「転職エージェントを利用する場合どんなことに注意すればいい?」
「転職エージェントって本当に信頼できるの?」
そんな不安を抱く人も少なくないはずです。
本記事では、転職エージェントを利用する際に知っておくべき注意点や、サポートを最大限に活かすための方法を解説します。
非公開求人の紹介や年収交渉などの強みを理解しつつ、ビジネスとしての側面も踏まえて、後悔のない転職活動に役立ててください。
本記事でわかること
- 転職エージェントの強みと役割
- 利用時に注意すべきポイント
- キャリアのミスマッチやトラブルを避ける方法
- 転職エージェントをパートナーにするための具体的な活用法
転職エージェントを利用する際の注意点
転職エージェントを活用するには、事前に注意点を理解しておくことが大切です。
ここでは、安心して利用するために知っておきたいポイントを解説します。
転職エージェント任せにしない
転職活動では、最終的な判断を転職エージェントに任せず、自分で意思決定する姿勢が大切です。
エージェントはサポートをしてくれますが、必ずしも求職者の長期的なキャリアを優先しているとは限らず、内定の決まりやすさを重視する場合もあります。
任せきりにすると起こりやすいリスク
- 応募する企業を担当者に左右されてしまう
- 内定承諾を担当者の判断に委ねてしまう
- キャリアプラン全体を担当者の意向に依存してしまう

しかし、自分のキャリアは自分で築いていくものです。
主体的に判断する姿勢を持つことで、転職後の満足度や納得感も高まります。
転職エージェントの情報だけを鵜呑みにしない
キャリアアドバイザーから提供される情報に加え、必ず自分でもプラスアルファの情報を収集することが大切です。
転職エージェントの情報は信頼性がありますが、内容が限られていたり、メリットだけだったりする場合もあります。
プラスアルファの情報を得る方法
- 企業の口コミサイト(転職会議、エン カイシャの評判、openworkなど)
- SNS(X, Linkedinなど)
- 求人先企業のnote
- 求人先企業の有価証券報告書
- 求人先企業の新卒採用ページ(社員インタビューなど) など

企業の理解度が高くなるので、面接でも熱意を伝えやすくなるでしょう。
転職活動の軸を明確にする
転職活動では、あらかじめ自分が重視する軸を洗い出しておくことが大切です。
軸が定まっていないと、紹介される求人に振り回されて希望条件がぶれ、最終的に納得できない企業を選んでしまう可能性があります。
以下は、軸を整理するときの具体例です。
軸の種類 | 確認するポイント | 具体例 |
---|---|---|
収入 | 生活やキャリアに必要な年収の基準 | 希望年収500万円以上、最低ライン450万円 |
働く場所 | 勤務地やリモートワークの許容範囲 | 自宅からドアtoドア60分以内、週2日はリモート勤務希望 |
働き方 | 勤務時間や残業時間の条件 | 残業は月10時間以内、フレックスタイム制あり |
仕事内容 | やりがいや重視する業務内容 | 営業より企画職を希望、顧客折衝が含まれる業務 |

キャリアアドバイザーに共有しておくろ、求人紹介の精度も高まるでしょう。
転職エージェントの利用規約も把握しておく
転職活動を安全に進めるためには、見過ごしがちな利用規約を事前に確認し、重要な条項を理解しておくのも大切です。
利用規約には、求職者が守るべきルールや禁止事項が明記されており、これを知らないまま利用するとトラブルにつながる可能性があります。
利用規約で注意すべきポイントは、以下の通りです。
転職エージェント利用規約で注意すべきポイント
- 登録情報を正確に伝える義務(経歴や資格を虚偽申告しない)
- 企業への直接応募禁止(エージェント経由で紹介された企業に個人応募は不可)
- 無断辞退や内定承諾後の辞退禁止(正当な理由なく面接や内定を辞退する行為の禁止)
- 個人情報の取り扱い(求人紹介や選考に必要な範囲で応募先企業に提供される)
- サービス停止や登録抹消の条件(虚偽申告や連絡無視が続く場合など)

