社会人の営業職は想像より辛い件。学生の皆さんへ元営業マンからのお告げです。

この記事はこんな人におすす

  • 営業職に興味がある人
  • 営業職の中身を知りたい人
  • 営業職に就いている人

 

社会人の営業は予想以上に辛い

営業は辛い

文系男子の大半が就くであろう「営業職」についてご紹介します。

大学生が思っている数倍、社会人の営業職は辛いです。

本当に辛いです。

客観的に自分を分析して、「メンタルが弱い」「営業はちょっと・・・」と感じる部分があるのであれば営業職は本当におすすめしないです。

体調崩してストレスフルになるのが関の山です。

目標達成すれば、インセンティブがもらえたり、周りにチヤホヤされたり良いこともありますが、僕の営業の思い出は「辛い」一色です(笑)

 

社会人営業の種類

営業の種類(辛い)

そもそも社会人の営業にはどのような種類があるのでしょうか。

ご紹介するのはかなり一般的なものになりますので業種によってさらに細分化されます。

・新規営業

・既存営業(ルート営業)

 

1.新規営業

完全に面識のない企業や個人を相手に営業をします。

はじめまして、の状態なので、向こうはこっちに無関心のところからのスタートです。

この営業が1番辛い営業なのではないでしょうか。

2.既存営業(ルート営業)

次に既存営業です。

すでに自分の会社のお客さんのところへ営業に行くことを指します。

定期的にお客さんを回り、状況を確認することでより良い関係を保ったり、新たなニーズの発見につながります。

 

社会人営業の手法

営業辛いの手法

次に営業手法についてまとめていきます。

・テレアポ営業

・飛び込み営業

・ポスティング営業

・メール営業

・広告宣伝営業

 

営業手法1:テレアポ営業

電話による営業を指します。

いわゆる営業電話です。

僕が営業をしていた時はこのテレアポ営業がメインでした。

テレアポリストを作成し、次々と電話をしていきます。

アポが取れたら後日、直接営業へ行きます。

営業手法2:飛び込み営業

次は飛び込み営業です。

対個人であれば、自宅のインターフォンを鳴らす。

対企業であれば、会社のインターフォン(受付受話器)を鳴らす。

テレアポより無下に扱われることが多いので辛さMAXです。

営業手法3:ポスティング営業

自宅のポストにアホほど広告が入っていますよね。

それがポスティング営業です。

いろんな会社のポスティングを請け負うポスティング専門の会社もあります。

営業手法4:メール営業

メール営業に関しては対個人より対企業のがメインかもしれません。

企業HPの問合せフォームなどに営業のメールを送ります。

テレアポをして全然相手にされなかったり、繋がらなかった場合にメールを用いるケースもよくあります。

営業手法5:広告宣伝営業

これは間接的な営業手法になるのですが、WEBの広告や電車やテレビなどのマス広告を打って、サービスの認知をあげることを指します。

サービス内容によってはまずは広く浅くでも良いので、知ってもらうことが大事なケースによく用いられる手法です。

実際、テレビCMなどで印象的な企業の宣伝は記憶に残ります。

 

僕の社会人営業時代の辛い体験談

僕は前職で営業職でした。

同期が50人ほどいましたが1年後には半分になり2年後には1/3以下になりました。

一応、東証1部企業の営業職ですよ?(笑)

僕の時代では、これは驚きの離職率!ってわけでもなく、業種にもよるが営業職に絞ってみれば至って少し離職率が高いな、、程度です。

新卒入社の営業職の半分程度は早めに退職すると思っていた方がいいです。

いやいや僕は私はそんなことないぜ!と思うでしょ?そんなことあるんです。

 

僕の社会人営業職の辛い1日をご紹介

僕の営業職の辛い1日をご紹介

僕の場合は人材会社の営業で今から紹介するのは入社1〜2年目の1日です。

朝8時に満員電車に乗り、押しつぶされながら、会社に到着。

今日電話をするリストをひたすら印刷し朝会後、9時になったら用意された電話機でひたすら事前にリストアップした企業に電話をかけコール結果をネット上のシステムに打ち込む。

