「JACリクルートメントのオンラインセミナーは、失業保険の求職活動実績として認められるの?」
そんな疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、JACリクルートメントのセミナーは、求職活動実績としてカウントされます。
この記事では、JACリクルートメントのセミナー参加を実績とするための確実な4ステップと、ハローワークに否定されないための証拠の残し方を具体的に解説します。
実績作りだけでなく転職成功に向けたJACリクルートメントの活用方法まで紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- JACリクルートメントのセミナーが求職活動実績として認められる仕組み
- セミナー参加を確実に実績とするための4つの手順と具体的な書き方
- 実績として認められないNGパターンと、それを避けるための対策
- 実績作りをしながらミドル・ハイクラス転職に繋げるための活用法
【結論】JACリクルートメントのセミナーは求職活動実績になる
JACリクルートメントのセミナーは、適切に申告すれば求職活動実績として認められます。
ハローワークでは、 許可・届出のある民間事業者等が実施するセミナーや職業相談を求職活動の一つとして認めています。
JACリクルートメントは、厚生労働大臣の許可を受けた有料職業紹介事業者(転職エージェント)です。そのため、その活動はハローワークが定める求職活動実績の定義に含まれます。
ただし、セミナーの内容や申告方法に不備があると、実績として認められないケースもあるため注意が必要です。
また、リクルートエージェントも厚生労働大臣の許可を受けた転職エージェントです。
JACリクルートメントはハイクラス向けの求人を揃えた転職エージェントです。自身のキャリアに不安がある場合は全国の求人を豊富に扱っているリクルートエージェントにも登録してみましょう。
JACリクルートメントのセミナー受講を活動実績にする5つのステップ
ここからは、JACリクルートメントのセミナー参加を確実に求職活動実績とするための手順を4つのステップで解説します。
セミナーを実績とするステップ
実績になるセミナーを選定し予約する
求職活動実績として認められるのは、「求人紹介や再就職に直接結びつく」活動です。
ハローワークによるセミナーの内容に関する具体的な規制はありませんが、求職活動実績として確実に認められるよう、念の為セミナーの内容にも気を配っておきましょう。
実績になりやすいセミナー例
- 面接対策、職務経歴書の書き方などの選考対策セミナー
- ミドル・ハイクラス向けのキャリアプラン相談会
実績にならない可能性のあるセミナー例
- 単なる業界の動向解説のみで求人紹介に繋がらないもの
- 趣味や自己啓発に偏った内容(例:目標達成のためのマインドセット)
JACリクルートメントはハイクラス転職に特化した転職エージェントです。実績作りを目的とする場合でも、「専門性が高く、具体的な転職活動に役立つ」内容を選びましょう。
受講前に受講証明(証拠)の準備をする
JACリクルートメントのオンラインセミナーでは、原則として参加証明書は発行されません。
そのため、ハローワークに活動実績として認めてもらうためには、代替となる「証拠」を自身で残す必要があります。
確実に残すべき3つの証拠
- 申込完了時の受付メール:日付、セミナー名、主催者(JACリクルートメント)が分かるように保存
- セミナー参加画面のスクリーンショット:セミナー開始時や終了時など、あなたが参加していることが確認できる画面を撮る
- セミナー内容のメモ:セミナーで学んだことや、それを受けて次におこなうべきだと感じた具体的なアクションを記録する(求職意欲の証明)
オンラインでの受講であっても、上記のような客観的な証拠と具体的なメモがあれば、ハローワークの担当者もスムーズに認定できます。
失業認定申告書に正確に記入する
求職活動実績は、活動をして終わりではなく失業認定申告書に記入する必要があります。
失業認定申告書の「求職活動の実績」欄に、以下の記入例を参考に正確に記載してください。

記入例:JACリクルートメントのオンラインセミナーを申告する場合
| 項目名 | 記入内容の例 | 補足 |
|---|---|---|
| 求職活動をしたか | 「ア 求職活動をした」を選択 | 丸で囲む |
| 求職活動の方法 | (イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等 | 丸で囲む |
| 活動日 | 8/15 | セミナーを視聴した日付を記入 |
| 利用した機関の名称 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント 00-0000-0000 |
サービス名でなくサービスを提供する会社名と電話番号を記入 |
| 活動の具体的内容 | オンラインセミナー受講「〇〇セミナー」 | 具体的なセミナー名まで記載 |
