「東京都内で求職活動実績を作れる場所を知りたい」
「ハローワークのオンラインセミナーや東京しごとセンターの講座を活用して、効率的に実績を積みたい」
そんなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
ハローワーク主催の講座や東京しごとセンターのプログラム、三茶おしごとカフェなど、面接対策・職業相談・応募書類の作成ノウハウなどを学べる無料の講座が豊富です。
本記事では、東京都で求職活動実績として認められるセミナーの種類、実績にするための基本ポイント、オンラインで効率よく実績を作る方法まで分かりやすく紹介します。
この記事でわかること
- 東京都で求職活動実績として認められるセミナーの種類
- オンラインで効率よく求職活動実績を積む方法
- 失業認定申告書の書き方と、提出時の注意点
東京都で求職活動実績になるセミナー4選
東京都には、求職活動実績として認められるセミナーを実施している機関が複数あります。
ハローワークや東京しごとセンターなどの公的機関のほか、民間の転職エージェントも対象です。
ここでは、東京都内で実績づくりに役立つ代表的なセミナー開催機関を4つ紹介します。
東京都で求職活動実績になるセミナー
東京ハローワークのセミナー

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出典:東京ハローワーク
東京ハローワークのセミナーは、年代や目的に合わせて参加でき、厚生労働省が実施する公的な就職支援事業として正式に求職活動実績に認められます。
開催されている主なセミナー
- 若者向けセミナー(34歳以下)
- ミドル世代向けセミナー(35〜59歳)
- シニア世代向けセミナー(60歳以上)
- 人材確保推進分野セミナー
- マザーズ向けセミナー(子育て女性)
東京都のセミナー情報は、渋谷や新宿など各ハローワークのサイトで一覧を確認できます。
また、東京ハローワークのセミナーは、センターごとに申込み方法が異なります。
参考として、ハローワーク新宿の申し込み方法の一例を紹介します。
申込み方法の一例
- 公式サイトの予約フォームから申し込み
- 窓口または電話での申込みも可能
- 先着順で、満席の場合は受付終了
- 初回利用者は求職登録や窓口相談が必要な場合がある
利用予定のハローワークのページをチェックして、受付時間や申込み方法を必ず事前に確認してくださいね。
東京しごとセンターのセミナー

出典:東京しごとセンター
東京都が運営する東京しごとセンターでは、年齢や状況に合わせて就職準備が進められるセミナーが幅広く開催されています。
初めての就活向けの基礎講座から、キャリア再設計・自己PR・シニア向けの働き方講座まで、必要な知識を段階的に学べるのが特徴です。
| 対象区分 | 主な内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 29歳以下 | 面接マナー、自己分析、仕事理解など | 初めての就活に必要な基礎を一から学べる |
| 30〜54歳 | キャリア整理、自己PR、応募書類対策 | 経験を活かした再就職に向けて実践的に学べる |
| 55歳以上 | 定年後の働き方、職種転換、就業準備 | シニア向けに無理なく働くポイントを解説 |
| 女性向け | 両立支援、復職準備、在宅・パート就労 | 子育て・介護と両立しやすい働き方を学べる |
東京しごとセンターのセミナーは、対面形式が中心で、講師や参加者と直接やり取りしながら自己PRや面接の受け答えを実践的に学べます。
一部のセミナーでは託児サービスも利用できるため、子育て中の人でも参加しやすい環境が整っていますよ。
三茶おしごとカフェの就職支援セミナー

出典:三茶おしごとカフェ
三茶おしごとカフェは、世田谷区が運営する就職支援施設で、オンライン・対面の両方で多様なセミナーを開催しています。
オンライン講座が充実しており、区外在住の人でも気軽に参加できるのが特徴です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| オンライン中心 | ライブ配信やオンデマンド配信の講座が多く、自宅から参加できる |
| 会場開催もあり | 三軒茶屋駅近くの施設で、企業説明会や相談会などの対面イベントも実施 |
| 区民向け支援 | 個別相談やワークサポートなど一部の支援は世田谷区民が対象。利用前に対象区分を確認しておくと安心 |
開催されているセミナー例
- 企業説明会・相談会(会場開催)
- 就職活動の計画づくり講座(オンライン)
- 応募書類・面接対策セミナー
- 年代別面接対策セミナー(シニア向けなど)
- 働き方・ハラスメント対策セミナー
一方で、個別相談などは世田谷区民向けのメニューが多いため、公式サイトの案内を事前にチェックしておくと安心です。