必ず目を通し、重要な条項を理解したうえで活用しましょう。
転職支援期限を確認する
転職エージェントによっては、サポート期間が「登録から3ヶ月〜半年」などと事前に定められている場合があります。
利用を始める前に、支援が受けられる期間を必ず確認しておきましょう。
例えば、以下の転職エージェントでは支援期間が明記されています。
エージェント名 | 支援期限 |
---|---|
リクルートエージェント | 約3カ月のサポート期間が目安 |
doda | 制限なし (※一定期間応募依頼がない場合はサポート終了) 出典:doda「利用規約」 |
JACリクルートメント | 制限なし (※1ヶ月間連絡がない場合はサービス終了) |
ハタラクティブ | 制限なし (※6ヶ月間サービス利用がない場合はサービス終了) |

3カ月を過ぎてしまった場合は、活動状況を担当者に共有したり、継続利用の意思を伝えたりすればOKです。
必要に応じて、他のエージェントと併用するのもおすすめですよ。

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【リアル事例】転職エージェントの落とし穴と対処法
ここでは実際の求職者が遭遇しがちなトラブルと、その対処法を解説します。
実際に以下のような転職エージェントの対応から、不信感を抱いてしまう求職者も大勢います。
落とし穴と対処法

適切な転職エージェントを選べば、トラブルを避けて安心して転職活動を進められますよ。
なぜか紹介される的外れな求人
転職エージェントを利用して、希望を伝えたはずなのに、実際は的外れな求人ばかり紹介される場合もあります。
考えられる原因
- キャリアアドバイザーに希望条件が詳しく伝わっていない
- キャリアアドバイザーが求職者側と企業側の情報をしっかり把握していない
- キャリアアドバイザーが希望条件より、適正や強みに合った求人を紹介している
- キャリアアドバイザーが「内定を取りやすい」求人を紹介している
対処法
- 希望条件を優先順位をつけて具体的に伝える
- 事前に履歴書と職務経歴書を用意して渡す
- 「なぜこの求人を紹介してくれたのか」と意図を確認する
- 興味がなければ「○○の点が希望と異なるため、応募は見送ります」とはっきりと断る

それでも的外れな求人を紹介されてしまう場合は、思い切って他の転職エージェントへの変更も検討してみましょう。
相性が合わないキャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーは属人的なサービスを提供しているため、相性の良し悪しが生じやすいです。
自分に合った担当者に支援してもらうと、転職成功の可能性が高まります。
ポイント
- 親身になってくれるが知識や経験が浅いが若手キャリアアドバイザー
- 知識が豊富だが高圧的な姿勢があるベテランキャリアアドバイザー
- 電話とメールで連絡が丁寧だが連絡が煩わしいキャリアアドバイザー
- 全体的なスピードが早いが機械的に感じるキャリアアドバイザー
対処法
- 担当者の変更を転職エージェントに依頼
- 転職エージェントの問い合わせフォームから「担当変更」の連絡が可能

相性の良い担当者に出会える可能性を高められるおすすめの方法です。
やたらと求人応募を急かす「数撃てば当たる戦法」
一部の転職エージェントは「応募数を増やせば内定につながる」と考え、とにかく多くの求人応募を勧めてくる場合があります。
しかし、自分の希望や条件に合わない求人に無理に応募しても意味はありません。
数撃てば当たる戦法をとるキャリアアドバイザーの例
- 「とにかく受けましょう」と希望条件を深掘りせずに応募を促す
- 応募数ばかりを重視し、質や適性を考慮していない
- 短期間で大量の求人紹介をしてきて、判断を急かす
対処法
- 希望していない・納得できない求人への応募はきっぱり断る
- 「応募するかは、もう少し情報収集してから判断したいです」と具体的に伝える
- 自分のペースを崩さず、優先順位に合った求人だけに集中する

複数を併用すれば、自分に合ったサポートを見極めやすくなります。
初回面談以降に連絡が途絶える塩対応
初回の面談は丁寧だったのに、その後まったく連絡が来なくなるケースもあります。
求職者にとっては「放置されているのでは?」と不安を感じやすい状況です。
連絡が途絶えるキャリアアドバイザーの例
- 初回面談後に求人紹介が止まり、そのまま音信不通になる
- メールを送っても返信が遅く、対応が後回しにされている
- 他の求職者を優先していて、自分には積極的に対応してくれない
考えられる原因
担当者が多忙でフォローが後回しになっている
求職者の転職意欲が低いと判断されている
対処法
- 自分から定期的に連絡を取り、進捗を確認する
- 複数の転職エージェントに登録し、リスクを分散する

