求職活動実績はハローワークの職業相談2回だけでも作れる?注意点も解説!

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求職活動実績2回はハローワークの職業相談2回で作れる?

求職活動実績はハローワークでの職業相談を2回受けるだけで、原則として条件をクリアできます。

本記事では、なぜ職業相談だけで実績として認められるのかという理由から、相談を最短かつ確実に実績にするための具体的な質問例、そして意外な落とし穴となるNGケースまで、キャリア支援の専門家の視点から分かりやすく解説します。

また、ハローワーク以外に効率よく求職活動実績を作る方法についても、合わせて紹介していきます。

求職活動実績は「職業相談2回」だけでクリアできる

失業保険を受給するために必要な求職活動実績2回を、ハローワークの職業相談2回で作ることは可能です。

求職活動実績は求職活動をしていることが証明できれば問題なく、活動内容が重複していてもそれぞれ別の求職活動実績として認定されるからです。

しかし、職業相談2回で求職活動実績を2つ作る際にはいくつか注意点もあります。注意点の詳細については、「職業相談2回を求職活動実績2回分とする際の注意点」にて解説しているので、こちらをご確認ください。

キャリア図鑑編集部
キャリア図鑑編集部
職業相談2回で求職活動実績を2回作ることも可能ですが、手軽に求職活動実績を作ることが目的なら転職エージェントのオンラインセミナーに参加することがおすすめです。

ハローワークから求職活動実績として認められており、自宅から好きな時間に参加できるうえ、誰でも無料ですぐに参加できるからです。

転職エージェントのオンラインセミナーに興味がある人は、登録者やセミナー参加者に制限がなく、すぐに視聴できるセミナーが豊富なリクルートエージェントのセミナーがおすすめですよ。

職業相談だけで求職活動実績になる理由

ハローワークでの職業相談が求職活動実績として認められるのは、それが「再就職に向けた積極的な活動」の一環と位置づけられているからです。

実際に、ハローワークの資料にも職業相談を求職活動実績として認める旨の記述がされています。

求職活動の実績に該当するものとして、次のようなものがあります。

・求人への応募、ハローワーク等が行う職業相談・職業紹介等、許可・届出がある民間機関が行う職業相談・職業紹介等、公的機関等が行う各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講など。

出典:ハローワーク

ハローワークの職員と話すこと自体が、求職者の状況を把握し、適切な求人紹介や支援につなげるための公的な手続きと見なされます。

そのため、具体的な求人応募に至らなくても、相談というステップを踏むだけで実績としてカウントされる仕組みになっています。

キャリア図鑑編集部
キャリア図鑑編集部
求職活動実績と聞くと、実際に求人に応募するなどの転職活動が必要と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

すぐに転職先を決められない人や、まずは情報収集から始めたい人は、ハローワークの職業相談や転職エージェントのオンラインセミナーで求職活動実績を作りましょう。

職業相談ばかりを繰り返してもペナルティはない

「毎回、職業相談だけで応募しないと、働く意思がないと見なされるのでは?」と心配になる人もいるかもしれませんが、職業相談を繰り返すこと自体にペナルティはありません。

相談を通じて前向きに求人を探す姿勢は大切ですが、実績作りのために無理に応募する必要はないのです。

自分のペースでキャリアについて考え、相談員と対話することが、次のステップにつながる有意義な活動となります。

職業相談2回を求職活動実績2回分とする際の注意点

職業相談2回を求職活動実績とすることは可能ですが、確実に求職活動実績とするためにいくつか注意点もあります。

ここでは、求職者が意識するべき注意点を2つ紹介します。ルールを正しく理解し、確実に実績を積み重ねましょう。

1日に2回はカウントされない

最も注意すべきなのが、同日に複数回の相談をしても実績は「1回」としかカウントされない点です。例えば、午前中に職業相談を受け、午後に同じハローワークで再度相談しても、実績は2回分にはなりません。

これは、1日の活動としてまとめて扱われるためです。求職活動実績が2回必要な場合は、必ず別々の日に相談するように計画を立てましょう。

1日に2回の職業相談をしても意味はありませんが、別々の活動をすれば1日で2回の求職活動実績を作ることも可能です。ハローワークでできる組み合わせとしては、以下のものがあります。

