転職エージェントを複数併用すると、情報の幅が広がり、より自分に合った求人に出会いやすくなります。
一方で、スケジュール管理やエージェント間のやり取りが煩雑になるデメリットもあるため、掛け持ちする際は注意が必要です。
この記事では、転職エージェントを複数利用するメリットとデメリット、上手に掛け持ちするコツまでわかりやすく解説します。
複数併用におすすめのエージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 転職エージェントを複数併用して良いか
- 転職エージェントを複数併用するメリット
- 転職エージェントを複数併用するデメリットと注意点
- 複数の転職エージェントを上手に掛け持ちするコツ
- 複数併用する際の転職エージェントの選び方
- 複数併用におすすめの転職エージェント
転職エージェントの複数併用は可能
転職エージェントは複数社への同時登録・利用が可能です。実際、多くの求職者が2〜3社を併用して転職活動を進めています。
各エージェントによって保有する求人やサポート内容、担当者のスタイルが異なるため、1社に絞るより複数登録して比較したほうが自分に合うサービスを見つけやすくなります。
また、他社では紹介されなかった非公開求人に出会える可能性も高くなり、選択肢の幅が広がるのも魅力です。
ただし、情報管理が煩雑になりやすいため、重複応募やスケジュール調整には注意が必要です。
ただし、自分の目的や相性に合ったエージェントを見極めて選ぶことが重要です。
転職エージェントを複数併用するメリット
転職活動を有利に進めたい人にとって、転職エージェントの複数登録は有効な戦略です。
複数の転職エージェントに登録して併用するメリットを解説します。
転職エージェントを複数併用するメリット
求人数が増えて選択肢が広がる
複数のエージェントを併用すれば、紹介される求人数が増えて選択肢が広がります。
転職エージェントは保有している求人がそれぞれ異なるため、1社だけに登録するよりも複数に登録したほうが選択肢が増えます。
特に非公開求人は1社だけが独占しているケースが多いので、複数のエージェントを併用すれば、より多くの優良案件に出会える可能性が高まります。
選択肢が増えれば、条件や企業文化などを比較しやすくなり、自分にとって本当に納得できる転職先を見極めやすくなります。
異なる視点からアドバイスをもらえる
転職エージェントを掛け持ちで利用すると、担当者ごとに異なる視点からのアドバイスを受けられるのもメリットです。
同じ職務経歴書でも、エージェントによって評価ポイントや強調すべき点が異なります。
たとえば、あるエージェントでは「リーダー経験」を強みにされ、別のエージェントでは「専門知識」を推されるなど、担当者ごとに提案の切り口や業界知識が異なります。
転職エージェントの複数併用によって多角的に自己分析が進めば、自分の強みをより明確に把握でき、転職活動を有利に進められます。
転職エージェントは相談だけでも利用が可能です。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
相性の良いキャリアアドバイザーに出会いやすい
転職エージェントに複数登録すれば「この人は親身に相談に乗ってくれる」「説明がわかりやすい」など、自分に合った担当者を見極めやすくなります。
複数の担当者と相談して比較すれば、相性の良し悪しが分かるため、満足度の高いサポートを受けやすくなります。
結果として、信頼できるパートナーと転職活動を進めることができ、転職成功率のアップにつながります。
そのような状況を避けるうえでも、転職エージェントの掛け持ち利用は効果的です。
リスクを分散できる
転職エージェントを複数併用すると、1社で求人紹介が止まっても他社で活動を継続できるため、転職活動が停滞しにくくなります。
転職活動には「紹介される求人が少ない」「担当者が変更になった」「連絡が遅い」など、予期せぬトラブルがつきものです。
1社だけに依存すると、トラブルが起きたときに転職活動全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
複数の転職エージェントを併用していれば、1つのエージェントでうまくいかなくても、他でスムーズに進められるので安心です。
転職エージェントを複数併用するデメリット・注意点
転職エージェントの複数登録にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットや注意点もあります。
掛け持ち利用を検討している場合は事前に把握しておくと安心です。
転職エージェントを複数併用するデメリット・注意点
求人選びを迷いやすい
複数の転職エージェントから多くの求人を紹介されると、「どれが自分に合っているのかわからない」「決めきれない」といった迷いが生じやすくなります。
