「リクナビNEXTでの応募は、求職活動実績として認められるのか」と疑問に感じていませんか。
結論、リクナビNEXTでの応募は厚生労働省とハローワークが定める条件を満たせば実績として扱われます。
この記事では、リクナビNEXTの応募を実績にするための条件や注意点、さらに効率的に実績を積み上げる方法を解説します。
この記事でわかること
- リクナビNEXTの申し込みが求職活動実績として認められる条件
- 実績にならないケースと注意点
- 実績を効率よく積むための方法(セミナー・相談など)
- ハローワークに報告する際の具体的な手順
【結論】リクナビNEXTの応募は「条件付きで実績になる」
リクナビNEXTのWeb応募は応募した証拠が残っていれば求職活動実績になります。
厚生労働省とハローワークの基準では、応募の裏付けが確認できる場合に限り、求職活動の実績として認定される仕組みです。
応募した証拠の例
- 応募完了メール
- マイページに表示される応募履歴
- 応募画面のスクリーンショット

確実に受給を続けるためには、応募事実を証明できる資料を残しておくと安心です。
求職活動は継続的におこなう必要がある
リクナビNEXTの応募を実績にするためには、1件だけで済ませるのではなく、認定期間中に複数回の活動をおこなう必要があります。
厚生労働省の基準では、認定期間(おおむね4週間)のあいだに2回以上の求職活動をおこなうのが条件です。
失業の認定を受けようとする期間(認定対象期間。原則として前回の認定日から今回の認定日の前日までの期間)中に、原則として2回以上(基本手当の支給に係る最初の認定日における認定対象期間中は1回)の求職活動(就職しようとする意思を具体的かつ客観的に確認できる積極的な活動のことをいいます。)の実績が必要です。
出典:厚生労働省
認定日とは、失業の状態や求職活動の成果をハローワークに報告し、雇用保険(失業保険)を受け取れるかどうかを判断する基準日です。
失業保険を継続的に受給するには、認定日までに活動を重ね、証拠を提示する必要があります。

その1つがリクルートエージェントの面談やオンラインセミナーです。
自宅から参加できるため、外出が難しい人でも効率的に実績を積み上げられます。
リクナビで求職活動実績になるケース
リクナビNEXTでの活動が、求職活動実績として認められるかはケースごとに異なります。
ここでは、実際に求職活動実績と認められるケースを取り上げて解説します。
リクナビで求職活動実績になるケース
Webから申し込んだ場合は実績になる(辞退後も有効)
リクナビNEXTで求人にWeb応募をすると、応募した時点で求職活動実績として認められます。
厚生労働省の基準でも「求人への応募」は求職活動実績の対象とされており、面接に進まなくても応募行為そのものが記録されるためです。
応募を証明するには、以下の記録を残しておきましょう。
応募した証明
- 申し込み日時
- 企業名・職種
- 完了メールの保存
- 申し込み画面のスクリーンショット

ただし、実績を稼ぐためだけの応募は転職活動にマイナスとなり、企業にも迷惑をかけるため避けましょう。
書類選考で不採用になっても実績になる
リクナビNEXTで応募し、書類選考で不採用になった場合でも求職活動実績として認められます。
求職活動実績は、「応募した事実」で判断されるため、合否関係なく就職に向けて積極的に行動した証拠になります。
不採用の場合でも、活動の証拠として以下を残しておきましょう。
不採用でも実績を示す証拠
- 応募完了メール
- 不採用通知メール
- 応募企業名・職種の控え
- 応募履歴ページのスクリーンショット

メールや履歴を保存しておくことで、安心して申告できますよ。
リクナビで求職活動実績にならないケース
リクナビNEXTでの行動の中には、求職活動実績として扱われないものがあります。
ここからは、求職活動実績として扱われない代表的なケースを解説します。
リクナビで求職活動実績にならないケース
会員登録だけでは実績にならない
リクナビNEXTや他のサービスに会員登録をしただけでは、求職活動実績として認められません
ハローワークの制度では、「就職に向けた積極的な行動」が実績の条件とされているためです。
以下の作業は、いずれも求職活動実績にはならないので注意が必要です。
- リクナビNEXTの会員登録
- 転職エージェントへの会員登録
- プロフィール入力・職務経歴書のアップロード
- スカウトメールの受信設定

