
「オンラインセミナーに参加しただけで認定されるの?」
そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
失業保険の受給には、4週間ごとに決められた回数の「求職活動実績」を積む必要があります。
その中でも、マイナビのセミナーやオンラインセミナーは、厚労省が認める正式な実績としてカウントできるのが特徴です。
本記事では、マイナビのセミナーを求職活動実績として確実に認定してもらうための条件・手順・失業認定申告書の記入例まで、実践的な方法を解説します。
dodaやリクルートエージェントなど他社セミナーとの違い、効率的に実績を積むコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- マイナビエージェントのセミナー・相談会が実績になる仕組み
- 認定を受けるための条件と証明方法
- 失業認定申告書に書くときの具体例
- doda・リクルートエージェントとの違いと活用のコツ
- セミナー以外で確実に実績を積む方法
【結論】マイナビエージェントのセミナー・相談会は求職活動実績になる
マイナビのセミナーは求職活動実績として有効ですが、ハローワークで確実に認定してもらうには押さえておくべきポイントがあります。
また、リクルートエージェントやdodaなど、同じく厚労省の許可を受けた大手転職サービスのセミナーも同様に認定対象となるため、状況に応じて併用するのも有効です。
ここでは、マイナビを中心に、セミナーを実績として確実に認めてもらうためのポイントを解説します。
マイナビセミナーを実績にする際の注意点
ハローワーク・厚労省の公式見解を紹介
厚生労働省の「雇用保険事務取扱要領」には、許可を受けた職業紹介事業者による職業相談や職業紹介が、正式な求職活動として認められると明記されています。
マイナビは厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者(許可番号:13-ユ-080554)であり、同社が主催するセミナーは求職活動実績として有効です。

いずれのサービスもセミナーはすべて厚労省が定める基準に沿った活動なので、安心して求職活動実績として申告できます。
休職活動として認められるには日付・主催者・申込記録が重要
失業保険の求職活動実績としてセミナーを認定してもらうには、3つの条件を満たす必要があります。
単に参加しただけでは証明が不十分で、ハローワークでの認定が下りない可能性があるためです。
条件 | 詳細 |
---|---|
事前申込 | ・必ず事前に申込手続きをおこない、申込確認メールを保存する ・当日参加やアーカイブ視聴だけでは実績にならない |
参加日時の記録 | ・セミナー参加日時を正確に記録する ・オンライン参加の場合は、録画視聴完了日を参加日とする |
参加証明 | 「株式会社マイナビ」が主催であることを証明できる書類 (申込メール、受講証明書など)を認定日当日に提出する |

この3つを覚えておけば、マイナビだけでなくリクルートエージェントやdodaのセミナーも安心して求職活動実績に計上できます。
【実例】マイナビ・dodaセミナーで認定されたケース
知恵袋でも、マイナビやdodaのセミナーが求職活動実績になったと多く投稿されています。
今日はハローワークの認定日でした。求職活動実績にマイナビのオンラインセミナーの証明書提出したら、職員さんがあたふたしてまわりに聞きまくってましてしばらく帰って来ませんでした。
最終的にはお偉いさん(課長?)らしき人に聞いてokとの事でした。
皆さんはオンラインセミナーを求職活動実績に計上してますか?
わたしもdodaのセミナーでオッケーもらったことあります。
「証明書見せてください、はい大丈夫ですね。」という感じで、名前や日にちなどを確認してました。
外部団体のオンラインセミナーが求職活動実績になることがあまりハローワークでは浸透してないみたいですね。

たとえば申込確認メール・参加証明書・受講完了メールなどが具体的な証拠になります。
マイナビエージェントのセミナー・相談会が実績になるまでの流れ
ここでは、マイナビのセミナーを求職活動実績として確実に活用するための手順を3ステップで説明します。
失業保険の認定日までに余裕を持って準備しておきましょう。
マイナビのセミナーが求職活動実績になるまでの流れ
STEP1:マイナビエージェントへ無料登録
出典:マイナビエージェント
マイナビのセミナーに参加するには事前登録が必須です。
以下の流れで進めれば、5分程度で完了します。
公式サイトにアクセス
マイナビエージェント公式サイト「無料転職サポートに申し込む」をクリック
申込ボタンを押して登録フォームに進む
必要情報を入力
氏名・メールアドレス・希望職種など必須項目を入力
メール認証で登録完了
届いた確認メールのURLをクリックして登録完了

マイナビエージェントのセミナーや相談会は、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動に直結する実践的な内容が多いのが特徴です。
STEP2:対象セミナーや相談会へ事前申込・参加
会員登録が完了すると、担当キャリアアドバイザーからセミナーや相談会の案内が届きます。
興味のあるテーマを選び、必ず事前に申し込みを済ませましょう。
申込時の重要ポイント
- 事前申込を必ずおこなう(当日飛び入り参加はNG)
- 申込確認メールや案内メールは削除せず保管する
- セミナー・相談会の日程をカレンダーに記録する