また、効率よく求職活動実績を積みたい人は、オンラインセミナーも豊富なリクルートエージェントの併用もおすすめです。
東京都社会福祉協議会の就職支援セミナー

東京都社会福祉協議会
出典:東京都社会福祉協議会
東京都社会福祉協議会では、介護・保育・福祉業界を目指す人向けに、東京都福祉人材センターが就職支援セミナーを実施しています。
公的機関が運営しており、実践的な支援を受けられるのが特徴です。
セミナーのポイント
- 応募書類・面接対策・自己分析など就職準備に直結した内容が中心
- 参加後に「参加証明書」が発行され、ハローワークの求職活動実績として提出できる
- 福祉分野に特化しており、未経験からでも安心して参加できる
セミナーは主に、新宿区の東京都福祉人材センターで対面形式により開催されます。
直近の開催日程や申込方法は、公式ページで確認できます。
東京都でセミナーを実績にする際の注意点
東京都でセミナーを求職活動実績にする場合、対象者区分・受付方法・オンライン可否などのルールが施設ごとに異なるため、事前の確認がとても重要です。
ここでは、実績づくりでつまずきやすいポイントを見ていきましょう。
東京都で求職活動実績になるセミナー
センターごとに対象者が細かく分かれている
東京都のセミナーは、センターごとに対象者が細かく区分されているため、申込み前に対象者一覧を確認しておくことが重要です。
同じ東京都内でも、東京しごとセンター・ハローワーク・区の施設では、事業内容やサポートメニューが異なるため、対象外だと受付できないケースもあります。
扱いの主な違いは、以下のとおりです。
| センター名 | 対象者区分 | 特徴・注意点 | ||
|---|---|---|---|---|
| 東京しごとセンター (飯田橋) |
ヤング・ミドル・シニア・女性向けでプログラムを区分 | 年代・状況に合わせた専門プログラムが充実。セミナー・相談の申込み先がコーナーごとに異なる | ||
| 多摩しごとセンター | 全年齢対象 (若者向け・中高年向けなどの区分あり) |
飯田橋と同様に、コース別に担当窓口が分かれており案内ページでの確認が必須 | ||
| 三茶おしごとカフェ | セミナーは全年齢・区外OK 個別相談は世田谷区民限定 |
区外参加できるオンライン講座が多く利用しやすい。行政サービスのため開催頻度は月ごとに変動 |
事前に案内ページを確認しておくと、当日の流れがスムーズになるのでおすすめです。
対面・オンラインで実績の扱いが異なる場合がある
東京都のセミナーはオンライン開催が多いものの、ライブ配信と録画配信では扱いが異なり、実績にならないケースもあります。
雇用保険の運用では、本人の「参加が確認できるか」が基礎となるため、録画視聴では確認が難しいのです。
扱いの違い
- ライブ配信のみ実績になるセミナーが多い(東京しごとセンター等)
- 録画配信は原則対象外で、ハローワーク側もNGと案内することが多い
- Zoom参加時の表示名ルール・参加証明メールの有無を確認しておくのが基本
申込み前に「ライブ配信」「確認メール」の記載を必ずチェックしましょう。
ハローワークによって申込方法や扱いが違う
東京都内のハローワークは拠点数が多く、担当コーナーや実施している事業が幅広いため、同じ就職支援セミナーでも申込み方法や受付体制が異なる場合があります。
全国でも拠点差はありますが、東京都はイベントの種類が特に多いため、違いがより分かりやすく表れるのが特徴です。
東京の各ハローワークの違いの一例は、以下のとおりです。
| 拠点名 | 主な利用者層 | 特徴・注意点 | イベント傾向 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 飯田橋 | 全年齢 | 企業PR会・面接会・シニア向けセミナーなど幅広い | 日程が多く種類も豊富 | イベントごとに申込方法が異なる |
| 上野 | 全年齢 | シニア向けや訓練系セミナーが多い | 予約制・当日受付が混在 | 毎月のカレンダーで更新 |
| 渋谷 | 全年齢 | 企業説明会の開催が多い | 特定業種イベントが豊富 | 担当係がイベントごとに異なる |
| 新宿 | 全年齢 | 支援コーナーが多く窓口が細分化 | ミドルシニア向けが特に人気 | 予約枠が早めに埋まりやすい |
他の詳細は、各ハローワークのサイトで最新情報を確認できます。
同じ拠点でも「職業相談」「専門援助」「ミドルシニア」「わかもの」など担当部署が違うため、案内ページを必ずチェックしておくと安心ですよ。
人気講座は早期満席になりやすい
東京都のセミナーは申込者が多いため、早めにチェックして予約するのが大切です。
新宿・渋谷・飯田橋・上野など大規模拠点では、履歴書・面接対策など実務型プログラムが特に人気で、受付開始から短期間で満席になるケースが多いためです。
満席を避けるためのポイント
- 各拠点のイベントカレンダーを定期的に確認する
