失業認定申告書「求職活動」の書き方!わかりやすい記入例や注意点も解説

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失業認定申告書「求職活動」の書き方!活動例や注意点も解説

失業認定申告書の求職活動実績欄の書き方が分からず、不安を感じていませんか?

この記事では、失業認定申告書の求職活動実績について、認定基準と正しい書き方を徹底解説します。

申告書をミスなく提出できるよう、必要な活動から転職エージェントを活用した効率的な活動実績の作り方まで、記入例も合わせてご紹介します。

求職活動として認められる基準

失業認定申告書において、求職活動実績として認められる活動には明確な基準があります。この基準を満たさないと、せっかく活動しても実績としてカウントされないため、最初にしっかり確認しておくことが重要です。

ここでは求職活動実績として認められる基準を詳しく紹介していきます。

実績として認められる活動の種類

求職活動として認められるのは、「就職に結びつくような、積極的な活動」のみです。具体的な活動内容を厚生労働省作成の資料をもとにまとめました。

求職活動実績として認められる行動

  • 求人への応募(応募書類の送付、面接、オンライン自主応募)
  • ハローワークが実施する職業相談、職業紹介、職業講習会
  • 転職エージェントや転職サイトが実施する求職申込、職業相談、オンラインセミナー
  • 公的機関等が実施する職業相談、職業講習
  • 再就職に資する各種国家試験、検定などの資格試験の受験 など

初回認定と2回目以降で必要な回数

失業手当の給付を受けるためには、原則として2回以上の求職活動実績が必要です。ただし、認定のタイミングによって必要な活動回数が異なります。

必要な活動回数

  • 初回認定日: 受給資格決定日から初回認定日の前日までに、原則1回以上の求職活動実績が必要です
  • 2回目以降の認定日: 前回の認定日翌日から今回の認定日の前日までの期間で、2回以上の求職活動実績が必要です。

初めての認定日で1回、2回目以降で2回と覚えておきましょう。特に2回目以降の認定では活動が不足すると給付がストップしてしまうため、常に回数を意識する必要があります。

求職活動実績が何回必要か?については下記の記事で詳しく解説しています。

活動実績に含められる期間

申告書に記入できるのは、前回の認定日(または受給資格決定日)の翌日から、今回の認定日の前日までの期間におこなった活動のみです。

この期間外におこなった活動は、実績として申告できません。

末永雄大
末永雄大
例えば、認定日当日にハローワークで相談した場合、次回の認定期間の実績となってしまいます。

申告期間をカレンダーで確認し、計画的に活動しましょう。

認定日当日におこなった求職活動はいつ実績になるのかは下記の記事で解説しています。

【記入例あり】「求職活動実績」の正しい書き方

求職活動実績として認められる活動をおこなったら、次は失業認定申告書に正確に記入することが大切です。記入欄は「人」を介した活動((1)欄)と「人」を介さない活動((2)欄)の2つに分かれています。

どちらの場合でもまず「ア 求職活動をした」に丸をつけます。

失業認定報告書

出典:ハローワークインターネットサービス

失業認定申告書の書き方についてさらに詳しく解説していきます。

オンラインセミナーで求職活動実績を作った場合の書き方は下記の記事で解説しています。

「人」を介した活動の記入例((1)欄)

転職エージェントやハローワークの紹介による企業への応募や個別相談など、職業の紹介や相談を誰かから受けた場合は(1)欄に記入します。

ハローワークを利用した場合には「求職活動の方法」で(ア)を、転職エージェントを利用した場合には(イ)を囲みます。

記入例
活動日
  • 7/10
  • 7/18
利用した機関の名称
  • 株式会社インディードリクルートパートナーズ
    Tel:00-0000-0000
  • ハローワーク〇〇
求職活動の内容
  • キャリアアドバイザーとの個別面談を実施し、求人紹介を受けた。
  • 〇〇株式会社の職業紹介を受け、〇月〇日に書類を応募した。(選考結果待ち)

ポイント

利用した機関の名称には転職エージェントを利用した場合、サービス名ではなく正式社名と電話番号を記載します。また、オンラインセミナーを受講した場合も(1)欄に記載しましょう。

「人」を介さない活動の記入例((2)欄)