ハローワークで1日2回の求職活動実績を作る方法

  • 職業相談に引き続き職業紹介を受ける
  • 職業相談に引き続き求職活動支援セミナーを受ける
  • 求職申込みに引き続き職業相談を受ける
  • 企業説明会などにおいて複数の事業所と個別に面談をおこなう

他にも、転職サイト・転職エージェント経由での求人応募や転職エージェントのオンラインセミナーの視聴は、職業相談と同日におこなっても別の求職活動実績として認定されます。

1日で2回求職活動実績を作りたい人は上記の方法を試してみると良いですね。

キャリア図鑑編集部
キャリア図鑑編集部
まだ求人への応募はしたくない人で、1日で求職活動実績を2つ作りたい人は、ハローワークか転職エージェントどちらかのセミナーに参加することがおすすめです。

ハローワークのセミナーは職業相談後にそのまま受けることができれば楽ですが、定員や時間の関係でいつでも受けられる訳ではありません。

転職エージェントのオンラインセミナーは転職エージェントに登録する手間がありますが、登録やセミナー視聴は無料ですぐに完結するものなのでこちらもおすすめです。

特に、リクルートエージェントのオンラインセミナーは一度開催するとアーカイブ機能でしばらく視聴できることもあり、いつでも視聴できるオンラインセミナーがあるのでおすすめです。

極端に相談時間が短い・態度が悪い

形式的に相談を済ませようとして、相談時間が極端に短かったり、相談員に対して失礼な態度をとったりすると、実績として認められない可能性があります。

求職活動実績は、仕事を探している実績のことですが、職業相談でやる気が見られないと「就職する意思がない」と判断されかねないからです。

例えば、「ハンコだけ押してください」と言う、質問に全く答えない、といった態度は避けるべきです。最低限のコミュニケーションを取り、真摯な姿勢で相談に臨むことが重要です。

末永雄大
末永雄大
通常、職業相談を終えると「失業認定申告書」に証明の印鑑(ハンコ)を押してもらえますが、まれにもらえないケースがあります。

これは、上記のNGケースに該当し、相談員が「求職活動と認められない」と判断した場合などが考えられます。

もしハンコがもらえなかった場合は、その場で理由をきちんと確認しましょう。そして、何が問題だったのかを理解し、次回の相談に活かすことが大切です。

職業相談を最短かつ確実に求職活動実績にするための質問リスト

職業相談でスムーズかつ確実に求職活動実績を得るためにはコツがあります。ここでは、相談時間を無駄にせず、目的を達成するための具体的な質問例や準備について解説します。

職業相談で何を話せばいいか分からない場合は、以下の質問をそのまま使ってみてください。これらは具体的で、相談員も回答しやすいため、会話がスムーズに進み実績として認められやすくなります。

そのまま使える質問例

  • 「私のこれまでの経歴だと、どのような求人に応募できる可能性がありますか?」
  • 「現在、この地域で求人が多い業界や職種は何ですか?」
  • 「スキルアップのために、おすすめの職業訓練コースはありますか?」

職業相談の際には職務経歴書を見せながら話を進めると、具体的な求人を紹介してもらいやすくなり、積極的な姿勢を示すことができます。

他にも、職業相談を求職活動実績とする際のポイントについて、以下の2点についても押さえておきましょう。

相談時間を無駄にしないために事前準備をする

当日の相談をスムーズに進めるために、簡単な準備をしておくと安心です。職業相談で相談や説明する内容として、以下のものは事前に説明できるようにしておきましょう。

職業相談の事前準備

  • 職務経歴
  • 希望する職種・業界
  • 就職先の希望条件(年収・勤務地など)

また、聞きたいことをメモにまとめておくと、緊張して忘れてしまうのを防げます。服装は普段着で問題ありませんが、清潔感のある身だしなみを心がけると、相談員にも良い印象を与えられます。

よほど対応に問題がない限り、職業相談は求職活動実績として認められますが、あくまで求職活動実績の認定をするのは相談員なので、相談員からの印象が悪くならないように注意しましょう。

オンラインや電話での職業相談も実績になる

ハローワークによっては、オンラインや電話での職業相談も求職活動実績として認められる場合があります。来所の必要がないため、時間や交通費を節約できる大きなメリットがあります。

ただし、この対応は管轄のハローワークによってルールが異なるため、注意が必要です。オンラインや電話での相談を希望する場合は、必ず事前に自分の管轄のハローワークに確認してから利用するようにしましょう。

職業相談で紹介された求人を断り続けても求職活動実績になる?

