「マイナビエージェントから登録を断られてしまった」「なぜ登録拒否されたのかわからない」と悩んでいませんか。
マイナビエージェントは人気が高い分、条件によっては登録を断られてしまうケースがあります。
この記事では、マイナビエージェントに断られる具体的な理由と、再登録を成功させるための対策を解説します。
さらに、年齢やキャリア別に利用しやすい転職エージェントもあわせて紹介します。
この記事でわかること
- マイナビエージェントで登録を断られる主な理由
- 再登録を成功させるための対策
- 年齢別におすすめの転職エージェント
- 登録を断られたときの代替サービス活用法
マイナビエージェントに利用を断られる理由
マイナビエージェントに登録を断られた人は、以下の条件に当てはまるケースが多く見られます。
マイナビエージェントに利用を断られる理由
ここでは、それぞれの理由と背景を具体的に解説します。
マイナビエージェントの拠点から離れた所に住んでいる
マイナビエージェントは全国6ヶ所に拠点を持っていますが、拠点から離れた地域では面談や求人紹介が制限されるため、登録を断られるケースがあります。
公式サイトによると、マイナビエージェントの拠点は以下の6ヶ所です。
マイナビエージェントの拠点
- 東京
- 横浜
- 名古屋
- 大阪
- 京都
- 神戸
出典:マイナビエージェント
転職エージェントは拠点がある都市を中心に求人を集めており、拠点周辺では紹介数が多くなります。
一方で、距離がある地方では面談の実施が難しく、紹介できる求人数も限られてしまうのです。

経験やスキルが合わない
マイナビエージェントに断られる大きな理由の1つは、マイナビエージェントが保有している求人と、求職者の経験やスキルが合わない場合です。
マイナビエージェントは20代後半〜30代前半向けの求人を中心に扱っており、一定のスキルやポテンシャルを前提に求人を紹介しているため、条件に合わない場合は適切な求人を紹介できず、登録を断られる場合があります。
断られやすいケース
- 希望する職種の経験が全くない(例:未経験でエンジニアを希望)
- 必須資格を持っていない(例:経理職で簿記資格なし)
- 語学力が不足している(例:外資系求人でTOEICスコアが基準未達)

勤続年数・在籍期間が短い
勤続年数が極端に短い場合、マイナビエージェントでは「安定して働けない人」と判断されやすく、登録を断られる可能性があります。
転職エージェントは企業との信頼関係を前提に求人を紹介しており、短期間での離職が繰り返されると「採用してもすぐ辞める人材」と評価されやすいためです。
勤続年数 | 企業側の評価 |
---|---|
1年未満 | 短期離職とみなされる/マイナス評価 |
1〜2年 | 安定して働けるか疑問を持たれる場合がある |
3年以上 | 安定して働けると評価されやすい |

転職回数が多すぎる
転職回数が多い人も、企業から「長く定着できない人材」と見られるリスクが高く、マイナビエージェントでは登録を断られる可能性が高いです。
転職エージェントは企業との信頼関係を前提に人材を紹介しているため、短期間での離職が繰り返されると、企業から「採用してもすぐ辞めるリスクが高い」と評価され、推薦が難しくなってしまいます。
年代別の転職回数の目安
- 20代前半:1回まで
- 20代後半:2回まで
- 30代前半:3回まで
- 30代後半以降:4回まで

転職回数が多い人は「なぜ短期間で辞めたのか」を明確に説明できるよう準備するのが重要です。
「スキルアップのために専門職へ移った」「会社の事業撤退に伴う退職」など、エージェントと企業が納得のいく理由を伝えると、求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
対象年齢から外れている
マイナビエージェントは20代後半〜30代前半を中心に求人を取り扱っているため、40代以上の人は対象外として登録を断られるケースがあります。
マイナビエージェントは、若手人材のキャリアアップ支援に強みを持っており、20代後半〜30代前半向けの求人が大半を占めているため、対象層から外れる年齢の場合、紹介できる求人が少ないです。
断られやすいパターン
- 40代で未経験職種に挑戦しようとしている
- 50代で異業種へのキャリアチェンジを希望している
- マネジメント経験がないのに管理職ポジションを希望している

また、全年代を幅広くカバーするリクルートエージェントやdodaに登録しておけば、選択肢を狭めずに転職活動を進められますよ。
転職希望時期が未定
転職希望時期が明確でない場合や「半年以上先」と伝えると、マイナビエージェントから登録を断られる可能性があります。
求人情報はおおむね3ヶ月単位で更新されるため、希望時期が半年以上先だと募集が終了していたり、条件が変わったりしてしまうリスクが高まります。
断られやすいケース
- 「1年後に転職を考えています」と伝えている
- 希望時期が未定で具体的に答えられない
- 在職中で「落ち着いたら考えたい」としている

