この記事はこんな人におすすめ
- 障がいをお持ちの人
- 転職エージェントを利用したい人
- ミラトレについて知りたい人
「これからミラトレで転職を考えている。」
「ミラトレを利用したいので、実際に利用した人の評判を聞いたみたい。」
この記事では、上記のような疑問を解決します。
ミラトレに興味がある方や利用を検討している方は参考にしてください。
ミラトレとは?
ミラトレとは、パーソナルチャレンジが運営する就労移行支援サービスです。
就労移行支援とは、障害者総合支援法が定める障害福祉サービスの1つで、一般企業への就職を希望する障害者の方々が、必要な知識や能力を習得するために行われる支援を指します。
事務所は、東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪・兵庫に構えています。
障がい者の法定雇用率について
2021年3月1日に障がい者の法定雇用率の引き上げがありました。
今まで全社員の1.8%は障がい者の雇用と定められていたのが、2.3%になりました。
今回の改定により障がい者の採用計画が見直され、これまで以上に採用が活発になる企業が増加することは間違いありません。
障がい者の皆様にとって大きな追い風となるでしょう。
ミラトレがしてくれること
ミラトレは具体的にどんな支援をしてくれるのでしょうか。
・就労支援
・就職サポート
・就業定着支援
ミラトレSTEP1:就労支援
まずミラトレに通い、一般企業での就労に必要な力を整えます。通所期間は原則として2年までとされていますが、職業準備性が整えば2年以内でも卒業できます。
コミュニケーションスキルや基本的なPCスキル、ビジネスマナーを学ぶことができます。
ミラトレSTEP2:就職サポート
通所を終えた後は就職活動です。
企業探しや選考中の履歴書や職務経歴書の手直し、面接練習などをお手伝いしてくれます。
※ミラトレは転職斡旋(求人を抱えていないので)は行わないのでご注意ください。
もし求人の紹介をしてもらいたい場合は、後ほど説明しますミラトレと同じ会社(パーソルグループ)が運営するdodaチャレンジを利用ください。
ミラトレSTEP3:就業定着支援
ミラトレを経て就職した場合、就職後半年間は定着支援サービスを無料で受けることができます。
就職先での悩みや不安を解決し、安定して自立した就労が長続きするように支援してくれます。
ミラトレの利用対象者
どんな人がミラトレを利用することができるのでしょうか。
ミラトレのホームページに利用条件がありました。
以下、全てに該当する方にご利用いただけます。
・精神障害・発達障害・知的障害・身体障害・難病(障害者総合支援法の対象疾病)のある方
※障害者手帳がなくても医師の診断・定期的な通院があれば申請可能な場合があります。
・65歳未満の方
・一般企業への就職を希望する方
引用:ミラトレ
ちなみにミラトレの過去の利用者をみると、精神障がいをお持ちの方の利用が7割以上占めています。
利用者の年代は、20代が約30%、30代が約20%、40代が約20%となっています。
ミラトレの利用料金
ミラトレのような就業移行支援機関の利用料金は国によって定められています。
ちなみにミラトレでは9割以上の方が無料で利用しています。
引用:ミラトレ
利用を検討している方は自分がどこに当てはまるかを確認しましょう。
ミラトレの特徴
ミラトレにはどのような特徴があるでしょうか。
・早めに卒業する人が多い
・就職定着率が高い
・就職先が非常に多様
・パーソルグループの運営
ミラトレの特徴1:早めに卒業する人が多い
前述しましたが就労移行支援は最大で2年間通うことができるのですが、ミラトレを利用している9割以上の方が1年以内に退所し、無事に就職を決めています。
また、全国の就労移行支援機関の就職率平均が22%なのに対して、ミラトレは就職率は98%と大きく上回っています。
ミラトレの特徴2:就職定着率が高い
ミラトレ卒業生の職場定着率(半年間)は約80%です。
その大半は精神障害のある方なのですが、精神障害者の全国平均定着率は60%と言われており、それと比べても高い数字です。
ミラトレの特徴3:就職先が非常に多様
ミラトレからの就職先をみると、
業種:サービス・医療・教育・建設・情報・不動産・公務・福祉・製造
職種:事務・軽作業・技術・販売・接客
などかなり幅広いことがわかります。
これらの特徴からもわかるようにミラトレ利用者のアンケート調査による満足度は9割で、多くの利用者が非常に満足していることがうかがえます。
ミラトレの特徴4:パーソルグループの運営
ミラトレは人材会社大手・パーソルグループが運営しております。
1番有名なサービスは、地上波でCMなどもしている「doda」でしょうか。
かなり幅広く人材サービスを展開しており、人材業界の中では、リクルートやマイナビに次いで著名な企業だと感じます。
このような有名な企業が運営しているサービスですので、安心して利用できます。
ミラトレの評判・口コミは?
