退職を伝えた後の気まずい空気、どうやって乗り切る?

退職を伝えた後の気まずい空気、どうやって乗り切る?

退職は、本当に労力を使いますよね。

ただでさえ、退職を伝えるだけでも勇気がいることなのに、その先に待ち受けているのは「退職日まで、なんだか気まずい・・・。」という不安な気持ち。

これを見ているあなたも、そう感じているのではないでしょうか。今回はそんな気まずさを乗り切る方法や、退職に対する考え方などを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

退職を伝えた後は気まずい。その理由とは?

退職を伝えた後、どうして気まずくなってしまうのでしょうか。

考えられるのは、以下の4つです。あなたに当てはまるところはないか、チェックしてみましょう。

周りの目がなんとなく冷たく感じる

気まずさの原因、それはなんといっても「周りの目」ではないでしょうか。会社にはいろんな人がいるため、そう思ってしまうのは当然です。

「みんな大変なのに、あの人だけ辞めるんだな・・・」と思われていないか心配になったり、「どうせ辞める人だから・・・」と見られていないか不安になったり、そういうことは、よくあることです。退職を伝えた途端、今まで親切にしてくれた人が急に態度が豹変した!というパターンもあります。

 

罪悪感でいっぱいになってしまう

真面目で、責任感がある人ほど抱えがちな「罪悪感」。

退職に伴って、やらなければならないのは引き継ぎ業務です。

これは自分の退職後、後任者がスムーズに仕事を進められるようにするためですよね。

その際に、「自分は退職するだけだが、自分がやっていた業務を、他の人にやってもらうなんて申し訳ない。」と思ってしまう人もいます。

また、引き継ぎに限らず、「周りも大変なのに、自分だけ退職するなんて、うしろめたいなぁ・・・」と思ってしまう人までいるようです。

 

退職日までの期間が長め

退職日までの期間が長いと、その空気に耐えられず、より気まずさを感じてしまいます。

退職までの期間は、一般的に「1ヵ月~3ヵ月」がほとんどです。

退職理由が、人間関係だと、苦手なあの上司とあと数ヵ月も過ごさなければいけないのかと憂鬱な気持ちになりますよね。

それと同時に、辞めると決めた会社にあと数ヵ月は在籍するわけですから、当然仕事のモチベーションもだんだんと下がっていきます。

 

 

退職=迷惑行為ではない!気持ちをラクにする考え方を解説

退職は、悪いことでも、迷惑行為でもありません。

あなたが次のステージにするための手段にすぎないのです。

それでも、やはり退職は気まずいもの。この決断でよかったのかなと悩むこともありますよね。

ここでは、退職に対する前向きな考え方や、不安な気持ちを少しでもラクにする考え方を紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

退職や転職は、今の時代当たり前

今の時代、退職や転職は、当たり前のことです。

昔は、終身雇用制度を取っている企業も多くありましたが、今はそんな時代ではありません。

むしろ退職や転職を選ぶことで、自分の経験や視野が広がり、価値観が大きく変わることもあります。

人生がもっと豊かになることもあるかもしれません。

あなたの周りにも転職した人や、退職して自分で事業を起こしたという人もいるでしょう。

転職者数は、年々増えています。あなただけが辞めるというわけではないため、そんなに気負わなくても大丈夫です。

 

「職場の人とはもう一生会わない」と思うと気がラク。

「退職したら、職場の人と会うことはない。」と思うと、気持ちがものすごくラクになりますよ。

少し考えてみてください。

人にもよりますが、あなたが大事にしたい人間関係は、職場の人との関係でしょうか。

それよりももっと大事なものは、家族や友人、恋人など、職場以外でのつながりではないでしょうか。

退職すれば、当然職場の人と仕事をすることはなくなります。

あなたは、自分の業務を最後までやり切り、退職日までは普通に過ごせばよいのです。

不安になったら、「そうだ。職場の人たちとは、辞めたらもう会わないんだ。」と思うと、周りの目を気にしてもしょうがないと思えてきませんか。

周りの目を気にするよりも、これからの自分の生活や、大事な人たちとの時間を楽しむ方が断然良いです。

退職までの期間を、むしろポジティブに考えていきましょう。

 