良い求人があれば転職を検討したいのならスカウト型転職サイトのビズリーチがおすすめです。実際に条件の良いスカウトがくるまで放置している利用者もいます。
ブランク期間が長い
転職活動でブランク期間が1年以上あると、マイナビエージェントでは「早期離職のリスクがある」「仕事への意欲が低い」と判断され、登録を断られるケースがあります。
マイナビエージェントは、企業が「すぐに活躍できる人材」を求めていることを前提に求人を紹介しているため、離職期間が長い求職者は「安定して働けない可能性がある」と見なされやすいのです。
ブランク期間と企業側の評価の目安
ブランク期間 | 企業側の評価 |
---|---|
3ヶ月未満 | 特に問題なし/一般的な範囲 |
3〜6ヶ月 | 理由次第で問題なしと判断される |
6ヶ月〜1年 | 「意欲に不安がある」と懸念されやすい |
1年以上 | 早期離職リスク・モチベーション低下とみなされやすい |

前向きなエピソードを添えることで、選考や登録のハードルを下げられます。
過去に利用規約違反などの不適切な行為をしている
過去に利用規約違反や不適切な行為をした場合、マイナビエージェントの登録を断られる可能性が高くなります。
転職エージェントは企業との信頼関係を前提にサービスを提供しているため、信頼を損なう行為をした人は再度の利用が難しくなるためです。
不適切と判断されやすい行為
- 面談の無断キャンセルを繰り返す
- 履歴書や職務経歴書に虚偽の記載をする
- キャリアアドバイザーに対して威圧的な態度をとる

再登録や利用継続を希望する場合は、基本的なマナーを守り、誠実な対応を心がけることが大切です。
マイナビエージェントに登録を断られた場合の対処法3つ
マイナビエージェントに断られてしまったからといって、転職活動が行き詰まるわけではありません。
ここでは、代わりに取るべき行動や選択肢を3つに整理してお伝えします。
マイナビエージェントに登録を断られた場合の対処法
職務経歴や登録情報を修正して再登録する
マイナビエージェントに登録を断られた場合は、職務経歴書や登録フォームの入力内容を修正したうえで再登録してみましょう。
サポートを断られる理由の1つに「情報不足」や「入力ミス」があります。
担当者は登録情報を基に判断するため、記載が不十分だったり誤りがあると「支援が難しい」と判断されやすくなります。
よくある入力ミスと修正例
項目 | ミス例 | 正しい入力例 |
---|---|---|
職務経歴 | 営業職なのに「事務職」を選択 | 実際の職種(営業職)を選択 |
希望勤務地 | 第一希望だけ入力 | 第3希望まで入力(東京・神奈川・埼玉など) |
生年月日 | 「2023年」と誤入力 | 実年齢に合う生年月日を入力 |
学歴 | 卒業年を「2029年」と誤入力 | 正しい卒業年月を入力(2020年3月卒業など) |

前回と同じ誤りや不足のある情報ではサポートは受けられません。
「内容に問題がないのに断られた」場合は、無理に再登録にこだわらず、リクルートエージェントやdodaなど他の転職エージェントを利用してチャンスを広げましょう。
他の転職エージェントを並行して複数利用する
マイナビエージェントで断られた場合は、他の転職エージェントを並行して複数利用すると、より選択肢を広げられます。
転職エージェントごとに得意とする業界・年齢層・サポート範囲が異なり、自分に合わないサービスを使い続けても紹介が少なく、転職成功率は下がってしまうためです。
転職エージェントの併用例
- 20代で未経験職種に挑戦したい → UZUZ・ハタラクティブ
- 30代でキャリアアップを狙いたい → リクルートエージェント・doda
- 40代以上でハイクラス転職を目指す → ビズリーチ・JACリクルートメント

複数エージェントを同時に活用して、自分に合った求人に出会える確率を高めましょう。
転職エージェントの複数利用をしたほうが良い理由について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もおすすめです。
求人サイトを使う
転職エージェントで登録を断られた場合でも、求人サイトを活用すると応募の機会を広げられます。
求人サイトは自分で求人を探して直接応募できるため、登録審査や担当者の判断に左右されずに転職活動を進められるためです。
例えば「doda」や「リクナビNEXT」は、職種・勤務地・年収条件などを自分で設定して検索でき、気になる求人にそのまま応募できます。