結論から言うと、紹介された求人に興味が持てない場合は、断っても問題ありません。断ったからといって、その日の職業相談が実績として認められなくなることはありません

無理に応募して、後で辞退する方が企業にも迷惑がかかります。自分のキャリアプランに合わないと感じたら、正直にその旨を伝えましょう。

求人紹介を断り続けていると働く意思がないと見なされるリスクもある

注意点として、毎回全ての求人を理由なく断り続けていると、「就職する意思がない」と判断されるリスクが全くないわけではありません。ハローワークはあくまで就職を支援する機関だからです。

断る際は、なぜその求人が自分に合わないと考えたのか、具体的な理由を伝えることが大切です。そうすることで、相談員もあなたの希望をより深く理解し、次回の紹介に活かすことができます。

キャリア図鑑編集部
キャリア図鑑編集部
職業相談だけで求職活動実績を作り続けていると、ずっと求人紹介を断り続けなければならないリスクもあります。

職業相談以外ならオンラインセミナーに参加して、就職するためのスキルアップをしている姿勢を見せることで、求人を断っても就労意欲を見せることができます。

ハローワークのセミナーも効果的ですが、開催しているセミナーの種類が限定的なので、豊富なオンラインセミナーを開催しているリクルートエージェントのオンラインセミナーがおすすめですよ。

職業相談で紹介された求人の上手な断り方の例文

求人を断る際は、ただ「嫌です」と言うのではなく、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。今後の関係性を良好に保つためにも重要です。

上手な断り方の例文


ご紹介いただきありがとうございます。ただ、今回は私の希望する○○という条件とは少し異なるようですので、見送らせていただきたく存じます。引き続き、○○の条件に合う求人がありましたら、ぜひご紹介いただけますと幸いです。

このように、感謝の意を示しつつ、自分の希望条件を再確認する形で伝えると、前向きな印象を与えることができます。

職業相談から失業認定日までの流れ

職業相談をおこなうところから、失業認定日の申請までの流れを解説していきます。当日の持ち物や書類の書き方など、一連の流れを把握しておけば、安心して手続きに臨めます。

ハローワークで職業相談をする

ハローワークの職業相談は以下の流れで進んでいきます。

職業相談の流れ

  • ハローワークの受付でハローワークカードを提示して職業相談に来たことを伝える(初めてハローワークを利用する人は、窓口に求職申込書を提出し、受付票(ハローワークカード)を発行してもらう)
  • 案内に従って、窓口に向かう
  • ハローワークの相談員と職業相談をおこなう
  • 雇用保険受給資格証にハンコをもらう

職業相談では、現在の就活状況のヒアリングや求人紹介をメインとしておこなわれます。この際、紹介された求人に応募しなくても職業相談は求職活動実績にできます。

失業認定申告書に職業相談したことを記入する

失業認定申告書に職業相談の実績を記入する際は、以下の項目を正確に記載します。

申告書の記載項目

  • 活動日:職業相談をおこなった年月日
  • 活動方法:「職業相談」など、具体的な活動内容
  • 利用した機関の名称:相談したハローワークの正式名称
  • 活動の結果:「求人情報の提供を受けた」など、相談の結果どうなったか

通常、職業相談後に職員が証明印を押してくれますが、記入自体は自分でおこないます。書き方が分からない場合は、認定日の窓口で質問すれば教えてもらえます。

求職活動実績は初回の失業認定日を除いて、基本的に1度の認定日に2つ以上必要になります。失業認定申告書にも2つ以上の求職活動実績を記載したうえで、提出に向かいましょう。

