「雇用保険受給説明会」に出席すれば、1回分の求職活動実績を獲得可能です。
失業保険を受給する全員に参加が義務付けられているステップで、第1回の失業認定日までの期間に開催されます。
原則として雇用保険受給説明会に参加せずに失業保険は受給できないため、必ず出席するようにしましょう。

ただし、雇用保険受給説明会への参加は実績として認められているので、会社都合退職の人は初回は追加の実績を作ることなく基準をクリアできます。
自己都合退職の人は本記事で紹介している内容を参考に、初回はあと1回分の実績を作りましょう。
ハローワークで職業相談する
求職活動実績を作る上で最も代表的な手段がハローワークの職業相談です。
ハローワークで相談員と10分ほど面談をすれば、それだけで1回分の求職活動実績になります。
職業相談の内容はさまざまで、再就職に通ずるものなら大抵は求職活動実績として認められます。
職業相談の主な例
- 求人情報の紹介・検索
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 職業訓練・セミナーの案内
- 紹介状の発行
相談後に雇用保険受給資格者証へ認定印(ハンコ)をもらえば、求職活動実績としてカウントされます。
認定印(ハンコ)がなければ実績として認められない可能性があるので、必ず忘れずに受け取りましょう。

職業相談だけで複数回の求職活動実績を作りたい場合は、日を分けて1日1回ずつ利用するようにしましょう。
ハローワークで求人に応募する
ハローワークが取り扱っている求人情報への応募も、求職活動実績を作る上で有効な手段です。
職業相談で紹介状を発行してもらい、企業へ応募するだけで実績としてカウントされます。
基本ルールは転職サイト・エージェントでの求人応募のときと同じで途中で辞退したり、不採用になってしまったりしても実績が無効になることはありません。
1社につき1回分の求職活動実績を獲得できるので、複数回の実績を作りたいときにぜひ活用してみてください。
ハローワークの就業支援セミナー・講習会に参加する
ハローワークが実施している就業支援セミナーや講習会への参加も、求職活動実績として認められています。
各地のハローワークでは、履歴書の書き方講座や面接対策講座などの就業支援セミナーや講習会が定期的に開催されています。
なかにはオンラインで参加できる講座もあり、自宅にいながら求職活動実績を増やせる点も魅力です。

再就職に繋がる各種国家試験・検定・資格試験を受験する
再就職に資すると判断される国家資格や検定試験の受験も求職活動実績にできます。
事務職なら簿記検定、不動産系の仕事なら宅建、薬剤師なら認定薬剤師などが例として挙げられます。
受験票や受験料の領収書、結果通知などの受験した証明になるものを保管し、失業認定日に実績の証拠として提出しましょう。
ただし、国家試験や検定であればどれでも好きなものを受験してもよいわけではなく、再就職先で役立つものでなければなりません。
試験に挑戦する際は自己判断で決めず、迷ったときはハローワークのスタッフに確認してから受験することをおすすめします。

他の方法に比べてハードルが高くなりますが、合否にかかわらず求職活動実績には認定されるのでその点はご安心ください。
求職活動実績として認められないケース
求職活動実績を作る裏ワザや方法を紹介しましたが、なかには実績として認められないケースもあります。
一見すると求職活動に思え、実績として認めてもらえると誤解されがちな5つのNG事例を紹介します。
認められないケース
自己判断で誤った認識のまま進めると、失業認定日の当日に実績が足りなくて絶望的な状況に陥る可能性があるので要注意です。
事前にしっかりと確認して、正しく効率的に求職活動実績を作っていきましょう。
転職サイト・エージェントや派遣会社への登録のみ
転職サイト・エージェントや派遣会社への登録しただけでは、求職活動実績としては認められません。
「登録=求職活動」と勘違いしている人が意外と多くいますが、これは大きな間違いなので要注意ポイントです。
転職サイト・エージェントや派遣会社での活動を実績として認めてもらうためには、「求人への応募」「職業相談」「セミナー・講習・合同説明会への参加」などの再就職に繋がるアグレッシブな行動の証明が必要です。

なかでもリクルートエージェントは求人数が業界最多で、幅広い職種の求人を取り揃えています。
求職活動実績作りと再就職先探しの両方を効率的に進めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
ハローワークやインターネットでの求人の検索・閲覧のみ
ハローワークや転職サイト・エージェントで求人情報を探すだけでは、求職活動実績にはカウントされません。
何十件、何百件の求人を検索・閲覧しても、1回の実績にもならないので注意が必要です。
繰り返しになりますが、求職活動実績として認めてもらえるのは「応募」「職業相談」「面接」などの具体的なアクションを起こしてからです。
気になった求人があれば閲覧だけにとどまらず、積極的に応募してチャレンジしていきましょう。

1回でも求職活動実績としてカウントされればラッキーなので、ダメ元でもよいので事前にハローワークに確認しておきましょう。
許可・届出のない民間企業のセミナーへの参加
厚生労働省からの許可または届出のない民間企業への参加も、求職活動実績として認められないので要注意です。
求職活動実績を今すぐ簡単に作る裏ワザ3選の項目で「民間事業者のセミナー・講習・合同説明会への参加」は、実績として認められると紹介しました。
しかし、実績になるのは「厚生労働省からの許可または届出のある事業者」が開催しているセミナーのみです。
セミナーに申し込む前に運営団体や開催背景をしっかりとチェックしておき、事前にハローワークへ実績になるかを確認してから参加するようにしましょう。
企業への問い合わせ
「気になる企業にメールで問い合わせた」「企業に電話で採用情報について質問した」といった行動も、求職活動実績にはカウントされません。
こちらも求人の検索や閲覧などと同様に、単なる情報収集の範囲内での活動と見なされるためです。
求人に応募する意思がある場合は問い合わせだけで終わらせず、応募や面談・面接などの次のステップに進むことを心がけましょう。