求職活動実績として認められるには、登録の後に「就職に直結する行動」をおこなうのが条件です。
失業認定では「どの求人に、いつ、どのように応募したか」が説明できる行動が必要なのを覚えておきましょう。
求人検索だけでは実績にならない
リクナビNEXTで求人をいくら検索しても、応募をしなければ求職活動実績にはなりません。
求人検索は、あくまで情報収集の段階であり、行動そのものではないためです。
- 検索後、求人ページから申し込みを完了
- 気になる求人を10件検索してブックマーク

「気になる求人を検索して応募ボタンを押す」「応募完了メールを保存する」などの行動があって初めて、求職活動実績として認められます。
検索で終わらせず、応募まで進めることを意識しましょう。
企業ホームページ閲覧だけでは実績に含まれない
リクナビNEXT経由で企業のホームページを閲覧しただけでは、求職活動実績にはなりません。
ホームページを見ても、外部から確認できる履歴が残らず、ハローワークの定義する「就職に必要な積極的な行動」に該当しないためです。
例えば、企業の事業内容や採用情報を調べるのは自己分析や志望動機づくりに役立ちますが、単なる情報収集の範囲にとどまります。

単なる閲覧で終わらせず、気になる企業を見つけたら実際にエントリーする、あるいはハローワークやエージェントに相談するなど、次の行動につなげることを意識しましょう。
リクナビでの実績をハローワークへ報告する方法
リクナビでの応募を求職活動実績と認めてもらうためには、「失業認定申告書」に記入する必要です。
ここでは、失業認定申告書にリクナビNEXTの応募履歴を記載する際の具体的な方法を解説します。
失業認定申告書は、ハローワークの公式ウェブサイトからダウンロードできます。
⇒失業認定証明書のダウンロード|ハローワーク
リクナビでの実績をハローワークへ報告する方法
【記入例】活動内容・団体名の具体的な書き方
失業認定申告書に正しく記入するためには、「どの活動を・どの団体で・どのように実施したか」を具体的に示すのが重要です。
項目名 | 記入内容の例 | 補足 |
---|---|---|
求職活動をしたか | 「ア 求職活動をした」を選択 | 丸で囲めばOK |
求職活動の方法 | (イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等 | 丸で囲めばOK |
利用した機関の名称 | リクナビNEXT | 会社名も記載する |
活動の具体的内容 | 求人への申し込み | 企業名・伝w番号まで具体的に記載 |
その他の失業認定書の共通記載項目
- 氏名・住所・電話番号
- 認定対象期間
- 失業の認定を受けようとする日
- 雇用保険受給資格者番号
- 活動の証明欄(署名など)
応募履歴・完了メールを証拠として残す
申し込み後に送られてくる完了メールは、必ず保存しておきましょう。
完了メールには以下の情報が含まれているため、求職活動の証拠になります。
求職活動の証拠になる情報
- 申し込み日時
- 企業名・求人情報
- 申し込み内容

リクナビで求職活動実績を作る際の注意点
リクナビNEXTで求職活動実績を積み上げる際は、トラブルを避けるために注意が必要です。
ここでは、リクナビNEXTを利用する際に意識すべき注意点を解説します。
リクナビで求職活動実績を作る際の注意点
企業からの連絡を無視すると認定に影響する可能性がある
求人に応募した後、企業からの連絡に応じなければ、求職活動実績として認められない恐れがあります。
求職活動実績は「応募した事実」だけでなく、その後の行動も含めて判断されるためです。
ハローワークでは企業に応募状況を確認する場合があり、連絡に応じていなければ応募意思がなかったとみなされる可能性があります。
・企業が「応募者と連絡が取れなかった」と回答した場合、応募実績が否定される
・連絡を無視すると、活動意思がないと判断される可能性がある