情報が多すぎて決断が遅れたり、本来の希望条件がブレたりするので注意が必要です。
同一の求人に応募するリスクがある
複数のエージェントを通じて転職活動をする場合、同じ求人に重複応募してしまうリスクがあります。
企業側から見ると「応募管理ができていない」「本気度が低い」と見なされてしまい、選考で不利になる恐れがあります。
同一求人への応募を避けるには、紹介された求人情報を自分で管理し、同一企業に応募する前にエージェントに確認を取ることが重要です。
スケジュール管理に手間がかかる
複数エージェントを利用する場合、面談・面接・連絡が各社ごとに発生するため、スケジュール調整が煩雑になりやすいです。
日程の調整ミスやダブルブッキングが起きると、エージェントとの信頼関係が崩れかねません。
そのため、各エージェントからの連絡内容や進捗を一元管理する仕組みを持っておくことが必要です。
エージェントからの連絡が増える
転職エージェントに複数登録すると、進捗確認や求人提案が各社から届くため連絡が増えます。
連絡の多さが負担に感じ、「しつこい」「対応に時間が取られる」と感じることも少なくありません。
不要なストレスを減らすには、最初に希望する連絡手段(電話・メール・LINEなど)や連絡するタイミング(平日夜・土日希望など)を伝えておくことが大切です。
転職エージェントを利用する際の注意点を詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
複数の転職エージェントを上手に掛け持ちするコツ
転職活動を成功させるには、エージェントの併用が重要です。ただし、やみくもに複数登録するだけでは効果を最大限に引き出せません。
ここでは、複数の転職エージェントをうまく掛け持ちするコツを紹介します。
複数の転職エージェントを上手に掛け持ちするコツ
異なるタイプのエージェントを組み合わせて利用する
転職エージェントには「総合型」「業界特化型」「スカウト型」などさまざまなタイプがあります。
それぞれ得意分野が異なるため、複数のタイプを組み合わせて掛け持ちすれば、求人情報を網羅的にカバーできます。
たとえば、リクルートエージェントのような総合型では幅広い求人に出会え、マイナビIT AGENTのような特化型ではIT業界に強い提案を受けられます。
複数併用していることは事前に伝える
複数の転職エージェントを掛け持ちしていることは、担当者に正直に伝えることが大切です。
事前に伝えておけば、応募重複などのトラブルを防ぎやすくなり、スケジュール調整もスムーズになります。
また、エージェント側も求職者の状況を把握しやすくなり、他社と競合しない求人の提案やスケジュール配慮など、より柔軟な対応が可能になります。
複数の掛け持ちは珍しいことではないので、エージェント側も問題なく了承してくれます。
最終的に1〜2社に絞る
複数の転職エージェントに登録した後、徐々に数を減らしていき、最終的に1〜2社に絞って活動を集中させるのが効率的です。
複数の転職エージェントを掛け持ちすると、連絡のやり取りや情報量が増えてしまい、管理がどうしても煩雑になります。
求人や担当者の見極めができた段階でエージェントの数を絞れば、スケジュール調整がしやすくなり、応募状況や進捗も把握できるようになります。
転職エージェントを絞ることで、信頼関係も築きやすくなり、より深いサポートを受けられるようになります。
複数併用する転職エージェントの選び方
転職エージェントを併用する場合、どのエージェントを選ぶかは非常に重要です。
自分のニーズに応じて選べるよう、ここでは転職エージェントのタイプ別に選び方を解説します。
複数併用する転職エージェントの選び方
幅広い選択肢を求めるなら「総合型」
業界・職種・年齢を問わず、幅広い求人をカバーしているのが総合型エージェントの強みです。
特にリクルートエージェントやdodaなどは非公開求人も豊富で、全国の企業と多数のパイプを持っています。
転職初心者や、まだ方向性が定まっていない人には、情報量の多さや豊富な求人を比較できる総合型が適しています。
専門性の高いサポートを求めるなら「特化型」
自分のスキルや業界に特化したサポートを受けたい場合は、IT、看護、介護、外資系などに強い特化型エージェントが最適です。
特化型は業界知識に詳しい担当者が在籍しており、求人内容だけでなく企業風土や面接傾向などの内部情報を教えてもらえます。
総合型の場合、担当者が業界に詳しくない場合もありますが、特化型なら担当者が業界に詳しく、各企業の採用動向も把握しているため、質の高い選考対策を受けられます。
効率よく活動したいなら「スカウト型」
スカウト型エージェントでは、プロフィールを登録しておくだけで企業やエージェントからの直接オファーが届くため、転職活動を効率よく進めたい人に最適です。