「現状の求人状況はいかがでしょうか?」と問い合わせるだけでも、対応が改善されるケースがあります。
企業のネガティブ情報を隠すゴリ押し
一部の転職エージェントは、良い面だけを強調し、ネガティブな情報を伝えないことがあります。
メリット・デメリットの両面をきちんと伝えてくれるエージェントこそ、信頼できる存在です。
ネガティブ情報を隠すキャリアアドバイザーの例
- 「この企業はとても良い会社です」とメリットしか話さない
- 労働環境や離職率など、不利な情報をあえて伏せる
- 求人を強引に勧めて、応募を急かす
対処法
- 口コミサイトで第三者の意見を確認する
- 選考前に人事担当者と話せる「カジュアル面談」を依頼する
- 不信感がある場合は、他の転職エージェントも検討する

カジュアル面談を実施する企業も増えているので、直接担当者に聞くのも効果的です。
担当者に不信感を抱いた場合は、迷わず他のエージェントを利用するのも賢い選択です。
内定承諾を推し進める圧力
内定が出ると、転職エージェントから入社承諾を急かされるケースがあります。
しかし、焦って判断すると入社後にミスマッチを感じやすいため、冷静に対応することが大切です。
転職エージェントは、求職者の入社が決定して初めて報酬を得る仕組みを持つため、承諾を強く勧めてくることがあるのです。
内定承諾を急かすキャリアアドバイザーの例
- 「この企業はすぐに返事をしないと内定が取り消されます」と急かす
- 「他の人に内定が回ってしまいます」と不安を煽る
- 「ここに決めてしまいましょう」と強引に結論を迫る
対処法
- 「〇日までお時間をください」と期限を具体的に伝えて猶予をもらう
- 家族や友人など、利害関係のない第三者に相談する
- キャリアコーチングに相談し、自分のキャリアの方向性を整理する

キャリアの方向性に迷いがあるときは、転職エージェントとは異なり企業と利害関係を持たない「キャリアコーチング」を利用するのも有効です。
専門家と一緒にキャリアの棚卸しや将来像を整理できるため、落ち着いて判断できますよ。
企業に推薦してもらえない社内選考落ち
求人を紹介されても、転職エージェントの社内選考で落ち、企業に推薦されない場合があります。
企業との信頼を守るためにエージェントが推薦前に実施している仕組みのためです。
社内選考で外れた場合は「社内選考か企業選考か」を確認するしてみるのもおすすめです。
社内選考で落ちやすいケース
- 応募条件の必須スキル・資格が不足している
- 経歴や経験が企業の要件に合わない
- 提出書類が簡素で魅力が伝わらない
対処法
- 履歴書・職務経歴書をブラッシュアップして魅力を伝える
- 別の転職エージェントを活用し、同条件の求人を再度紹介してもらう

しかし、1社だけに絞ると社内選考落ちで進めなくなる可能性もあります。
リスク分散のためにも、複数のエージェントを併用するのがおすすめです。
知っておくべき!転職エージェントの仕組み
転職エージェントの行動や優先順位は、ビジネスモデルや内部体制を理解することで見えてきます。
ここでは、転職エージェントの仕組みや種類について詳しく解説します。
転職エージェントのビジネスモデル
転職エージェントは、求職者から費用を受け取らず、企業から成功報酬を得る仕組みで成り立っています。
企業が人材を採用できたときにのみ報酬が発生するため、エージェントにとって採用の成功が最大の利益になります。
成功報酬は採用者の理論年収の約30〜35%が相場とされており、たとえば年収500万円で採用が決まれば、企業は150万円前後をエージェントに支払う仕組みです。

この仕組みを理解しておくと、担当者の行動の背景も見えやすくなりますよ。
転職エージェントの種類
転職エージェントは、大きく分けて「総合型」と「特化型」の2種類があります。
種類 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
総合型 エージェント |
・幅広い業界や職種を網羅 ・求人数が圧倒的に多い |
多様な可能性を検討したい人 |
特化型 エージェント |
・IT、医療、製造業など特定分野に特化 ・専門知識を持つキャリアアドバイザーが多い ・独自の非公開求人を持つことが多い |
特定業界で深く転職を考えたい人 |