そして、また電話。打ち込む。電話。打ち込む。

これの繰り返しです。

アポが取れて営業が入ってる日は昼ごろから外出してアポ先に行き、帰社後、受注できそうなら提案書を作成します。

特に見込みの企業がなければ、そこからまた電話。打ち込む。電話。打ち込む。この繰り返しです。

退社時間の平均は21時頃だったと思います。

ブログだから大げさに書いているんでしょ?と思われる学生の方もいるかもしれないです。

ただ誇張などしていません。

僕のしていた営業が「新規営業」といって営業の中でも断トツで辛いです。

「ルート営業」であればすでに先輩が担当している取引のある会社に担当を引き継いでもらうので新規よりも楽です。

営業の種類によってだいぶ辛さが異なるので、どの種類の営業をするのかは営業する前に必ずチェックしてください。

 

辛い営業が社会人1社目でよかった

基本は、アンチゴリゴリ新規営業スタンスの僕ですが、新卒の時期に辛いことに挑戦できたと言う意味では、最初が営業職でよかったとも思います。

今からもう1度あの辛い営業がやりたいかと言えば速攻でNOです。

でも辛いことを承知で営業をしてみるのもアリです。

 

社会人営業辛いあるある

営業辛いあるある

もっと営業マンの辛さについて知ってもらうために営業マンあるあるをご用意しました。

現役営業マンの方は共感いただける部分もあるのではないでしょうか?

・リストアップのために朝早めの出社

・月末がハードモード

・目標達成していれば天国、してなければ地獄

・目標達成してなかったら帰りづらい

・休日も営業数字のことを考えてしまう

・プライベートで営業エリア行くとスイッチが入る

・可愛さは営業の武器

・同期の営業成績が良いと辛い

・営業成績が低いとボーナスが終わる

 

リストアップのために朝早めの出社

営業辛いあるある1つ目は、リストアップのために朝早めの出社です。

営業マンの朝は非常に早いです。

なぜなら、その日に営業をするリストアップをしなければならないからです(ルート営業の人はこれないかも)。僕の時代は、リストアップしたリストを上司に見せなければならなかったので、規定の出社時間より1時間は早くきて全部印刷して、上司が来る前に上司の机に上に置いてました。

めちゃくちゃ手間でしたね。

新卒だったので、「いや、WEB上の共有でよくね?」と思ってましたが、言えず・・・。

社会人になって思うのですが、年齢の高い上司のITリテラシーって思ってる以上に低いですよ(笑)

月末がハードモード

営業辛いあるある2つ目は月末がハードモードです。

これは会社によると思いますが、多くの会社は月単位で営業目標がついているのではないでしょうか。

なので、月末になると、目標達成のためにみんな躍起になるわけです。お願いメールやお願い電話をしてみたり、請求書を発行して、先方に印鑑をもらって経理に提出したり・・・。

その結果、目標達成すれば、ヒーローのように崇められ、未達成なら、まるでそこに存在していないかのような扱いをされます。

未達成の時は、もうその場にいたくないですし、その後に軽い打ち上げがあるのですが、酒も美味しくないんです。

なので、地獄か天国かという表現をしています。

目標達成していれば天国、してなければ地獄

営業辛いあるある3つ目は、目標達成していれば天国、してなければ地獄です。

営業職では残念ながら、あまり過程は見られません。

「結果が全て」の世界です。

どんだけサボろうか、どんだけ一生懸命頑張ろうが、数字をあげた奴が勝者なのです。

そのため、月の目標が半月経過時点で達成ペースにいれば、上司にも何も言われないので、外回りでカフェで寝てようが、究極、ネットカフェで漫画読んでようが、風俗に行ってようが、お咎めなしです。(勿論、駄目なことですよw)