転職サイトや求人情報誌を見て直接企業へ応募した場合など、職業の紹介や相談を介さない活動は(2)欄に記入します。

特定の機関を介して求人応募をしていない場合は(2)欄に記入するため、知人からの紹介による求人応募なども(2)欄に記載することに注意しましょう。

記入内容
事業所名・部署 株式会社〇〇
(電話番号 00-0000-0000)
応募日 7/25
応募方法 インターネット
職種 営業
応募したきっかけ -
応募の結果 7月28日面接(合否結果待ち)

「求職活動の内容」欄を正しく埋めるポイント

申告書提出の直前に、記入した内容が正しいかを確認しましょう。この欄は、あなたの就職意欲と活動内容の具体性をハローワーク職員に伝える重要な項目です。

チェックポイント

具体的な活動内容になっているか(例: 「求人検索」ではなく「〇〇企業に応募」)
活動先の名称や連絡先が正確に記載されているか
活動日が、認定期間内に収まっているか

記載内容に自信がない場合は、認定日にハローワークの窓口で正直に相談するようにしましょう。

申告書の書き間違え・訂正方法

失業認定申告書は公的な書類ですが、書き間違えてしまっても焦る必要はありません。

訂正したい箇所に二重線を引き、その上に訂正印(または署名)を押して、正しい内容を記入すれば訂正できます。修正液や修正テープは使用できません。

末永雄大
末永雄大
日付の訂正は特に厳しくチェックされる可能性があるため、ハローワークの窓口で訂正印を押してもらうのが最も安全です。

訂正箇所が多い場合は、新しい申告書に書き直すほうが確実です。

要注意!カウントされない「グレーゾーン」の活動

申告書を正確に書くためには、「何が認められないか」を知っておくことも重要です。特に迷いやすいグレーゾーンの活動について解説します。

転職サイトに登録しただけではカウントされない

転職サイトや転職エージェントへの「登録」や「マイページ閲覧」だけでは、求職活動実績としてカウントされません。

これは、「具体的な就職活動」とみなされないためです。あくまで準備行為であり、選考に進むための積極的な行動ではないと判断されます。申告書に記載するためには、登録後、実際に求人に応募するか、エージェントとの面談や職業相談をおこなう必要があります。

末永雄大
末永雄大
転職エージェントを利用するのなら人材紹介会社では最大手のリクルートエージェントがおすすめです。

登録すれば実績として認められる求人応募からキャリア相談、セミナー視聴が可能になります。

転職サイトで知名度の高いリクルートエージェントやリクナビNEXTが求職活動実績になるのか?については、下記の記事で詳しく解説しています。

ハローワークに行っただけではカウントされない

ハローワークに行った際の「簡単な質問」や「求人情報の閲覧」は、求職活動としてカウントされません。

実績として認められるのは、「職業相談」「職業紹介」など、記憶が残る形での指導やアドバイスを受けた場合です。窓口でしっかり求人を紹介してもらうか、「求職活動実績として申告したい」旨を伝え、正式な相談記録を残してもらいましょう。

ハローワークで求職活動実績を作る方法については下記の記事を参考にしてみてください。

応募辞退は実績として申告できるか?

書類選考前に応募を辞退した場合でも、実績として申告できる可能性があります

重要なのは「応募という積極的な行動」を認定期間内におこなったという事実です。ただし、頻繁に応募辞退を繰り返すと、「本当に就職意欲があるのか?」と疑われ、指導の対象になる可能性があるため注意しましょう。

申告書の「求職活動の内容」欄に、辞退に至った理由(例:職種を再検討するため)を簡潔に記載しておくと安心です。

初回失業認定後も安心!効率的に求職活動実績を作るコツ

失業認定の手続きを終えても、次の認定日に向けて求職活動は継続する必要があります。ここでは給付期間を最大限に活用し、スムーズに再就職を決めるための効率的な方法を紹介します。

給付期間を有効活用するには転職エージェントがおすすめ

転職エージェントは、失業認定期間中の活動実績作りと質の高い転職サポートを両立できるため、特におすすめです。

メリット

  • 実績確保:エージェントとの個別面談や求人紹介は、求職活動実績としてカウントされる
  • 効率性:履歴書の添削や面接対策など、就職につながる濃い活動を効率的におこなえる
  • 求人の質:ハローワークにはない非公開求人を紹介してもらえる可能性がある