「総合型」と「特化型」を併用すると、求人の選択肢と求人の質を担保しながら転職活動を進められます。
転職エージェント担当者の支援体制
キャリアアドバイザーは、求人紹介から履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、年収交渉まで、転職活動を一貫してサポートします。
支援体制には「両面型」と「分業型」があり、それぞれ特徴が異なります。
支援体制 | 特徴 |
---|---|
両面型 |
・1人のキャリアアドバイザーが求職者と企業を両方担当 ・企業の内部情報に詳しく、具体的なアドバイスが得やすい ・企業ごとに担当者が変わることもある |
分業型 |
・求職者担当(キャリアアドバイザー)と 企業担当(リクルーティングアドバイザー)に分かれる ・大手に多く見られる体制 ・効率的に多くの求人を紹介できる ・求職者1人に専任のキャリアアドバイザーがつく |

転職エージェントを利用するうえで、キャリアアドバイザーの支援体制も知っておくと、自分に合った転職エージェントを見つけやすくなります。
フェーズ別|転職エージェントを「心強いパートナー」にする活用方法
転職エージェントを上手く活用していくためには、転職エージェントに「利用される」のではなく、「心強いパートナー」にするのが重要です。
ここでは、各フェーズごとの転職エージェントの活用方法のコツを詳しく解説します。
フェーズ別の活用方法
【登録】「総合型」と「特化型」など複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを利用する際は、まずは登録をおこないます。
登録に必要な情報
- 氏名
- 生年月日
- メールアドレス
- 電話番号
- 希望条件
- 簡単なプロフィール(現職・年収など選択式が多い)

1社だけでは求人が偏り情報も限られますが、複数に登録すれば、自分に合うキャリアアドバイザーに出会える可能性が高まります。

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【面談】嘘はつかずに「本音」で話す
登録が完了すると、キャリアアドバイザーとの面談がおこなわれます。
面談で聞かれる内容
- 職務経歴やスキル
- 具体的な実績
- 退職理由
- 転職で実現したいキャリアプラン
- 希望する仕事内容や年収などの条件
- 現在の転職活動の状況

退職理由などのネガティブな内容も率直に伝えることで、アドバイザーとの信頼関係が深まり、サポートの質も向上するでしょう。
【面談】希望条件は優先順位をつけて伝える
面談では希望条件を聞かれますが、すべてを満たす求人は多くありません。
そのため、あらかじめ優先順位を決めておくことが大切です。
希望条件の優先順位例
- 優先順位1位:年収500万円以上(最低ラインは450万円)
- 優先順位2位:仕事内容
- 優先順位3位:残業月10時間以下
- 優先順位4位:中小企業

年収は「最低◯◯万円以上」と幅を持たせて伝えると、より希望に近い求人を紹介してもらいやすくなります。
【面談】絶対NG条件も伝える
希望条件だけでなく、「これだけは避けたいNG条件」を伝えるのも大切です。
事前に伝えておけば、ミスマッチな求人を紹介されるリスクを減らせます。
絶対NG条件の例
- 年収◯◯万円以下は検討外
- シフト制は不可
- 夜勤は不可
- 転勤は不可

しかし、条件が多すぎると紹介数が減る可能性もあるため、2〜3個に絞って伝えるのがおすすめです。
【求人紹介・応募】興味のない求人は断り「理由」を伝える
紹介された求人に興味がなければ、必ず理由を伝えて断りましょう。
なんとなく断ると、キャリアアドバイザーに意図が伝わらず、今後の提案が的外れになるリスクがあります。
興味がない求人の断り方の例
- 年収が希望水準に届いていない
- 裁量権のあるポジションを希望している
- ワークライフバランスを重視しており、残業が多い環境は避けたい
- 成長分野の業界で経験を積みたい

理由を添えて伝えれば、キャリアアドバイザーがあなたの志向を理解しやすくなり、次回以降の提案精度も高まります。
【求人紹介・応募】応募企業の第一志望、第二志望など志望度を伝える
複数の企業に応募する際は、志望度をキャリアアドバイザーに共有しておきましょう。
志望度を明確に伝えておけば、優先度に応じたサポートが受けやすくなります。
志望度を伝えるメリット
- 第一志望を軸にスケジュールを調整できる
- 企業へのプッシュの度合いを調整できる
- 推薦状の内容を志望度に応じて工夫してもらえる