ミラトレはどのような評判・口コミはいかがでしょうか。
実際の利用者の声を集めましたので良い評判、悪い評判どちらもみていきましょう。
ミラトレの良い評判・口コミ
まずは良い評判から見ていきましょう。
・スタッフの質が高い
・スキルがなくても1から教えてくれる
・自分の適性を発見できた
・雰囲気がアットホームで過ごしやすい
では、順に説明していきます。
ミラトレの良い評判1:スタッフの質が高い
ミラトレは、スタッフの質の高さで有名です。
見学であったり、手続きであったりの中で、わからないことが当然出てきますよね。
そのような時に、ミラトレのスタッフに質問をすれば、すぐに答えてくれるため、疑問などがすぐに解決されます。
ミラトレの良い評判2:丁寧に教えてくれる
30代女性
多くの人にとって、就業することは、スキルを持っているという前提のイメージがありますよね。
もちろん、さまざまなスキルを持っているに越したことはないですが、全員が全員スキルを持っているわけはないです。
ミラトレでは、スキルを持っていない人に向けて、1からPCなどの学習をしてくれます。
具体的にPCの学習で身につけられるスキルは以下の通りです。
・WordやExcelの使い方
・PC上でのデータ処理の知識
上記のようなPCスキルをミラトレであれば、1から学ぶことができます。
そのため、「今スキルが0だから、就業できる自信がない…」といった人でも安心してください。
ミラトレの良い評判3:自分の適性を発見できた
30代男性
ミラトレでは、あなた自身の適性を発見できます。
自分自身の適性を見つけることで、自分に合った仕事や自分に合わない仕事のすみ分けができます。
自分に合った仕事を見つけることができれば、中長期的に仕事を続けることができます。
ミラトレの良い評判4:雰囲気がアットホーム
30代男性
ミラトレは、スタッフとの距離がかなり近いです。
そのため、ミラトレを利用している中で、少し不安なところであったり、悩みなどがあったりする場合は、すぐに相談して解決できます。
ミラトレの悪い評判・口コミ
逆に、ミラトレの悪い評判は以下の2つです。
・来ている人の緊張感がない
・スタッフの対応が人によって違う
・事務所が限られている
では、順に説明していきます。
ミラトレの悪い評判1:きている人の緊張感がない
30代女性
ミラトレの見学をする人の中には、あまり緊張感のない人がいるかもしれません。
もし、あなたが「身だしなみをしっかりしている人」と「身だしなみがだらしない人」の2人がいた場合、どちらの人と仕事をしたいでしょうか?
おそらく、多くの人が前者の身だしなみをしっかりとしている人と仕事をしたいと答えますよね。
これはどのような職業も同じでして、身だしなみは意識すれば必ずできることです。
そのため、まずは外見からといってように、身だしなみはしっかりとしていきましょう。
ミラトレの悪い評判2:スタッフの対応が異なる
30代男性
スタッフの人によっては、あなたへの対応が他の人と違う可能性もあります。
そのような時は、他のスタッフに変えてもらうなどの対応をミラトレ側にしてもらいましょう。
ミラトレの悪い評判3:事務所が限られている
20代女性
ミラトレの事務所は、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫になります。
それ以外の地域については利用することが難しいのが現実です。
ミラトレ利用手順
簡単にミラトレの利用手順を説明しておきます。
・お問い合わせ、資料請求
・説明会、見学
・手続きと体験利用
・利用開始
ミラトレの利用手順1:お問い合わせ・資料請求
電話や資料請求でミラトレのことを知ることができます。
ホームページでわからないことがあれば、聞くようにしましょう。
ミラトレの利用手順2:見学
最寄りのミラトレ施設を訪問し、見学することができます。
見学だけではなく、実際に少しだけ体験することも可能です。
ミラトレの利用手順3:手続き
見学や説明会を通して、ミラトレを利用したい!と感じたら手続きを行います。
市役所や区役所にて受給証の申請などが必要になり、1ヶ月程度かかります。
ミラトレの利用手順4:利用開始
手続きが終了したら、晴れてミラトレへの入所です!