失業認定申告書の書き方は以下の記事でも詳しく紹介しています。気になる人はぜひ参考にしてくださいね。
失業認定日にハローワークへ申告書を提出
失業認定日には、申告書とステップ2で準備した「受講の証拠」を持参してください。
ハローワークの担当者から確認を求められた際、証拠を提示するとともに、セミナーで何を学び、それを今後の求職活動にどう活かすかを具体的に説明できるようにしておきましょう。
これにより、単なる実績作りではなく、積極的な求職活動の一環であると認められやすくなります。
求職活動実績として「認められない」具体的なNGパターン
JACリクルートメントを使用していたとしても、求人情報の閲覧だけなどでは求職活動実績とは認められません。求職活動をしていたと思っていたのに認められなかったら残念ですよね。
ここでは求職活動実績として認められないケースをご紹介します。
求職活動実績として認められないケース
- 転職エージェント・サイトへの登録のみ
- 求人の検索・閲覧のみ
- 知人や友人への就職相談・紹介依頼
- 職務経歴書や履歴書の作成
- 派遣会社への登録
求職活動実績では、再就職に直接結びつく活動が求められます。そのため、求人の検索や閲覧だけではなく実際に応募したり、転職エージェントでの個人面談を受けたりするようにしましょう。
求職活動実績を埋めるだけでなく、計画的に転職活動を進め自分のキャリアプランを考えるようにしましょう。
以下の記事では求職活動実績として認められるセミナー以外の活動などを解説しています。詳しく知りたい人は参考にしてみてくださいね。
JACリクルートメントを実績作りだけで終わらせない!2つの活用法
JACリクルートメントは、主にミドル・ハイクラス層や専門職の転職支援に強みを持つエージェントです。単に求職活動実績を作るだけでなく、この強みを活かして転職成功に繋げましょう。
活用法1:キャリアアップに繋がる質の高いセミナーを選ぶ
実績作りという目的は果たしつつ、JACリクルートメントのミドル・ハイクラスの求人紹介に特化した内容を選ぶことで、一石二鳥の効果が得られます。
JACリクルートメントでは、特定の業界に特化したセミナーが開催されているので自身のキャリアに沿ったセミナーを選んでみてくださいね。
活用法2:個別面談を受ける
JACリクルートメントの個別相談(キャリアアドバイザーとの面談)や具体的な求人紹介、応募も求職活動実績として認められます。
求職活動実績を得ながら、効率的によりハイクラスな仕事への転職活動を進めましょう。
対して、リクルートエージェントは業界最大手であり全ての求職者におすすめの転職エージェントです。自身に合う求人と出会う可能性を上げるためにもJACリクルートメントと併せて登録することをおすすめします。
以下の記事ではJACリクルートメントの評判を詳しく解説しています。興味のある人は併せてご覧ください。
JACリクルートメントのセミナーや求職活動実績に関するよくある質問
ここでは、JACリクルートメントやオンラインセミナーに関するよくある質問をまとめました。
JACリクルートメント以外で求職活動実績となるオンラインセミナーについても紹介しているので参考にしてくださいね。
質問1:求職活動実績がセミナーばかりでも大丈夫ですか?
求職活動実績の回数に、セミナーだけであることの制約はありません。しかし、ハローワークは「本当に再就職の意欲があるか」を見ています。
セミナー参加だけでなく、職業相談や求人への応募など、多様な活動とバランス良くおこなうことが求職意欲を示す上では推奨されます。
質問2:セミナー受講以外に認められる求職活動実績は何ですか?
オンラインセミナー以外にも様々な活動が求職活動実績として認められます。以下に実績として認められる主な活動をまとめました。
- 求人への応募
- ハローワークでの職業相談、職業紹介、職業講習会
- 転職エージェントや転職サイトが実施する求職申込、職業相談、オンラインセミナー
- 公的機関などが実施する職業相談、職業講習
- 再就職に資する各種国家試験、検定などの資格試験の受験
質問3:他社のセミナーでも実績になりますか?
JACリクルートメントに限らず、厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者が実施する職業紹介・就職支援を目的としたセミナーであれば、実績として認められます。例えばリクルートエージェントやdodaのセミナーなどです。
以下の記事では更に詳しく他社のセミナーについて紹介しています。気になる人は参考にしてみてください。
質問4:JACリクルートメントは無料で利用できますか?
はい、JACリクルートメントは無料で利用することができます。
転職エージェントは、採用が決定した企業から報酬を受け取る仕組みになっているため、利用者に費用はかかりません。オンラインセミナーや個別相談も無料で受けられるので、安心して活用してくださいね。