カメラやマイクをONにする必要はなく、最後まで受講すれば求職活動実績として認められます。
スムーズに参加できるよう、開始時間の少し前にログインしておくと安心です。
STEP3:証明を残す(受付メール、PDF、スクショ)
セミナーを実績として認めてもらうには、参加を証明できる書類を用意するのが重要です。
必須の証明書類
- 申込確認メール
- セミナー参加完了メール(送信される場合)
- 受講証明書(マイページで確認可能)
- 参加画面のスクリーンショット

スマホ画面でも見せられますが、通信状況によって表示できないリスクがあるため、印刷して持参しておくと安心です。
「証明を残す」のを忘れなければ、セミナーは確実に求職活動実績として認定されます。
ほかに実績として活用できるセミナーを紹介
ほかに求職活動実績として活用できるセミナーを紹介します。
ほかに活用できるセミナー
マイナビ転職のセミナー・フェア
マイナビ転職では、中途向けに全国規模の転職フェアやテーマ別セミナーを開催しています。
求職活動実績としてカウントされるだけでなく、転職活動に直結する情報や機会を得られる点が大きな魅力です。
セミナー・フェアのポイント
- 大手・優良企業が多数参加する合同転職フェアを全国で開催
- オンラインでは「転職準備講座」「WEB合同説明会」など幅広いテーマを視聴可能
- 資料コーナーやキャリア相談、履歴書写真撮影など実用的サポートも充実

個別最適な助言を求める場合はマイナビエージェントの1対1相談会も併用し、イベント参加と面談の両輪で実績づくりと転職準備を同時に進めましょう。
リクルートエージェントのセミナー
リクルートエージェントのセミナーは、求職活動実績づくりと転職準備を同時に進めやすい選択肢です。
リクルートエージェントのポイント
- 実務直結のテーマ構成(応募書類の作り方、面接対策、業界別講座など)
- オンライン開催が中心で参加しやすく、参加案内メール・受講完了メールで証跡を管理しやすい
- セミナー後にアドバイザー面談へ移行しやすく、面談自体も実績対象になりやすい

業界別や職種別の講座が充実しており、受講後にすぐ担当アドバイザーへ相談につなげられる点も大手ならではの強みです。
同じ認定対象期間内でセミナーと面談を組み合わせれば、効率よく実績を積めますよ。
dodaのセミナー
dodaのセミナーは、オンライン開催が多く、平日夜や休日でも受講しやすいのが特徴です。
忙しい人でも自分のペースで求職活動実績を作りやすい環境が整っています。
dodaセミナーのポイント
- ほぼ毎日開催されるため、予定に合わせて参加しやすい
- 業界・職種別に特化した講座が多く、自分に合ったテーマを選べる
- 当日申し込みOKのセミナーもあり、直前でも実績づくりが可能

とくに業界別セミナーは情報収集と実績づくりを同時に進められるため、効率的に活用できます。
急に実績が必要になったときにも頼りになるサービスですよ。
マイナビのセミナーに参加した場合の失業認定申告書の書き方
失業認定申告書にマイナビのセミナー参加を記載する際の具体的な方法を解説します。
記入ミスや書き漏れがあると実績として認められないため、正確な書き方を覚えておきましょう。
失業認定申告書は、ハローワークの公式ウェブサイトからダウンロードできます。
失業認定申告書の書き方
【記入例】活動内容・団体名の具体的な書き方
失業認定申告書に正しく記入するためには、「どの活動を・どの団体で・どのように実施したか」を具体的に示すのが重要です。
項目名 | 記入内容の例 | 補足 |
---|---|---|
求職活動をしたか | 「ア 求職活動をした」を選択 | 丸で囲めばOK |
求職活動の方法 | (イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等 | 丸で囲めばOK |
利用した機関の名称 | 株式会社マイナビ | 会社名も記載する |
活動の具体的内容 | マイナビのオンラインセミナー(職務経歴書の書き方セミナー) に約60分参加 |
テーマ名や所要時間まで具体的に書く |
主催者 | 株式会社マイナビ | 会社名も記載する |
その他の失業認定書の共通記載項目
- 氏名・住所・電話番号
- 認定対象期間
- 失業の認定を受けようとする日
- 雇用保険受給資格者番号
- 活動の証明欄(署名など)

当日は担当職員に聞かれても、証拠書類を提示すればスムーズに進みますよ。
どこに・何を・どう書く?職員に突っ込まれないための注意点
ハローワークの職員から質問された際にスムーズに回答できるよう、記入時の注意点をまとめました。
注意
- 活動日は実際にセミナーに参加した日付を記入
- 団体名は必ず「株式会社マイナビ」と正式名称で記載
- セミナーのテーマや内容も具体的に書く
- オンライン参加の場合は「(オンライン)」と明記