受給証の発行までに時間がかかるため、すぐには利用できません。
早め早めに動くようにしないとどんどん遅れてしまいますのでご注意ください。
dodaチャレンジとの違い
ミラトレはパーソルグループが運営しているのですが、パーソルグループはもう1つ障害者向けの人材サービスがあり、それがdodaチャレンジです。
ミラトレ→就労支援
dodaチャレンジ→転職支援
といった区分になっています。
支援してもらえることが全く別なので、利用するサービスを間違えないようにしてくださいね。
ミラトレのよくある質問
ミラトレに寄せられる質問をいくつかピックアップしました。
ミラトレへの質問1:体験利用は1日だけでも参加できますか?
ご本人の状況次第では1日だけの参加となる場合もありますが、原則として3日間来ていただくことを想定しております。
引用:ミラトレ
ミラトレへの質問2:利用申請は本人が行わなければいけませんか?
代理人による申請も可能な場合があります。詳しくは、市区町村の福祉サービス窓口にお問い合わせください。
引用:ミラトレ
ミラトレへの質問3:他施設との併用は可能ですか?
病院のデイケア、グループホーム、就労支援センターなどと併用が可能です。作業所や就労継続支援A・Bとの併用はできません。詳しくはご相談ください。
引用:ミラトレ
ミラトレ以外のおすすめサイト
ミラトレ以外にも検討したい場合のおすすめサイトをいくつか挙げておきます。
※dodaチャレンジは先ほど紹介しましたのでここでは省きます。
おすすめサイト1:リタリコワークス
1つ目のおすすめサイトはリタリコワークスです。
累計8,000人以上が利用した就業支援サービスで、サービス利用者の就業定着率は約90%になります。
定着の理由は、徹底した就業支援や企業インターンなどの実践経験があることです。
全国80箇所以上に拠点を構えており、全国各地で就業支援をしており、人気の拠点は予約待ちになるほどすぐ埋まります。
おすすめサイト2:アットジーピー
2つ目のおすすめサイトは、アットジーピー転職です。
このアットジーピー転職は、障がい者に特化した転職サービスを15年運営している老舗になります。
アットジーピーは就労支援より転職支援の色が強いです。
実際に、障がい者向けの求人を抱えており、面談を通して1人1人に合う企業を紹介してくれますし、サイトに掲載されている求人に自ら応募することもできます。
スカウト機能も充実しており、WEB上のプロフィールを登録しておくと、企業から直接オファーが届きます。
紹介企業には、大阪ガス、カプコン、清水建設、リクルート、村田製作所、住友生命、ジョンソンアンドジョンソン、パナソニックなどの大手もあります。
おすすめサイト3:障害者雇用バンク
3つ目のおすすめサイトは、障害者雇用バンクです。
都心を中心に障害者求人を扱っており、各業界の大手企業も求人になります。
選考のお手伝いや求人の紹介まで手厚くサポートしてくれる障害者専門の転職エージェントです。
まとめ:ミラトレの評判は割と良さげ
今回は、ミラトレを実際に利用した人の評判を徹底解説していきました。
最後に本記事の内容をまとめると以下の通りです。
・ミラトレの就業率は98%
・ミラトレの就業定着率は80%
・ミラトレはスタッフの質が高い
・スタッフによって若干対応が違う
・利用者の満足度は高い
これらの結果から、ミラトレの評判は良いことがわかります。
ミラトレはスキルや知識が0でも1から丁寧に学習できるため、多くの人に利用されています。
そのため、障がいをお持ちでこれから就業を考えている人にとっては、かなりおすすめのサービスです。
20代男性