自分の希望をしっかり共有しておくことが、効率的な転職活動につながりますよ。
【求人紹介・応募】情報収集は丸投げせずに自分でもおこなう
転職エージェントから得られる情報だけでは不十分な場合があります。
自分でも企業の情報を調べることで、多角的な視点から判断できます。
自分で調べられる情報の例
- 社風や働き方の特徴
- 社員の口コミや評判
- 最新ニュースやプレスリリース
情報収集が役立つ場面
- 応募するかどうかの判断材料になる
- 履歴書・職務経歴書に志望動機や自己PRを反映できる
- 面接で企業理解を示し、説得力のある受け答えができる

エージェント任せにせず、自分でも動く姿勢が成功につながります。
【面接】面接対策の+αをするつもりで自分でもおこなう
転職エージェントの面接対策は有益ですが、それだけに頼らず自分でも準備を深めることが大切です。
事前に情報を調べておけば、受け答えに説得力が増し、想定外の質問にも対応しやすくなります。
自分でできる面接対策の例
- 企業の公式サイトを確認(採用ページや社員インタビューなど)
- IR情報をチェックし、企業の現状を把握する
- 競合他社の動向を調べて差別化ポイントを探す
- 最新ニュースを確認して話題性のある質問に備える

たとえば、企業研究で得た情報をもとに「自分ならこう貢献できる」とエピソードをまとめておくと、面接で具体的に話せます。
また、想定質問に対する回答を声に出して練習したり、逆質問を3つほど用意しておくと、自信を持って臨めますよ。
【面接】面接後は5W1Hで報告してフィードバックを得る
面接が終わったら、キャリアアドバイザーに5W1Hで報告し、フィードバックを得ましょう。
情報を具体的に整理して伝えれば、企業からのフィードバックと突き合わせながら、より的確なアドバイスを受けられます。
【5W1Hとは】
面接報告に含めたい内容の例
- いつ、どこで、誰と面接をしたか
- どのような話をしたか
- 手応えがあったかどうか
- うまく答えられなかった質問
報告例
面接官は人事部長で、模擬面接でアドバイスいただいた一貫性を重視して話せました。
「IT業界の営業あるある」で盛り上がり、手応えはありましたが、「将来管理職になったらどんなチームを作りたいか」という質問にはうまく答えられなかったので心配です。

次回の面接に向けた具体的なアドバイスや戦略を受けやすくなり、転職活動を有利に進められますよ。
【内定】年収交渉・条件交渉は担当者に任せる
年収や待遇の交渉は、企業に直接伝えるよりもキャリアアドバイザーに任せるのが得策です。
キャリアアドバイザーは求人先企業の人事部と信頼関係を築いており、求職者が直接交渉するよりもスムーズに進みやすいためです。
交渉を依頼するときに共有したい情報
- A社から年収◯◯万円のオファーを受けている
- ◯◯万円以上であれば即決する意思がある
- 希望する待遇条件(残業時間・勤務地・福利厚生など)

キャリアアドバイザーは給与相場や他の候補者の状況を把握しているため、交渉を一任することで有利な条件を引き出しやすくなりますよ。
【内定】判断に必要な情報は積極的に確認する
内定を承諾する前に、不安や疑問点は必ず解消しておきましょう。
情報が不足したまま入社を決めると、入社後に「イメージと違った」と感じてミスマッチが起こる可能性があるためです。
確認すべき代表的な情報
- 担当する業務内容の詳細
- 配属予定チームの人員構成や雰囲気
- 残業時間や休日出勤などの労働環境
- 評価制度や昇進・昇給の仕組み

必要であればオファー面談を依頼して、企業の人事担当者や配属予定部署の責任者から直接話を聞けば、安心して判断できますよ。
【状況別】「心強いパートナー」になる転職エージェント
転職エージェントを選ぶ際は、自分のキャリアや状況に合ったサービスを選ぶのが成功への近道です。
ここでは、状況別におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェント選び方は、以下の記事で詳しく解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
業界・職種を網羅している総合型の転職エージェント
初めての転職でどこに登録すべきか迷ったら、まずは求人数の多い大手総合型エージェントに登録するのがおすすめです。
総合型エージェントは幅広い年代を対象に求人を扱っており、未経験からキャリアアップ・ハイクラス転職まで対応できるのが強みです。