- 事前予約制の講座は、受付開始日に申し込む
- 同内容のオンラインセミナーも併せて検索しておく
- 案内ページの「受付開始日」「定員」欄を必ず確認する
同じ拠点でも「職業相談」「専門援助」などで担当部署が違うため、案内ページを必ずチェックしておくと安心です。
また、実績づくりを効率化したい人は、オンライン面談や求人紹介が充実しているリクルートエージェントなどのエージェントの併用がおすすめです。
オンラインセミナーでも求職活動実績として認められる理由
オンライン開催が多い東京都では、対面と同じ扱いで求職活動実績として認められます。
ここでは、オンライン開催のセミナーが対面と同じく実績として認められる理由を解説します。
オンラインセミナーが実績として扱われる根拠
公的機関・認可事業者が主催しているため扱いが変わらない
東京都のオンラインセミナーが求職活動実績として認められるのは、公的機関や厚労省認可事業者が主催しており、開催形式によって扱いが変わらないためです。
(1)求人への応募(書類送付・面接・オンライン応募を含む)
(2)ハローワークが実施する求職申込み・職業相談・職業紹介・就職支援セミナー・求人説明会・職場見学会など
(3)許可・届出のある民間事業者や地方公共団体が行う職業相談・職業紹介・就職活動セミナー
(4)公的機関等(高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方公共団体等)が実施するキャリア相談や企業説明会など
(5)再就職に資する国家試験・検定などの受験
代表的な実施機関
- 東京しごとセンター(飯田橋・多摩)
- ハローワーク
- 三茶おしごとカフェ(区の就労支援施設)
- 転職エージェント(厚労省許可の民間職業紹介事業者)
オンライン開催のセミナーも、主催がハローワークや公的機関、厚労省許可の事業者であれば対面と同じ扱いになります。
オンラインでも参加実績を証明できる仕組みが整っている
オンラインセミナーでも受講記録や確認ログが残るため、求職活動実績として申告できます。
受講確認メールや完了通知、オンライン会議システムのログなど、証明手段が明確に残り、ハローワークでも事実確認がしやすいためです。
代表的な証明方法
- 受講完了メール
- Zoomの入退室ログ(氏名・入退室時刻)
- 行政施設が発行するオンライン受講証明
案内ページに「オンラインは実績対象」と明記されているケースもあるため、気になる講座は事前にチェックしておくと安心です。
厚労省認可のリクルートエージェントでも、対象セミナーなら実績になるため、併用すると効率的ですよ。
東京都でオンラインセミナーを探す方法
東京都でオンラインセミナーを実績にしたい場合は、ハローワークや東京しごとセンターなど、公的機関が案内する講座から選ぶのが確実です。
セミナーに参加する前は「厚生労働省が認可しているか」「証明書が発行される講座かどうか」を必ず確認しましょう。
セミナーを探すポイント
- 東京しごとセンターのイベントページから探す
- ハローワーク東京やハローワークインターネットサービスのセミナー一覧を確認する
- 「求職活動実績 オンライン」「東京 セミナー 参加証明」などのキーワードで検索する
- オンライン参加方法(ZoomやTeams)と、受講後の確認メールや参加証明の有無をチェックする
実績になるか迷う場合は、最寄りのハローワークに確認しておくと安心です。
また、求人探しを効率よく進めたい人は、リクルートエージェントなどの大手サービスも併用しておくと、オンライン講座と並行して準備が整えやすくなりますよ。
東京で失業認定申告書を書くときのポイントと提出時の注意点

出典:ハローワーク
東京都でセミナーやオンライン講座に参加したら、失業認定申告書へ活動内容を記入し、ハローワーク東京(最寄りの拠点)へ提出します。
求職活動実績として認められるためには、「どの機関で」「どんな内容の活動をしたか」をできるだけ具体的に書くことが重要です。
失業認定申告書に記載する内容(東京版)
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 求職活動の方法 | ア:公共職業安定所(ハローワーク東京) |
| 活動日 | 例:2025年10月29日 |
| 利用した機関の名称 | 東京しごとセンター/ハローワーク新宿など |
| 求職活動の内容 | 就職支援セミナーに参加/キャリア相談を受けた |
万が一なくしてしまっても、主催機関に連絡すれば再発行できるケースがあります。
申告書の具体的な書き方は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
東京都のセミナーで求職活動実績を作る際のよくある質問
ここでは、東京都のセミナーで求職活動実績を作る際のよくある質問に回答します。
セミナーに参加できる回数に制限はありますか?