失業認定日に失業認定申告書をハローワークに提出する

失業認定申告書に職業相談などの求職活動実績を記入したら、失業認定日にこれをハローワークに提出します。

失業認定日は事前にハローワークから指定されるので、指定された日に向かいましょう。

失業認定日にハローワークへ行く際の持ち物は、基本的に以下の2点です。

当日の持ち物

  • 雇用保険受給資格者証
  • 失業認定申告書

失業認定申告書には、認定期間中におこなった求職活動の内容を事前に記入しておきます。服装については特に指定はなく、普段着で問題ありません

ハローワーク以外におすすめの求職活動実績の作り方

求職活動実績は、ハローワークでの活動に限定されません。民間の転職エージェントが提供するサービスを利用することでも、実績として認められます。

ハローワークでは求職活動実績の要件を以下のように定義しています。

求職活動の実績に該当するものとして、次のようなものがあります。

・求人への応募、ハローワーク等が行う職業相談・職業紹介等、許可・届出がある民間機関が行う職業相談・職業紹介等、公的機関等が行う各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講など。

出典:ハローワーク

転職エージェントは上記の「許可・届出がある民間機関」に当てはまっているので、そこでの求人紹介や相談、オンラインセミナーの受講は求職活動実績として認められています。

キャリア図鑑編集部
キャリア図鑑編集部
特に、転職エージェントのオンラインセミナーの受講はハローワークなどでの求職活動実績を作る方法も含めて、最も簡単に求職活動実績が作れる方法です。

1時間程度のセミナーをスマホやPCから好きなタイミング、好きな場所で視聴すれば求職活動実績として認められるからです。

中でも、リクルートエージェントのオンラインセミナーはいつでも見られるものが多く、求職活動実績を作りたいと思ったらすぐに作れるためおすすめですよ。

職業相談や求職活動実績に関するよくある質問

ここでは、職業相談や求職活動実績に関して、特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

求職活動実績「2回以上」とは2回でいいの?

はい、その通りです。「2回以上」とされている場合、最低ラインである2回を満たせば問題ありません。例えば、認定期間中にハローワークで職業相談を2回おこなえば、条件はクリアできます。

認定日に職業相談をしたら実績になりますか?

はい、失業認定日にハローワークへ行き、認定手続きのついでに職業相談をおこなった場合も、求職活動実績としてカウントされます。次回の認定に必要な実績の1回分として申告できるため、効率的な方法と言えます。

同じ内容の相談をしても実績になりますか?

毎回全く同じ質問を繰り返すのは避けるべきですが、前回の相談内容を踏まえて、さらに深掘りする形での相談であれば問題ありません。例えば、「前回ご紹介いただいた業界について、もう少し詳しく知りたいのですが」といった形で相談を始めると自然です。

職業相談で厳しいことを言われませんか?

相談員によっては、キャリアについて厳しい指摘を受ける可能性もゼロではありません。しかし、それはあなたのキャリアを真剣に考えているからこそのアドバイスです。もし厳しいと感じても、客観的な意見として受け止め、次の活動に活かす姿勢が大切です。

1回の応募と1回の職業相談でも大丈夫?

はい、問題ありません。求職活動実績は、活動の種類を組み合わせることが可能です。「求人への応募」1回と「職業相談」1回で、合計2回分の実績として認められます。自分に合った方法で柔軟に計画を立てましょう。

求職活動実績が足りない場合はどうなる?

万が一、認定日までに必要な回数の求職活動実績が足りなかった場合、その期間の失業保険は「不認定」となり、給付が先送りされる可能性があります。給付が受けられなくなるわけではありませんが、生活に影響が出るため、計画的に実績を作ることが非常に重要です。

末永雄大
転職エージェント
監修者 末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。

Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

キャリア図鑑編集部
執筆者 キャリア図鑑編集部

キャリア図鑑編集部は、「アルバイト・パート」「スキマバイト」「派遣」「フリーランス」といった会社に縛られない働き方をしたい皆様向けに、役立つ情報発信をしています。最新のトレンドを追いかけ、一次情報に基づいた正確なデータを重視。理論だけでなく、読者の皆様がすぐに実践できる具体的なノウハウや事例を、分かりやすく解説することにこだわっています。確かな情報で、あなたの「働き方」をサポートします。

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