逆に、目標達成ペースにのっていないと、上司からは「どーするんだ?」と毎日詰められ、地獄の1ヶ月になります。

もう最悪ですよ。

目標達成してなかったら帰りづらい

営業辛いあるある4つ目は、目標達成してなかったら帰りづらいです。

目標が未達だと非常に帰りづらいんですよ。

「こいつ、目標達成してないのに帰るのか?まじか?大丈夫か?」なんて誰も思っちゃいないですよ、たぶん。

でも、思われてるんじゃないかな、と考えてしまって、帰りづらいんです。

本当嫌になっちゃう、仕事って他人の目を気にしてまでしなければならないんでしょうか、、、トホホ

休日も営業数字のことを考えてしまう

営業辛いあるある5つ目は、休日も数字のことを考えてしまうです。

これは本当によくないです。

仕事じゃないときはリラックスすべきなんです。

でも、ふとした瞬間に営業数字がよぎるんですよ・・・。

ぎゃゃゃゃ!!!!

プライベートで営業エリア行くとスイッチが入る

営業辛いあるある6つ目は、プライベートで営業エリアに行くとスイッチが入るです。

お客さんをもつと、何度もそのお客さんの処に出向くようになるので、その土地にも何度も行くことになります。

何度も行けば、ランチでご飯を食べたり、カフェに入ったりとその土地のお店も利用するようになりますし、その土地の地理も理解するのでかなり詳しくなります。

詳しくなるのはいいのですが、プライベートで営業エリアに行くと、「ここ次の営業日にテレアポしよ」とか「あの会社、ウチのサービス使ってくれそう」とか考えてしまうんです。

そして、折角のプライベートも台無しに、、、。

可愛さは営業の武器

営業辛いあるある7つ目は、可愛さは営業の武器です。

営業してて思ったのは、マジで可愛いは正義ということです。

顔が可愛い子は本当にそこそこ売れます。

全くスキルもやる気のないけど可愛い営業女子はそこそこの営業スキルをもつ男子より売れます。

でも、圧倒的な営業スキルの持ち主は「可愛さ」すら凌駕します。

同期の営業成績が良いと辛い

営業辛いあるある8つ目は、同期の営業成績が良いと辛いです。

最愛の同期が売ってるんだから、素直に喜びたいところなのですが、なかなかそうもいかず、、、。

「同期の○○があんだけ成績出してるのにお前は何してんだ?」とか先輩に言われ出す始末です。

営業成績が低いとボーナスが終わる

営業辛いあるある9つ目は、営業成績が低いとボーナスが終わるです。

ボーナス査定は会社によるのですが、大抵の営業職は、勤務態度4:営業成績6の比率ではないでしょうか。

僕の会社は、営業成績の比率が8だったので、営業成績がそのままボーナスに直結します。

その結果、1番ひどい時は夏のボーナス5万でした、、、。

 

 

社会人で営業ができる人(具体例)