認定をスムーズに通す証明方法と職員対応のコツ
ここでは、ハローワークでの認定手続きを円滑に進めるための証明方法と、職員とのやり取りのコツを詳しく解説します。
認定をスムーズに通す証明方法と職員対応のコツ
メール・申込記録・受講証を証拠として用意
ハローワークの認定日には、以下の証明書類をプリントアウトして持参してください。
認定日に持っていくもの
- 申込確認メール
- セミナー申込時に送られる自動返信メール
- 受講証明書PDF

確実に対応するために、プリントアウトして持参するのがおすすめですよ。
録画視聴・顔出しなしでも通る?カメラONの必要性
カメラをオフにしたままでも実績として認められます。
マイナビのオンラインセミナーでは、参加者がカメラやマイクをONにする必要はありません。
視聴のみの参加でも、事前申込をしてきちんと最後まで参加していれば求職活動実績として有効です。

事前に「マイナビのオンラインセミナーは求職活動実績になるか」をハローワークに確認しておきましょう。
【伝え方例】職員に聞かれたときの切り返しテンプレ
ハローワークの職員から質問された時の答え方の例をご紹介します。
質問1:どのような内容のセミナーでしたか?
回答
質問2:証明書類はありますか?
回答
質問3:オンラインだと求職活動実績にならないかも?
回答

落ち着いて、事実をそのまま伝えれば大丈夫ですよ。
マイナビのセミナー以外で確実に実績を積む方法
マイナビぼセミナー参加以外にも、確実に求職活動実績として認められる方法があります。
ここでは、マイナビのセミナーと合わせておすすめの実績の作り方を紹介します。
転職エージェント(マイナビ・doda・リクルート)の面談
エージェントとの面談は、初回・追加を問わず求職活動実績にカウントされます。
相談内容は履歴書の添削やキャリア設計など幅広く、活動の証拠も残りやすいのがメリットです。
面談が実績になる理由
- 厚労省が定める「職業相談」に該当するため
- 記録や相談内容がマイページやメールで残る
- 面談自体が転職準備につながる

「参加証明メール」や「相談記録」を保存しておけば、安心して実績として提出できますよ。
転職エージェント主催の合同企業説明会
マイナビ転職やdoda、リクルートエージェントでは、合同説明会を頻繁に開催しています。
複数の企業と一度に接点を持てるため、転職活動と実績づくりを同時に進められます。
合同説明会のメリット
- 参加するだけで実績としてカウント
- 企業資料や求人情報も入手できる
- オンライン・会場型の両方で開催されている

当日の参加記録や申込メールを残しておけば、ハローワークでの認定もスムーズですよ。
エージェントによるキャリア相談や求人紹介
転職エージェントの強みは、個別のキャリア相談や求人紹介も実績になる点です。
特に履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などは実践的で、転職活動の成功率を高めてくれます。
キャリア相談が実績になる例
- キャリアアドバイザーとのオンライン相談
- 求人票や企業情報の紹介を受ける
- 応募戦略の打ち合わせ

記録を整理しておけば、認定日には安心して申告できます。
マイナビのセミナーに関するよくある質問
ここでは、マイナビのセミナーに関するよくある質問に回答します。
オンライン視聴だけでも実績になりますか?
事前申込をしてオンラインで最後まで参加すれば実績として認められる可能性が高いです。
ただし、録画視聴についてはお住まいの地域や担当者によって判断が分かれる場合があります。
カメラをオンにする必要はありますか?
カメラをオンにする必要はありません。
視聴のみの参加でも問題なく実績として認定されます。
同じセミナーに何度も参加しても実績になりますか?
異なる日程・異なる内容であれば複数回実績として計上できます。
ただし、同じ内容のセミナーは1回分の実績としてしか扱われない場合が多く、同日に複数回参加しても1回分の実績にしかなりません。
マイナビセミナーとハローワークの職業相談は両方実績にできますか?
はい、両方とも求職活動実績としてカウントできます。
たとえば同じ認定期間内に「ハローワークで職業相談1回」+「マイナビセミナー1回」とすれば、2回分の実績として申告できます。
職員に「聞いたことがない」と言われたらどうすればいいですか?
マイナビが厚生労働大臣認可の職業紹介事業者(許可番号:13-ユ-080554)であることを伝え、証明書類を提示してください。
初回認定日と通常の認定の違いはありますか?
初回認定日は求職活動実績を求められない場合が多い(もしくは一回のみ)ですが、通常の認定では原則として2回以上の実績が必要です。
地域によって異なるので、担当窓口で確認してください。
マイナビのセミナーで効率的に求職活動実績を積もう
マイナビのセミナーや相談会は、厚労省の基準に沿った正式な求職活動として認められます。
事前申込・参加記録・証明書類の3点をしっかり押さえておけば、ハローワークでの認定も安心です。
また、リクルートエージェントやdodaのセミナー、マイナビ転職のフェアなども実績にできるため、認定期間内に複数組み合わせれば効率的に実績を積めます。
自分に合ったセミナーを上手に活用しながら、求職活動をスムーズに進めていきましょう。