「現職が忙しくて求人検索する時間がない」という人も、スカウト型なら無理なく転職活動を進められます。
また、企業からスカウトをもらうことで、自分の市場価値を客観的に知るきっかけにもなります。
自分で求人を探したいなら「求人サイト」
自分のペースで求人を探したい人には、求人サイトの利用が有効です。
求人検索から応募までを自分で管理できるため、担当者からの連絡に縛られない自由度の高い転職活動が可能になります。
ただし、エージェントのサポートがない分、応募書類や面接対策は自己責任となります。転職活動をひとりで進めることに不安がある人は、エージェントとの併用が安心です。
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複数併用におすすめの転職エージェント
複数利用に向いている代表的なエージェントを厳選して紹介します。
転職エージェントを掛け持ちで利用して、就職活動を成功せたい人はぜひ参考にしてみてください。
複数併用におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大級の求人数とサポート実績を誇る総合型転職エージェントです。
幅広い業種・職種に対応しており、未経験から管理職、専門職までさまざまな転職希望者に対応できます。
また非公開求人の数も豊富で、自分では探せないような優良企業の案件を紹介してもらえるチャンスがあります。
まだ方向性が決まっていない人や、幅広い選択肢から比較したい人には特におすすめです。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社インディードリクルートパートナーズ https://www.r-agent.com/ |
| 求人数 | 972,620件 |
| 対応地域 | 日本全国 |
| 電話番号 | 0120-070-585 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-317880 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
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リクルートエージェントを利用して転職できたのは、求人数の多さと非公開求人の豊富さ、そして担当アドバイザーの手厚いサポートがあったからです。
書類添削や面接対策、年収交渉、入社日の調整まで代行してもらえたので、安心して転職活動を進められました。
求人の数が多い分、自分に合うようなものを持ってきてもらえる率が高くなったのかなと思うところと、添削を行なってもらえるので、添削をしていただいて書類の通過率が上がったかなという点がメリットかと思います。
やはりエージェントを使うメリットとして、面倒な日程調整や言いにくいような質問をすることができ、回答を得られるところもメリットかと思います。
doda
dodaは、エージェント機能と求人検索機能の両方を兼ね備えたハイブリッド型サービスです。
幅広い職種に対応しており、特に20代〜30代のビジネスパーソンから高い支持を集めています。
またキャリアアドバイザーの対応も丁寧で、面接対策や企業情報の共有など、転職者目線のサポートが強みです。
情報収集から応募、面接対策まで一貫してサポートしてもらえるので、併用に最適な一社といえます。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ |
| 求人数 | 287,200件 |
| 対応地域 | 全国・海外(国内拠点は24ヶ所) |
| 電話番号 | 03-5427-7890 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-304785 特定募集情報等提供事業:51-募-000144 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
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他の転職サービスでは見つからなかった職種や業界の求人が豊富にありました。
キャリアアドバイザーも自分の希望に合った求人を提案してくれるだけでなく、履歴書や面接対策のアドバイスも具体的で非常に役立ちました。
マイナビエージェント
マイナビ転職エージェントは、20代〜30代の若手・中堅層の転職に強みを持つ総合型エージェントです。
若手向け求人とフォロー体制が手厚く、特に初めての転職活動をおこなう人に対して親身で丁寧なサポートを提供してくれます。
また大手から中小企業まで幅広い求人を扱い、企業ごとの面接傾向や選考対策にも詳しいため、内定率を高めたい人におすすめです。
| 満足度 | 求人数 | サポート | 使いやすさ |
|---|---|---|---|