やり取りを保存しておけば、ハローワークで「応募の事実」をスムーズに説明できます。
結果が不採用であっても、誠実に対応する姿勢が実績認定と今後の転職活動の両方にプラスになりますよ。
面接を無断で辞退すると「対応に問題あり」と判断される
面接日が決まった後に無断で辞退すると、今後の転職活動に不利な影響が出ます。
無断辞退は企業から「約束を守らなかった応募者」として記録されやすく、再応募が難しくなるためです。
リクナビNEXTでも「対応に問題あり」と判断されると、求人への応募制限につながる可能性があります。
具体的なリスクは以下のとおりです。
・企業側に「信頼できない応募者」として記録が残る
・同じ企業への再応募が不利になる
・リクナビNEXTの利用制限につながるケースがある

「他社で内定が決まった」「家庭の事情で転職時期を延期した」など、一言伝えるだけでトラブルを防げます。
実績を稼ぐ目的の応募は避ける
求職活動実績を増やすために数だけを追って大量応募すると、かえって転職活動に不利になります。
応募数が多すぎると1件ごとに時間をかけられず、履歴書や職務経歴書が使い回しになりがちなためです。
例えば、10社以上に一斉応募すると、1社ごとに内容を調整できず「どこにでも送れる書類」と判断され、書類選考の通過率が下がるケースがあります。
書類選考の通過率が下がるだけでなく、希望する企業で面接に進めず、転職活動が長引く場合もあるでしょう。

求職活動実績は、認定期間に原則2件あれば十分です。
無理に数を稼ぐ必要はなく、本当に行きたい企業へ的を絞って応募する方が、実績を満たしながら転職成功の可能性を高められます。
マイナビ以外で確実に求職活動実績になる方法
リクナビNEXT以外にも、確実に求職活動実績として認められる方法があります。
ここでは、効率的に求職活動実績を積む方法をご紹介します。
確実に求職活動実績になる方法
エージェントのオンラインセミナーに参加する
求職活動実績を確実に作る方法の1つが、転職エージェントが開催するオンラインセミナーへの参加です。
オンラインセミナーは「就職につながる活動」とハローワークに認められており、失業認定申告書に記入すれば実績としてカウントされます。
オンラインセミナーのメリット
- 申し込みから参加まで完全にオンラインで完結
- アーカイブ配信でも実績として認められる
- 参加証明書が自動発行される場合が多い
- 転職に役立つ情報を得られる

特にリクルートエージェントのセミナーは人気が高く、実績作りと転職準備を同時におこなえるのでおすすめです。
キャリアアドバイザーと面談する
転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談すると、求職活動実績としてカウントされるうえに、転職準備も一気に進みます。
履歴書や職務経歴書の添削、志望動機の整理、面接対策など、求職1人では気づきにくい部分をプロから直接アドバイスしてもらえるためです。
キャリアアドバイザーと面談するメリット
- 求職活動実績として認められる
- 応募書類をプロに添削してもらえる
- 自分では探せない非公開求人を紹介してもらえる
- 面接や志望動機の準備ができる

リクルートエージェントなら、添削・求人紹介・面接対策までトータルで受けられるため、転職成功につながりやすいでしょう。
転職フェア・合同説明会に参加する
転職フェアや合同説明会に参加すると、求職活動実績として認められるだけでなく、複数の企業担当者と直接話せるため転職活動の幅が広がります。
大規模な合同説明会では1日で数十社の担当者と接点を持つのも可能です。
求人票では分からない社風や働き方を直接確認できるため、応募先を選ぶ判断材料にもなります。
転職フェア・合同説明会のメリット
- 求職活動実績としてカウントされる
- 1度に多くの企業と接点を持てる
- 求人票だけでは分からない情報を直接聞ける
- 転職活動のモチベーションが上がる
- 参加証や受付票を証拠として残せる

その場で「応募してみたい」と感じたら、早めに応募に進むと採用担当者への印象も残りやすく、安心して求職活動実績の申告ができます。
参加証や資料は忘れずに保管しておきましょう。
ハローワークで職業相談をする
ハローワークで職業相談を受ければ、求職活動実績として確実にカウントされます。
職業相談は「就職につながる活動」として認められており、窓口での相談内容はハローワークに履歴として残るためです。
ハローワークで職業相談を受けるメリット
- 求職活動実績として確実に認められる
- 相談履歴がハローワークに残るので安心
- 応募書類の添削や求人紹介を受けられる
- 無料で利用できる

