就活前になるとインターンに行った方がいいのかな、、、と感じる学生の皆さんは多いのではないでしょうか。
実際のところどうなのでしょう。
今回は就活経験をした元就活生の1人として、学生のみなさまに就活インターンに関する情報をお届けいたします。
結論:就活インターンに行くかは自分次第!
就活シーズンになると、就活生から「インターンに行くべきですか?」という質問が多くなります。
就活インターン経験者の僕個人の意見としては就活インターンは行っても行かなくてもどちらでも良いかなと感じます。
これからの説明を就活インターンに行くか行かないかの判断材料の1つにしてください。
就活インターンの変化
ここ最近の傾向をみると、就活インターンという言葉が薄れてきていると感じています。
僕が就活をしていた7年前は「インターン=就活時にするもの」でしたが、最近は大学1~2年生でもインターンをしていますよね。
インターンは就活時にするものと言う概念が少しずつなくなっている証拠です。
就活のためではなく、いち早く社会に触れるためにインターンをする学生が増えています。
就活インターンの種類
まずはじめに就活インターンの種類について紹介します。
・長期就活インターン
・短期就活インターン
長期就活インターン
半年や1年単位で働く、長期就活インターンです。
大学1年生のうちは授業に出て単位を取得するのが第1優先とされるので、長期の就活インターンは厳しいかもしれません。
大学3年生になると残り取得単位も非常に少なくなり、学校の授業にも行く頻度が減るので、3年生あたりから長期の就活インターンを開始する人も多いです。
長期就活インターンはお給料がもらえる所謂インターンバイトが多い印象です。
長期であればあるほど濃く会社と関われるため、多くの仕事内容ができるのが特徴です。
長期就活インターンで就活インターン生も企業側も同意し、そのまま社員になるケースも少なくはありません。
実際、企業が長期就活インターンを行う大きな理由の1つに採用に繋がる可能性が大きいことがあります。
実際、何人もこの就活インターンからの正社員へ転身した人を知っています。
短期就活インターン
次は短期インターンです。
1日や2日、長くても1週間のインターンです。
短期インターンの場合は、企業の実際の業務に携わるのではなく、企業がインターン用に課題を設け、その課題解決に取り組むことが多いです。
そして、インターンの最終日には各グループのごとにどのような意見が出たのか発表の場があります。
ほとんどの短期インターンが無給でのインターンなります。
5〜6年前は無償(給料が発生しない)インターンが普通だったのですが、昨今は有償のインターンが増えつつあり、無償だと有名企業じゃない限りは全然人が集まりません。
就活インターンのメリット
次に就活インターンを選ぶ上で気をつけるべき点を紹介します。
・特別選考がある
・友達ができる
・現場感を掴むことができる
特別選考がある
本当に行きたい企業であれば就活インターンに行った方が良いかもしれません。
その理由は就活インターン特別選考があるからです。
ちょっと前までは就活インターン生にだけそんな優遇があるのは、おかしい!一般の就活生と差をつけるな!などと批判も相次いでいましたが、最近は何処も優秀な人材を早めに囲いたいこともあり、どの企業も就活インターンでの就活生の早期囲い込みをやり始めたため、批判の声は掻き消されてしまいました。
表面上は就活インターン特別選考が無いように見えても実際はしているケースも多いです。
友達ができる
意外と就活インターンに行き、友達ができたという声は多いです。
就活の情報を交換したり、就活後も同じ業界などに入って情報交換することもあります。
僕も実際、インターンに行き、数名と今も友達関係が続いています。
ただ、大抵は浅い関係で終わってしまうことが多いです。
現場感を掴むことができる
就活の際に閲覧する求人情報は物凄い薄く、いいことばかり書いてあるので実際の内情とはかけ離れているケースが多いです。
それが故に、入社後すぐの離職率も増えています。
入社後のギャップを防ぐためにもその企業に少しでも興味があるのであれば、インターンにいき、実際の業務に触れてみることがプラスに働くかもしれません。
業務内容の理解だけではなく、オフィスの雰囲気や社風、働いている人の人柄など知れる情報は非常に多いです。