各ハローワークによって基準が微妙に異なるので、職業相談から問い合わせに発展しそうなときは確認しておきましょう。
知人への仕事の紹介依頼
知人や友人へ仕事の紹介を依頼した場合もまた、求職活動実績にならないので覚えておきましょう。
求職活動実績として認められるのは客観的に証明できる公的な活動に限られ、私的な知人や友人による紹介は対象外と見なされるためです。
求職活動実績にカウントしたい場合は、ハローワークや転職サイト・エージェント経由で求人を探しましょう。

なかでもリクルートエージェントは業界最多の求人数を誇り、理想の再就職先に出会える確率が高いのでぜひチェックしてみてください。
求職活動実績作りの裏ワザを使う際の注意点
今回紹介した裏ワザ・方法を使えば手軽に求職活動実績を作れる一方で、思わぬ落とし穴に引っかかる人も少なくありません。
求職活動実績を作る際に注意すべき3つのポイントを紹介します。
裏ワザを活用する際は、制度の仕組みを理解した上で正しく実践することが大切です。
失業認定日の当日に求職活動実績の回数不足に陥らないよう、しっかりと確認しておきましょう。
失業認定日当日の求職活動実績は次回分にカウントされる
失業認定日の当日に作った求職活動実績は今回分としてはカウントされず、次回分として数えられる点には注意が必要です。
求職活動実績は原則として、前回の認定日から次回の認定日の「前日」までにおこなった活動のみカウントされます。
実績の回数が足りないからと当日に慌てて作っても認めてもらえず、その月の失業保険の給付が見送りとなってしまいます。
認定日の直前になってから行動するのではなく、スケジュールを立てて計画的に実績を積んでいきましょう。

次の認定日までにしっかりと求職活動実績の条件を満たせれば、次回からはまた支給が再開されます。
ただし、不認定を重ねると所定給付日数に達する前に受給期間が終わり、総額が減ってしまう恐れがあるので要注意です。
求職活動実績のふりや虚偽の報告をしない
求職活動実績を提出する際に活動のふりをしたり、嘘の報告をしたりするのだけは絶対にやめましょう。
バレた場合は不正受給として処罰の対象となり、給付停止や全額返還だけでなく、悪質な場合は刑事罰に発展する可能性があります。
嘘の報告をしてわざわざ高いリスクを背負うくらいなら、真面目に求職活動をしてありのままの状況を報告しましょう。

求職活動実績はあくまで「制度の範囲内で、効率よく実績を作る」というスタンスを忘れないことが大切です。
ハローワークの職業相談が求職活動実績になるのは1日1回だけ
ハローワークの職業相談は求職活動実績を作る際のオーソドックスな方法のひとつですが、1日に複数回相談しても実績にカウントされるのは1回だけです。
ルールを知らずに実績稼ぎだけを目的に「1日に2回分の職業相談をしよう」と考える人がいますが、時間と労力を無駄にする行為になるので注意しましょう。
求職活動実績を気にせず純粋に職業相談を受けたい場合は、1日に何回利用してもらっても問題ありません。
ハローワークの職業相談を利用して複数回分の実績を作りたいときは、日を分けて訪れるようにしましょう。

転職エージェントなら自宅にいながら手軽に無料で職業相談ができるので、短時間で実績を稼ぎたいときはぜひ活用してみてください。
求職活動実績作りに関するよくある質問
最後に求職活動実績作りに関するよくある質問を紹介します。
紹介する質問内容が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
応募を辞退したら求職活動実績にカウントされない?
求人への応募後に辞退しても、基本的には実績として認められます。
大切なのは「応募したという事実」であり、企業側からの選考連絡前や面接前での辞退であっても、応募時点で求職活動としてカウントされるケースがほとんどです。
ただし、実績稼ぎのためにわざと辞退を繰り返す態度が見受けられると求職活動の意思がないとみなされ、失業保険の支給停止や全額返還を招く恐れがあるため注意が必要です。
求職活動実績の内容や記録は確認される?
失業認定申告書に記載した活動内容の詳細や、証明書類の提示を求められるケースがあります。
特に民間事業者のセミナーや転職エージェントでの職業相談など、外部サービスを利用した実績は慎重にチェックされる傾向にあります。
いつでも求職活動実績を証明できるよう、セミナーの参加証明書や応募メールのスクリーンショットなどを用意しておきましょう。
失業認定日当日までに実績が足りない場合はどうなる?
求職活動実績が基準に達していない場合、対象の認定期間の失業保険はゼロとなります。
また求職活動実績は原則として、前回の認定日から次回の認定日の「前日」までにおこなった活動のみカウントされ、認定日当日の実績は次回分に持ち越しとなる仕組みです。
数万円〜十数万円の給付を逃すことになるので実績の回数と期間をしっかりと確認し、スケジュールを立てて計画的に実績を作っていきましょう。
求職活動実績を今すぐ簡単に作るなら転職エージェントを活用しよう
求職活動実績を今すぐ簡単に作りたいのなら、転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントのオンラインセミナーや求人応募、職業相談などを活用すれば、自宅にいながら短時間で複数回の求職活動実績を獲得できます。
また、転職エージェントは実績を手軽に作れるだけでなく、その後の再就職活動もスムーズに進められるようになるので一石二鳥です。
転職エージェント選びに迷った際は、業界最多の求人数が魅力のリクルートエージェントをチェックしてみてください。
リクルートエージェントはオンラインセミナーのライブ配信がアーカイブで残されているケースが多く、安定してセミナーを視聴できる点も大きな魅力です。

リクルートエージェントをはじめとした転職エージェントを上手く活用し、求職活動実績を効率的に作っていきましょう。