「実績が足りるか不安」人は、まず職業相談を1回入れておくとスムーズに手続きを進められます。
履歴書の改善や面接準備にも役立つので、積極的に活用してください。
1日で2回分の実績を作る組み合わせ例
求職活動実績は、同じ日に複数の活動をおこなえば1日で2回分カウントできます。
認定日直前に実績が足りない人でも、効率よく条件を満たせます。
1日で実績を2回分作れる行動例
- 午前:ハローワークで職業相談を受ける
- 午後:リクルートエージェントのオンラインセミナーに参加する
午前と午後で内容の異なる活動を組み合わせれば、1日で2回分の実績として申告可能です。
証拠となる相談記録や参加確認メールを残しておけば、認定日にもスムーズに説明できます。

ただし「同じ内容を2回」では認められないので、職業相談+セミナーなど、内容を変えておくのをおすすめします。
【比較】求職活動実績に強いのはリクナビNEXT?リクルートエージェント?
求職活動実績を作る方法として「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」のどちらを使うべきか迷う人は少なくありません。
同じリクルートグループのサービスですが、仕組みや実績の認められ方に違いがあります。
ここでは、リクナビNEXTとリクルートエージェントの違いを整理し、失業認定を確実に通すためにどちらを選ぶべきかを解説します。
結論:効率よく求職活動実績を稼ぐならリクルートエージェントがおすすめ
求職活動実績を効率的に積みたい人は、リクルートエージェントのほうがおすすめです。
リクナビNEXTは応募が中心ですが、リクルートエージェントではセミナーや面談など、応募以外にも求職活動実績を積めます。
比較ポイント | リクルートエージェント | リクナビNEXT |
---|---|---|
実績の作り方 | セミナーや面談参加で実績にカウント | 企業への申し込みが必要 |
追加対応 | 面談1回で実績完了 | 申し込み後に企業対応が必要な場合あり |
実績の数 | 複数の方法で実績を作成可能 | 1回の申し込みで1つの実績 |
サポート体制 | 転職サポートも同時に受けられる | 応募中心 |
利用メリット | 実績作りと転職準備を同時に進められる | 応募に集中できる |
利用シーン | 短期間で効率よく実績を積みたい人 | 求人応募を通じて実績を積みたい人 |

リクルートエージェントならセミナーや面談で実績を積めます。
応募に追われず、書類の添削や面接対策も同時に受けられるのでおすすめです。
リクナビNEXTと求職活動実績に関するよくある質問
ここでは、リクナビNEXTでの求職活動実績に関してよくある質問を紹介します。
インターネット応募は、ハローワークに詳しく確認されますか?
必要に応じてハローワークが応募先企業へ事実確認をおこなう場合があります。
詳細は以下の記事で詳しく紹介しています。
オンラインセミナーばかりで求職活動実績を稼いでも問題ないですか?
問題ありません。
ただし、同一テーマや同内容の重複は認定されないので、主催やテーマを変える、職業相談・応募と組み合わせるなど、活動内容にバリエーションを持たせましょう。
求職活動実績になるか確認する方法はある?
事前にハローワークの相談窓口で確認が最も確実です。
たとえば「リクナビNEXTでの申し込みは実績になりますか?」など、具体的に質問するとスムーズに回答してもらえます。
求職活動実績は最低何回必要ですか?
原則として、認定期間(おおむね4週間)に2回以上の求職活動が必要です。
ただし、最初の認定期間のみ1回で認められます。
リクナビNEXTを正しく使って実績を積もう
リクナビNEXTでの申し込みは、正しい方法で実施すれば確実に求職活動実績として認められます。
ポイント
- 実際の申し込みが必要(検索・閲覧だけでは不十分)
- 申し込み完了の証拠を必ず保存
- 企業からの連絡には最低限の対応をする
- 実績稼ぎ目的の乱発申し込みは避ける
より効率的に実績を作りたい場合は、転職エージェントのセミナー参加や面談を組み合わせるのをおすすめします。
特にリクルートエージェントは豊富なサービスがあり、実績作りと転職活動の両方に役立つのでおすすめです。
失業保険の認定を確実に受けながら、将来の転職に向けた準備も進めていきましょう。