周りの目は気にしない。気にしなくてよい。

退職することは悪いことではありませんし、あなただけが後ろめたさを感じる必要もありません。

そのため、周りの目を気にしなくても良いのです。

会社にいる人全員に、退職の権利があります。

みんなが辞めていないのは、人それぞれで、今の会社に在籍する理由があるからです。

あなたは、いろいろな事を考えた上で、「退職」を決断したまでです。

人生の主役はあなた!自分軸で動くことを忘れないようにしましょう。

 

退職後の自分を想像する

少しでも気を紛らわすためにも、退職後の自分を想像してみることもおすすめです。

転職先が決まっている人は、転職先で働いている自分のことを、まだ転職先が決まっていない人や、方向性が定まっていない人は、やりたいことや叶えたいこと、次の転職先はどんなところであれば自分が満足して働けるかなどを想像して、少しでも前向きな気持ちへシフトチェンジしていきましょう。

時間がある人にやってほしいこととして、「転職先ではどのように働きたいか」、「叶えたいことは何か」など未来のことを言語化し、紙に書き出すという作業です。

これを行うことで、思考を整理でき、心のモヤモヤも最初よりだいぶすっきりしますよ。

 

 

退職日までの過ごし方

ここまで、憂鬱な気持ちを少しでもラクにする考え方を紹介しました。

では最後に、退職日までの過ごし方を、一連の流れに沿って解説していきます。

流れは以下の通りです。

①自分のやるべき仕事を最後までやり切る

②お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える

③有給休暇を楽しむ

④退職日は、自分を思い切り褒めてあげる

では、順に見ていきましょう。

 

自分のやるべき仕事を最後までやり切る

いつも通り、自分の仕事や業務を最後までやり切りましょう。

ここで気をつけたいポイントは、最後だからといって頑張りすぎないことです。

ついつい張り切って業務をこなそうとしてしまいますが、ここは「普段通り」「いつも通り」で大丈夫です。

頑張りすぎてしまうと、ただでさえ気を遣っているのに、更に気疲れしてしまいます。

自分のやるべきことを再確認し、仕事をするのみです。

また、退職を「申し訳ない」と思ってしまうくらい優しいあなたです。

引き継ぎも丁寧に行えば、相手も不快な気持ちにはならないでしょう。

真面目に仕事と向き合い、普段通り仕事をやり切って、すっきりした気持ちで退職しましょう!

 

お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える

退職日が近づいたら、お世話になった上司・同僚・後輩などに感謝の気持ちを伝えましょう。

いくら辞めたかった会社だとしても、振り返れば、必ずお世話になった人はいるはずです。

ぜひ「今までお世話になりました。本当にありがとうございました。」と笑顔で伝えてみてください。

 

有給休暇を楽しむ

会社によりますが、一般的には退職日までに有給消化があります。

どうせ辞めるのであれば、有給を使い切ってしまいましょう。

有給は、労働者の権利ですので、ここで遠慮する必要はありません。

有給消化中は、次のステージへの準備期間としたり、今まで行けなかった場所に行ったり、会いたい人に会いに行ったり、思う存分やりたいことをしてください!

 

退職日は、自分を思い切り褒めてあげる

ここまで来たら、いよいよ退職日です。

返却物はしっかりと返しましたか?

退職に関する書類は、提出しましたか?

今一度やり忘れがないか振り返りましょう。

最終出勤日が終了したら、ここまで頑張った自分を思い切り褒めてあげましょう!

ご褒美に何か欲しいものを買うのも良いですね。

本当にお疲れ様でした。

次のステージでも、必ず前職での経験が生きてくるはずですよ。

他にも、取引先への挨拶や必要な手続きがあれば、忘れずに行いましょう。

必ずしも必要ではありませんが、菓子折りなどを用意するのも良いでしょう。

こちらは、仲の良い方やお世話になった人のみに渡すという形でも大丈夫です。

退職日まで気まずい時もあるかもしれませんが、退職日は必ずやってきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

まとめ:退職にきまづさを感じる必要なし!

この記事では、退職を伝えたものの気まずい空気になってしまったという方に向けて、その対処法や考え方について解説しました。

退職は決して悪いことではありません。

本来後ろめたさや、申し訳なさを感じる必要もありません。

退職日まで、普段通りに淡々と仕事をこなすのみです。

引き継ぎをしっかり行い、感謝の気持ちを伝えるだけで十分なのです。

ぜひ、今回紹介したことを実践してみて、気持ちよく退職日を迎えましょう!

 

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