回数に明確な制限はありません。
ただし、同じ内容のセミナーを何度も受講しても新しい実績として認められないので、求職活動実績を稼ぎたい場合は違うテーマのセミナーに参加しましょう。
セミナーを途中退席した場合も実績になりますか?
原則、最後まで受講しないと実績として認められません。
主催者が発行する参加証明書を受け取るのが条件です。
仕事の合間に受けられる短時間のセミナーはありますか?
あります。
東京都の施設では、昼〜夕方にかけての短時間セミナーやオンラインの夜間講座が増えています。
公式サイトの「各種セミナー」一覧から、実際の所要時間をチェックして選ぶのがおすすめです。
東京都のセミナーは事前予約が必要ですか?
多くは予約制ですが、上野・渋谷などの一部拠点では当日受付のセミナーもあります。
ただし人気の講座は満席になりやすいため、早めの申し込みが安心です。
参加証明をなくした場合、再発行できますか?
主催機関によっては再発行が可能です。
東京しごとセンターやハローワーク東京は対応してくれることが多いため、公式サイトに記載の窓口へ早めに問い合わせてください。
東京都の合同企業説明会は求職活動実績になりますか?
はい、企業ごとの個別相談やミニ面談がある合同説明会は実績対象です。
飯田橋・新宿・渋谷などの拠点で定期的に開催されています。
東京都のセミナーは土日でも開催されていますか?
東京都は平日中心ですが、東京しごとセンター飯田橋)や区の就労支援施設では、土日開催のWebセミナーが実施される場合があります。
公式サイトのカレンダーで最新スケジュールを確認してください。
東京しごとセンターとハローワーク東京では、どちらが実績を作りやすいですか?
どちらでも実績を作れますが、東京しごとセンターは年代別に支援が分かれており、カウンセリングや講座が充実しているため目的に合わせて選びやすい傾向があります。
一方、ハローワーク東京は求人数が豊富で、合同企業説明会など実績になりやすいイベントが多く開催されています。
東京に住んでいなくても東京都のオンラインセミナーに参加できますか?
オンライン開催であれば、都外でも利用できる可能性があります。
ただし、地域限定の支援は対象外となるため、案内ページの対象条件を確認してください。
東京都の合同企業説明会は予約が必要ですか?
会場によります。
新宿・上野・渋谷などのハローワークでは予約不要の合同説明会がありますが、人気イベントは事前予約制です。
開催日のアクセス情報も公式ページに掲載されているため、事前に確認しておくと安心です。
東京都のセミナーを活用して効率良く求職活動実績を作ろう
東京都で実績を効率よく積みたい人は、ハローワーク東京・東京しごとセンターのセミナーに加えて、オンラインで受講できる講座を組み合わせると取り組みやすくなります。
この記事のまとめ
- ハローワーク東京・東京しごとセンターのセミナーは、公的機関が主催しているため確実に実績として認められる
- 民間エージェントのオンラインセミナーは、証明メールやログが残るため実績になりやすく自宅でも参加しやすい
- 対面+オンラインを併用することで、認定期間内に必要な活動回数を無理なく満たせる
時間が確保しづらい人は、オンラインセミナーを取り入れると継続しやすくなりますよ。
求職活動の負担を減らしたいときは、リクルートエージェントなどの転職エージェントのサポートも上手に使ってみてくださいね。