サポートが必要な人は、求人サイトとエージェントを併用するのを推奨します。
ただ、dodaは転職エージェントと一体型なので、設定で「エージェントを利用する」に変更すると新たに会員登録しなくてもすぐに使えるようになります。1度の登録で済むため、転職エージェントにも興味がある人はぜひ利用を検討してみてください。
転職エージェントに登録を断られないためのポイント
マイナビエージェントをはじめとした転職エージェントから登録を断られないために、あらかじめいくつかのポイントを押さえておくのが重要です。
ここでは、転職エージェントに登録する前に意識しておきたい具体的な対策をお伝えします。
転職エージェントに登録を断られないためのポイント
転職活動期間を3ヶ月以内にする
転職エージェントに登録する際は、転職活動の希望期間を「3ヶ月以内」と設定するのを推奨します。
エージェントは「短期間で転職が決まりやすい人」を優先的にサポートするためです。
転職希望時期を「半年以上先」と登録すると、転職意欲が低いと判断され、求人紹介の優先度が下がるケースがあります。

求人サイトは「自分で求人を探す」形式なので、登録だけでも最新の求人動向や市場感を知れます。
転職エージェントとは違い、登録時点で強い転職意欲を示す必要がないため、早い段階から活用できます。
希望の職種や業界を扱っている転職エージェントを利用する
希望する職種や業界が明確に決まっている場合は、該当分野に特化した転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
特化型エージェントは、担当者が業界知識や転職市場の傾向を把握しているため、ミスマッチを避けながら求人を紹介できます。
総合型エージェントに比べて紹介数が少ないケースもありますが、専門性が高いため精度の高い提案を受けやすくなります。

マイナビエージェント以外におすすめの転職エージェント
マイナビエージェントに断られても、転職エージェントは他にもたくさんあります。
ここでは年代別におすすめのエージェントをご紹介します。
マイナビエージェント以外におすすめの転職エージェント
全世代におすすめ:リクルートエージェント・doda


第二新卒・20代:UZUZ・ハタラクティブ・マイナビジョブ20s



30代以上・ハイクラス転職:ビズリーチ・JACリクルートメント


マイナビエージェントの登録に関するよくある質問
ここでは、マイナビエージェントの登録に関するよくある質問に回答します。
マイナビエージェントはオンライン面談だけで対応してもらえますか?
マイナビエージェントでは、拠点から遠方に住んでいる場合でもオンライン面談が可能です。
申込時に「オンライン希望」と伝えておくとスムーズです。
もし自分の住んでいる地域に求人がない場合は、全国対応のリクルートエージェントやdodaに登録をおすすめします。
マイナビエージェントに登録を断られた情報は他社に共有されますか?
共有されません。
転職エージェントはそれぞれ独立して運営されており、個人情報も守られています。
1社で断られても、他社では利用できる可能性があります。
マイナビエージェントに断られた後、再登録まで期間を空ける必要はありますか?
公式に待機期間は決まっていないので、内容を改善できたらすぐに再申請して構いません。
ただし、前回と同じ情報のまま再登録しても結果は変わらないため、経歴や希望条件の修正をしてから再登録しましょう。
ブランク(離職期間)が長い場合、職務経歴書はどう書けばいいですか?
ブランク期間は理由を簡潔に説明し、その間に取り組んだ学習や資格取得を具体的に書くことが重要です。
「介護のために離職」「資格取得の勉強」など正直に伝え、再現性のあるスキルや成果を前面に出すと評価につながりやすくなります。
転職希望時期を3ヶ月以内にできない場合はどうすればいいですか?
40代でも利用できる転職エージェントはありますか?
マイナビエージェントは若手向けのため、40代以降は紹介が難しい場合があります。
その場合は、ハイクラス向けのJACリクルートメントやビズリーチをおすすめします。
全国対応のリクルートエージェントやdodaと併用すれば選択肢を広げられます。
質問7:担当キャリアアドバイザーを変更できますか?
キャリアアドバイザーの変更は可能です。
希望する職種や業界に詳しい担当者を依頼すれば対応してもらえます。
変更を断られた場合は、別の転職エージェントの利用をおすすめします。
マイナビエージェントに断られたときこそ、自分に合う転職のチャンス
マイナビエージェントで登録を断られるのは珍しいことではなく、多くの場合は年齢や経歴、地域など条件が合わないだけです。
ポイント
- 断られる理由は、年齢・経歴・地域など条件の不一致が多い
- 再登録時は職務経歴や情報を正しく入力することが重要
- 他の転職エージェントや求人サイトを併用すれば選択肢は広がる
- 「断られた=転職できない」ではなく、自分に合う方法を探すことが成功の鍵
情報を見直して再登録を試みる、あるいは他の転職エージェントを併用すれば十分にチャンスは広がるでしょう。