- 幅広い業界・職種をカバー
- 充実した面接対策・書類添削
- 実績に基づいた的確なサポート

- スカウトメールが豊富
- エージェントのサポートも受けられる
- 情報収集と応募を同時に進めやすい

- 若手向け求人が豊富
- 親身なキャリア相談
- 中小・成長企業との独自ネットワーク
年収800万円以上のハイクラス向け転職エージェント
管理職や専門職など、さらなるキャリアアップを目指す求職者には、ハイクラス向けの転職エージェントがおすすめです。
年収800万円以上の求人が多く、ハイクラス転職に詳しいアドバイザーから専門的なサポートを受けられます。

- 年収600万円以上の求人が中心
- 企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く
- 経営層や専門職向けの独自求人が豊富

- 外資系・グローバル企業の求人に強み
- 担当者が企業・求職者双方をサポート
- 管理職・専門職向けの独占求人が豊富
未経験者・第二新卒向け転職エージェント
社会人経験が浅い人や未経験職種に挑戦したい人には、ポテンシャル採用に強いエージェントがおすすめです。
若手の育成を前提とした求人が多く、初めての転職でも安心できるよう手厚いサポートが受けられます。

- キャリアカウンセリングが丁寧
- ブラック企業を徹底排除
- 定着率の高いサポートが特徴

- 未経験OK求人が豊富
- マンツーマンで応募書類・面接対策を実施
- フリーターや既卒の就職支援に強い
業界特化型の転職エージェント
特定の業界や職種で転職を考えている場合は、その分野に特化したエージェントがおすすめです。
キャリアアドバイザーが専門知識を持っているため、業界特有の用語が通じやすくより具体的な相談ができます。
また、特定の業界や職種に絞った求人を扱っており、一般には公開されない独占求人が豊富にある点も強みです。
ポイント
- マイナビIT AGENT:エンジニアがスキルアップできる求人多数
- レバテックキャリア:約8割が年収600万円以上のハイクラスIT求人
- 保育士ワーカー:保育士の転職でトップクラスの実績
- レバウェル介護:求人数とサポート力に定評がある介護職特化
転職エージェントの利用に関するよくある質問
ここでは、転職エージェントの利用に関する抱きやすい疑問に回答していきます。
転職エージェントの面談でどんなことを聞かれますか?
転職エージェントとの面談では、基本的に以下の3点を中心に聞かれます。
- これまでの経歴や実績:どんな仕事で、どのような成果を上げてきたか
- 希望条件:業界、職種、年収、勤務地、働き方など
- 転職理由:なぜ転職を考え、次に何を成し遂げたいか
事前に自分の考えを整理しておくと、面談がスムーズに進みやすくなります。
転職するかどうか決まっていなくても相談できますか?
転職するしないに関わらず、相談だけの利用も可能です。
多くの転職エージェントは「まずは情報収集から」という段階の相談も歓迎しています。
市場価値の確認やキャリアプランの相談など、転職を急いでいない場合でも安心して利用できます。
エージェント経由で応募した企業に直接応募してもいいですか?
原則としてNGです。
利用規約違反となる可能性が高く、トラブルの原因になります。
企業と転職エージェントは契約を結んでいるケースが多いため、直接応募が発覚すると信頼関係を損なうおそれがあります。
転職エージェントとトラブルになりやすいケースはありますか?
転職エージェントでは、ルール違反や連絡不足によるトラブルが起こりやすいです。
利用規約を守らないと支援が打ち切られたり、求人紹介を受けられなくなる可能性があるためです。
具体的には以下のようなケースがあります。
- 面談や面接を無断でキャンセルする
- 応募先企業に直接連絡してしまう
- 複数のエージェントから同じ企業へ重複応募する
担当者とこまめに連絡を取り、基本ルールを守れば不要なトラブルは避けられます。
転職エージェントを賢く活用して希望の転職を叶えよう
転職エージェントは強力なサポートになりますが、任せきりはリスクです。
自分の転職軸を明確にし、適したエージェントを選んで活用することが大切です。
総合型・ハイクラス向け・未経験者向け・業界特化型など、自分に合うエージェントを使えば効率的に転職を進められます。
注意点を押さえ、信頼できる担当者と連携することで、希望の転職を実現できるでしょう。

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