就活インターンのデメリット
次に就活インターンのデメリットについて紹介します。
・ハズレをひく可能性あり
・1回始めると簡単には辞めれない
ハズレをひく可能性あり
これはデメリットか微妙ですが、いざインターンに行ってみたら全く面白くもなく、特に収穫もないインターンに当たってしまうこともあります。
とりあえず学生に対する認知度をあげたいがためにインターンを開催し、コンテンツは空っぽなんてケースもあります。
このようなインターン当たらないようにネットで過去の評判や口コミを参考にして、調査をした上で就活インターンに臨みましょう。
1回始めると簡単には辞めれない
1度、インターンを始めると週3回以上は出勤しなければいけなかったり、専任の業務を持った場合には、自分が最後まで責任を持たなければならないかもしれません。
そうなった場合、急なプライベートのお誘いなどに行きづらい環境になります。
その代わり、専任のある仕事を任せてもらえるという良点はありますが、プライベートの自由さは少し減ってしまうことを念頭に入れておいてください。
就活インターンを選ぶ際の注意点
就活インターンを選ぶ際の注意点をまとめました。
・志望企業のインターンは熟考すべし
・無償・短期インターンは避けるべし
・アルバイトと天秤にかける
志望企業のインターンは熟考すべし
先ほど特別選考があるので、行きたい会社があるなら就活インターンに行ったほうが良い!なんて言った僕ですが、逆の説もここで述べておきます。
つまり、本気で行きたい企業だからこそ、就活インターンに行かないという選択です。
それはどのようなケースか。
それは「自分にまだ実力が無い」場合です。
少し噛み砕いて説明すると、就活インターンの抽選に受かり、晴れて志望企業の就活インターンに行けたとしましょう。
その就活インターンに集まっている学生の大抵は非常に優秀であり、その中で実力の差を見せつけられたり、その優秀層と比較され、行きたい会社に「こいつはダメだ」という烙印を押される可能性もあります。
この場合、就活インターンの特別選考パスをもらうことはできず、さらに名前を覚えられてしまっている場合はその後の一般選考でも不合格になってしまうかもしれません。
そのため、就活生全体における自身の実力の位置把握は事前にした上で志望企業の就活インターンに応募するべきです。
無償・短期インターンは避けるべし
正直、現在は短期の就活インターンや無償の就活インターンは少なくなっており、ほとんどが有償の長期インターンです。
有償のインターンであれば、そのへんのわけのわからないアルバイトをするよりはお金にもなるし、何かしら学ぶものもあるので学生のうちからビジネスに触れておきたい欲が強い人には良いかもしれません。
逆に短期かつ無償の就活インターンは全くおすすめしませんし、長期かつ無償のインターンは尚更です。
僕が就活生時代に無償かつ短期の就活インターンに参加したことがありますが特に得られるものはありませんでした。
1~2日間で得られるものなんてたかがしれてます。
アルバイトと天秤にかける
大学生であれば大抵何かアルバイトをしているでしょう。
就活インターンをするときはそのアルバイトと天秤にかけて選ぶようにしましょう。
時給や仕事内容などを吟味してアルバイトをしている時間を就活インターンに当てる方が良いと感じることが1つの基準となるでしょう。
私の就活インターン事例
参考までに少し私自身の就活インターンの話もしておきます。
私は就活インターンにあまり関心がなく、行く気がありませんでした。
なんとなく、1〜2社行っておいた方が良いのかな?と感じ、とある旅行系会社の就活インターンに行くことにしました。
ただ、就活インターンといっても2daysの就活インターンです。
内容はグループになり1泊2日の旅行企画を立てて、それをグループごとに発表するというものでした。
感想としては、「面白くもなく、つまらなくもなく」。
もちろん無償の就活インターンでした。
この経験もあり、1dayや2daysの短い就活インターンにそこまで意味を感じないというのが僕の感想です。
ただ、5~6年も前の話なのであまり参考にならないかもしれませんが・・・。
結局、その旅行会社には応募すらしませんでした。
就活インターン選びにおすすめのサイト
では、実際に就活インターンにいきたい!と思ったらどのように就活インターン先を探せば良いのでしょうか?