エージェントとの面談日を認定期間内に設定することで、最小限の手間で実績を確保しつつ、内定獲得に向けた準備を進められます。

末永雄大
末永雄大
失業給付の期間は、言わば「転職活動に専念できる猶予期間」です。この間にエージェントを徹底的に活用し、次の認定日を心配するよりも、「給付期間中に内定を勝ち取る」という目標に切り替えて、最短での再就職を目指すのが最も賢い戦略ですよ。

実績を最小限の手間で確保するセミナー・イベント

求職活動実績を効率的に作りたい場合は、公的機関や転職エージェントが主催する無料セミナーの受講が有効です。

特にオンラインセミナーであれば、自宅から手軽に参加でき、時間を有効活用できます。セミナー参加は原則として1回につき1実績としてカウントされるため、申告書に書ける実績をスピーディに確保できます。

セミナーを選ぶ際は、「求職活動実績になる」と明記されているものを選ぶか、事前にハローワークに確認を取りましょう。

末永雄大
末永雄大
どの転職エージェントを利用すべきなのか迷ったら、リクルートエージェントに登録すると良いです。

求職活動実績として認められており、セミナーの種類も充実しています。

民間企業のオンラインセミナーについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。

求職活動の失業認定申告書に関するよくある質問

失業手当の給付を受けるために必要な失業認定申告書に関するよくある質問をまとめてみました。

頻繁に失業手当を受ける人は少なく、申告が初めてだったり、期間が空いてしまったりで、記入する際に不安を感じている人は多いです。

ここでは失業認定申告書に関するよくある質問をまとめたので、ぜひ記入する際の参考にしてみてください。

質問1:2回目の認定で活動が2回必要と言われたのはなぜですか?

雇用保険の制度上、失業手当の給付を受けるためには、「積極的な就職活動」を継続していることが条件とされているためです。

初回認定では受給資格の確認と手続きが中心ですが、2回目以降の認定期間(通常4週間)では、原則として2回以上の活動実績を示すことで、就職への意欲を証明する必要があります。これは、早期の再就職を促すための制度です。

質問2:民間のエージェントに相談した場合、証明書は必要ですか?

原則として、証明書は不要です。

失業認定申告書に、活動の日付、種類、活動先(エージェント名)、電話番号を正確に記入すれば問題ありません。ただし、ハローワーク職員が必要と判断した場合、後日確認の連絡が入る可能性があるため、正確な情報を控えておくことが重要です。

質問3:ネット応募はカウントされますか?

はい、転職サイトや企業の採用ページからのネット応募も、求職活動実績としてカウントされます。

ただし、単なる求人情報の閲覧や、企業への資料請求は認められません。重要なのは、「応募」という主体的な行動であることです。申告書には、応募した企業名、応募日、職種、応募の結果を忘れずに記載しましょう。

Web応募が認められるかについては下記の記事で詳しく解説しています。


失業認定申告書の不安を解消し、自信を持って次のステップへ進もう

失業認定申告書の手続きは、少し複雑に感じるかもしれません。しかし、「就職につながる積極的な活動」という基準と、正確な書き方さえ理解すれば、給付を遅らせる心配はありません。

失業手当の給付期間は、焦らずに次のキャリアを築くための貴重な準備期間です。この期間を有効に活用するためにも、求職活動実績にもなる転職エージェントのサポートを積極的に利用することが、再就職への1番の近道です。

末永雄大
末永雄大
不安を解消し、失業認定にも役立つ!実績作りとプロのサポートを両立できる転職エージェントはリクルートエージェントです。

すべてのサービスが無料で利用できるので、ぜひ活用してみてください。
末永雄大
転職エージェント
監修者 末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。

Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

キャリア図鑑編集部
執筆者 キャリア図鑑編集部

キャリア図鑑編集部は、「アルバイト・パート」「スキマバイト」「派遣」「フリーランス」といった会社に縛られない働き方をしたい皆様向けに、役立つ情報発信をしています。最新のトレンドを追いかけ、一次情報に基づいた正確なデータを重視。理論だけでなく、読者の皆様がすぐに実践できる具体的なノウハウや事例を、分かりやすく解説することにこだわっています。確かな情報で、あなたの「働き方」をサポートします。

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