営業に関する暗い話ばかりだと申し訳ないので、少し明るい話です。

営業ができる人にもいろんなパターンがあります。

今回は、その中から私が実際に見て凄いなと思った営業マンを2名紹介します。

営業職に就く人は参考にしてください。

営業の鬼女

営業ができる人1:営業の鬼女

私は、人材の営業を2年ほどしていたことがあるのですが、その当時の成績No1の同期女性の話です。

パッとみ目立つ方でもなく、可愛さで営業するタイプの女性ではありません。

それにもかかわらず、何度も営業成績1位を獲得していたのが鬼女です。

途中で垢抜けた訳でもなく、新卒の姿のまんまNO.1まで駆け上がっていきました。

誰かに媚を売ったりせず、変な上司のいうことは、サラリと交わして、とにかく愚直に前だけみて営業していたイメージです。

自分なりに目標を立て、それに向かってただひたすら黙々と私語をすることもなく営業を淡々としていたのが印象的です。

かっこいいなと感じたのは、会社の愚痴をそいつの口から聞いたことがないのです。

鬼女からすれば、「会社のことなんてどうでもいい。この会社で自分がどんなパフォーマンスを出せるか」だけに集中していたのでしょう。

その結果、5年くらいでパッと会社を辞めて、違う会社にスカウトされて退職しました。

カッケー。

可愛さと愛嬌で全てを凌駕する女性

営業ができる人2:可愛さと愛嬌で全てを凌駕する女

前述した「営業の鬼女」と真逆の凄さをもつを女性をご紹介しましょう。

私の少し先輩で、物凄い面白い人でした。

今は、エステだかネイルだかわかりませんが、自分お店を持って経営者をしています。

毎日夜通し飲んでいるため、この人は朝はまず定時に来ません。

何度も怒られているのですが、それでも定時に姿を表したことはほとんどありません。

営業に行くと、ほぼ会社に帰ってくることはなく、そのままその辺で買い物したり、眠い時は、家に帰宅していました。

しかし、この人はそれでも営業成績上位にいつもいたのです。

この人は、持ち前の顔と明るさとコミュニケーション能力でお客さんを虜にして営業に行かなくとも発注がボコボコ入るのです(笑)。

この人を見て、世の中いろんな営業方法があるんだな〜と感じました。

あ、ちなみに、「客に体売るとかないっしょ」と言っていたので、お客さんと寝たことはないと思います。

そんな感じの人なので、遅刻だの営業から帰って来ないなどの規律違反が、社長の耳に届いても、社長すらも味方につけて、「営業嫌だったら全然異動も大丈夫だから。好きにしてくれたらいいよ」と言われていました。

すげー女でしたわ。

今でもたまにインスタとか拝見すると、すげー生活してますわ。

ありゃ、天才だわ。

 

社会人で優秀な営業マンに共通する特徴

優秀な営業マンに共通する特徴

具体的な営業マンの人物例を挙げてきましたが、共通する特徴を探してみました。

・会社に依存しない

・世間体やルールを気にしない

 

会社に依存しない

会社への依存度がとてつもなく低いと感じました。

全員サラリーマンやOLではあるものの「会社にすがりついたり、ゴマすって生き残ろう」などとは微塵も思っておらず、自己成長や自分のために会社を利用するくらいの勢いです。

現在、なんちゃってフリーランスの僕から見てもこの人達なら、個人で食っていけますわ。

上司で会社にすがってる人いませんか。

そうゆう人はあんま尊敬できないですし、伸びしろないんですよね・・・。

世間体やルールを気にしない

他人の目を1mmも気にしてないんですよね。

自分が嫌なことは、会社のルールだろうが嫌だと断固として拒否して我が道を行くんです。

これなかなかできることじゃないんです。

ほとんどの人は上司の目などを気にして言いたいことを言えなかったり、我慢するでしょう。

しかし、この人達は真逆。

文句言われたら、「ほな、会社辞めますわ〜」くらいのテンションです。

 

 

社会人で営業職が辛いなら就職・転職も検討しよう

営業職が辛いなら就職・転職も検討しよう

理系出身の方はそもそも営業職に就くことは少ないと感じますが、文系出身の方はほとんどの方が営業職からのスタートです。

もし営業職に就きたくないのであれば、異なる職種を検討しましょう。

年齢が若い方であれば、未経験でも転職可能なケースもありますが、異なる職種に就くには何かスキルを身に着けることが非常に重要になります。

実際、僕も元々営業でしたが、スキルを独学で身につけて、現在は動画編集や WEBデザイン、マーケティングなどを行っています。

今流行りのスキル・職種である、

・動画編集

・プログラミング

・WEBデザイナー

について別記事でまとめていますので気になる方はご覧ください。

 

 

まとめ:やっぱり社会人の営業は辛い

まとめ:やっぱり営業は辛い

ここまで営業の辛い事項についてまとめてきました。

書いていて感じたのが、やはり楽しいことより辛いことの方が私は多かったなと感じます。

営業が死ぬほど楽しい!と感じる人も中にはいるようなので(私には到底わからない感覚ですが)、そもそも営業職が自分に向いているのか、またどのような営業職を選択すべきなのかが非常に大事になってきます。

 

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