現在、就活インターンを募集している企業の求人をまとめた便利な就活インターンサイトがあるのでそこでインターン先を見つけるのが良いでしょう。
いくつか就活インターンサイトをピックアップしますので参考にしてください。
ONECAREER
ONECREERはハイクラス向けの就活サイトです。
学生でいうと高学歴向け、企業でいうと有名国内企業や外資企業向けです。
名だたる企業の就活インターンなので競争率も高いですが受かれば非常に充実したインターンが受けれるでしょう。
Infraインターン
Infraインターンは、企業の規模を問わず長期で有償のインターンのみを掲載しています。
そのため、アルバイトがわりにインターンをすることが可能です。
就活インターンを有償にしていることは採用を本気でやろう!と考えている企業なので大ハズレは引かないはずです。
RENEW(リニュー)
Renewは、大学1年生から始められる長期インターンシップ検索サイトです。
検索方法は、職種や地域だけでなく、働き方や身に付けたいスキルから探せます。
リモート可能なインターンシップも取り扱っているため、地方学生も参加できます。
U-inTern
U-inTernは長期インターンを中心としたインターン求人サイトです。
掲載されている求人が有償で、長期での採用を意識した求人ばかりです。
ITベンチャー、コンサル、金融など様々なジャンルの企業の求人が掲載されています。
時給を見ると、2,000円を超えるものもあり、高待遇で採用してもらえる可能性も高いです。
JEEK
このサイトは大学3,4年生向けの就活インターンだけではなく大学1,2年生から始めることのできる就活インターンを紹介しています。
掲載されている就活インターン求人は全て給与が発生します。
就活インターンというより企業でのアルバイトに近いイメージです。
wantedly
wantedlyはインターンシップだけでなく新卒採用や中途サイトの求人も全て扱っています。
TOPページの検索軸で「インターン」で絞り込めば就活インターン募集をしている会社が一覧になって抽出されます。
面白そうな就活インターンも多く、有名企業も募集を出していたのですが、気になった点として給与の明記が求人情報内に見つかりませんでした。
給与は載せないスタンスなのか無償の就活インターンなのか、それが明確でないのがネックです。
ココシロ!インターン
ココシロ!インターンは、長期インターン・有給インターンに特化した求人募集サイトです。
勤務地/エリア・職種・給与などの条件でインターン求人を絞り込むことができます。
自分で求人を探すこともできますし、自分ではなかなかインターン探しが進まない時はアドバイザーに相談することも可能です。
サイトでは、長期インターンを経験した実際の先輩たちの体験談が掲載されていますので、参考にしてみてください。
キャリアバイト
「バイトの時間をキャリアに」をキャッチコピーとした就活インターンサイトです。
このサイトも大学3,4年生だけでなく大学1,2年生でも参加できるインターンが多く掲載されています。
大手企業より中小やベンチャー企業の求人が目立ちます。
UT-Board
UT-Boradは、ハイクラス学生向けのインターン求人サイトです。
職種・時給・働き方などでインターン求人を探すことができます。
他にも、時給2,000円以上/フルリモート可/フレックス勤務可など人気の条件で絞り込みも可能です。
職種は、マーケティング/ライター/エンジニア/コンサル/経営企画など多岐に渡ります。
まとめ:就活インターンの選び方は多岐!自分の基準を持って選択しよう
ここまで就活インターンの選び方についてまとめてきました。
大学生のより良い就活インターン探しに役立てていただければ幸いです。
地方の企業はまだ早期にインターン募集をしていないケースも多いですが、東京であれば大学1,2年生から始められるインターンも多いので是非気になるインターンがあれば応募しましょう。
適当にインターンしたらそのへんアルバイトに行くのと変わらないので、自分の興味ある分野や仕事を選び、就活インターンに臨みましょう。
あわせて読みたい