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
| 求人数 | 求人多数 |
| 対応地域 | 全国 |
| 電話番号 | 03-6267-4000 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-080554 特定募集情報等提供事業:51-募-000092 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
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マイナビエージェントは若手や第二新卒向け、未経験OKの求人が多い印象でした。
一方で、高年収層向けの求人はあまり見かけず、キャリアアップや管理職を目指す人には物足りないかもしれません。
経験が浅い方には特に向いていると思います。
私は未経験業種への転職だったので、未経験歓迎の求人が多い点はメリットに感じましたが、年収アップを優先するなら他のサイトを併用した方がいいかもしれません。
良かった点としては、求人数がとにかく豊富で、サポートが丁寧で自分に合った求人を紹介してくれることです。
中小企業を中心とした求人量も多く、大手なので安心感があり、全国の求人を取り扱っているので、未経験でも希望する求人に対して的確にアドバイスをしてくれたのでスムーズな転職活動をすることができました。
ビズリーチ
ビズリーチは、年収600万円以上の求人を中心に扱うハイクラス向けのスカウト型転職サービスです。
自分の経歴を登録すると企業やヘッドハンターから直接スカウトが届くため、忙しい人でも効率的に転職活動を進められます。
他のエージェントでは出会えない独自求人も多く掲載されているので、管理職や専門性の高いポジションを目指す人におすすめです。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp |
| 求人数 | 公開求人数:127,000件 |
| 会員数 | 281万人以上(2025年1月末時点) |
| 対応地域 | 全国 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-302647 特定募集情報等提供事業:51-募-000175 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
自分がどの職種へ転職できるのか不透明だったとき、ビズリーチのヘッドハンター数人と連絡を取り、その中から幅広い視点でキャリアを提示してくれる人と出会いました。
ヘッドハンターとの面談を通して、自分のキャリアの可能性を提示してもらい、そこから自分の志向に合わせて求人を絞り込んでいきました。
紹介してもらった求人は年収が高いものが多く、自分の市場価値が可視化できるのもよかったです。
Bizreachのヘッドハンターは企業からスカウトを任されるほどの信頼関係を築いており、詳しい情報を持っていると感じました。
スカウトに対する疑問にも詳細に回答してくれるため、安心感がありましたね。
私に声をかけてくれたヘッドハンターは、内定を獲得するまで丁寧にサポートしてくれたように思います。
おすすめの転職エージェントと、評判について詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
転職エージェントの複数併用によくある質問
転職エージェントの複数併用によくある質問と回答をまとめました。掛け持ちで使いたい人は参考にしてみてください。
ただし、同一企業に複数のエージェント経由で応募した場合は、企業側がエージェントにその旨を伝えるケースがあります。
それがきっかけでバレる可能性はありますが、事前に担当者に併用している旨を伝えておけば、重複応募などのリスクは回避できます。
しかし、求人の選択肢や情報量が限定されてしまい、求人や担当者との相性が合わない場合に代替手段がなくなるリスクはあります。
そのため、初期段階では2〜3社併用し、自分に合うエージェントを見極めるのが安全です。
「他で転職が決まりましたので、今後のご紹介は不要です」「今回の転職活動では御社のサービスを利用しないことに決めました」などの簡潔で文面で十分です。
事前連絡なしに無断で放置するのは印象を悪くするだけでなく、再利用時に影響することもあるので避けましょう。
- 嘘の経歴を伝える
- 無断キャンセルをする
- 失礼な態度をとる
- 同じ求人に複数エージェントから応募する
上記の行為は、エージェントだけでなく企業からの信用も損なうことになり、転職活動全体に悪影響を及ぼします。
信頼を失う行動を避けて誠実に対応すれば、適切なサポートが受けられます。

























