この記事はこんな人におすすめ
- 就活を控えている人
- 就活でセクハラを受けた人
- 女子就活生全員
本日は、就活セクハラについての記事が出ていたので概要のまとめと自論も交えてご紹介していきます。
就活セクハラは水面下で行われている
僕が男なので、就活セクハラに関しては、知識や体験が薄いのですが、女子大生がわざわざ会見を開いて訴えるということは、実際に、就活セクハラが多く行われていることの証拠でしょう。
女子学生は、選考を受けており、自分の評価を下げたくないために、セクハラだと感じても我慢してしまう可能性が非常に高いです。
就活セクハラ被害の声
ネット上でも就活セクハラの被害にあった方を見つけました。
引用:Twitter
女性2
引用:Bizspafresh
女性3
引用:ビジネスインサイダー
上記のように表に出ていないだけで就活セクハラは行われていることがわかります。
また、コロナ渦によって対面での就活セクハラは非常に減りましたが、対面しておらず、聞きやすい環境を利用して、就活面接にもかかわらず、プライベートな質問ばかりしてくる面接官もいるようです。
就活セクハラに現役女子大生が対策を訴え
女子大生らの団体が記者会見を開き、国や企業が就活セクハラに対して無関心、無責任だと主張しました。
インターンシップやOB訪問の際に彼氏や結婚に対する質問を何度もされ、それらは就活セクハラだと訴えました。
それら質問に対し、本気で反論しようものなら空気が読めない奴だと烙印を押されて選考の合否に影響しかねないため、その就活セクハラな質問を笑って誤魔化すことしかできなかったといいます。
ひどい就活セクハラの場合には体を触れることもあったとのことです。
他にも就活セクハラ発言として「美人ではないけど、面接通るくらいの容姿」(これは駄目でしょ)「ウチの会社は独身多いから選び放題」などがあったといいます。
これらの就活セクハラを大学に相談したが、「前例がないので分からない」と一蹴されたとのことです。
就活セクハラのアンケート
実際に、就活生にセクハラについてのアンケートを取った結果、約半数が就職活動中にセクハラ被害にあっていると回答しています。
中でも1番就職セクハラが発生するシーンは、OB訪問であることもわかっています。
企業は女性の就活生のOB訪問する際は、女性社員限定にするなどの対策を講じる必要があるかもしれません。
情報元:businessinsider
大学は就活セクハラをスルー
上記の記事の最後にもありましたが、就活セクハラに関して、在籍する大学が助けてくれることはないです。
各大学には就活サポートをしてくれる機関が設置されていますが、基本的な就活サポートのみで、めんどくさいことには、首を突っ込まない印象です。
大学からすると、とにかく就活の実績が欲しいだけで、就活の問題に時間を割いている余裕がないため、就活中のトラブル対応には疎いです。
就活セクハラの種類
就活セクハラは、大きく3つに分類できます。
・言葉
・ボディータッチ
・性的な関係を求める
就活セクハラ1:言葉
1つ目は、言葉による就活セクハラです。
・早めに彼氏つくらなきゃ売れ残っちゃうよ
・髪型変えたら、可愛いのに
・結婚についてどう考える?
など、就活中の性的なからかいを指します。
選考の合否にも関わるので、笑って誤魔化していますが、内心は嫌な思いをしている女子就活生が多いです。
就活セクハラ2:ボディータッチ
2つ目は、ボディータッチによる就活セクハラです。
これは、説明するまでもなく、体を無理やり密着させることを指します。
ここまでの就活セクハラは頻繁には聞きませんが、実際に起こっています。
就活セクハラ3:性的な関係を求める
3つ目は、性的な関係を求める就活セクハラです。
キスを迫ったり、ホテルに誘ったり、など性的なものを指します。
実際に、人事が内定者と性的な関係になり、クビになった事例を知っています。
就活セクハラの定義が不明瞭
就活セクハラの定義って、決まっているのでしょうか。
もし、国が定めている就活セクハラの定義があるのならば、僕の勉強不足です。
申し訳ございません。
今のところ、就活セクハラの定義として「女性が不快に感じたら」的なとこで落ち着いているような気がします。
この曖昧なセクハラの定義が事態をさらにややこしく、難しくしていると感じます。
このセクハラの定義の捉え方は、個人によって差があります。
その女性との関係の深さにもよりますし、シュチュエーションにも左右されます。
就活セクハラの記事の中に、「メガネ外した方が可愛い」という発言が、就活セクハラと捉えられていました。
正直、男性の中で、この発言を過去に女性に対して、したことのある人は多いのではないでしょうか。
就活セクハラ対策
就活セクハラを防止するために、女性就活生が気をつけるべきことは、どのようなものがあるでしょうか。
・人事が怪しいと感じた会社の選考は受けない
・セクハラをしてきた本人にハッキリと言う
・必要以上に人事と会わない
・OB訪問に注意
就活セクハラ対策1:人事が怪しいと感じた会社の選考は受けない
1つ目は、直感的に怪しいと感じたら、その会社の選考は辞退しましょう。
怪しいと感じた会社に入社しても自分自身が辛い思いをするだけなので、内定が欲しい気持ちはわかりますが、その会社よりは絶対に良い会社が他にあるはずです。
キッパリと切り捨てて、違う会社に目を向けましょう。
就活セクハラ対策2:セクハラをしてきた本人にハッキリと言う
2つ目は、セクハラされた本人にハッキリと「やめてください」と言うです。
会社の人間からすれば、自社を受けていている就活生に、セクハラをしたことが会社にばれたら、おそらくクビです。
そのため、ハッキリと言えば、すぐに引き下がる可能性が高いです。
リスクとしては、その会社は不合格になる可能性が高いですが、そんな会社、こっちからお断りしてやりましょう。
就活セクハラ対策3:必要以上に人事と会わない
3つ目は、必要以上に人事と会わないことです。
正直、これは難しい部分もあり、選考の中に人事との面談などが組み込まれているケースも多いので、どうしても行かざるを得ないケースもあります。
ただ、内定前に、カフェなどで話すことはあるものの、飲みにいくことは、あまりないので、そのようなことがあれば、少し考えた方がよいでしょう。
人事が個人的に一緒に飲みたいだけかもしれません。
就活セクハラ対策4:OB訪問に注意
現在は、OB訪問するためのマッチングアプリも出ており、自分と全く繋がりのない先輩にもOB訪問できるようになりました。
ニュースで取り上げられていましたが、この類いのアプリを利用して、セクハラされた就活生がおり、捕まっていました。
アプリを利用するときは十分に注意しましょう。
就活セクハラ解決案
就活セクハラを解決するためには、どのような方法があるでしょうか。
・女性就活生には、女性人事をつける
・会社側で就活セクハラの定義を設定する
・就活セクハラの機関を設ける
・対面を避けリモート重視
就活セクハラ解決案1:女性就活生には、女性人事をつける
女性の就活生には、女性の面接官やメンターをつけるのは、どうでしょうか。
これは実現可能性が極めて低いかと思いますが、就活セクハラ対策として、女性の就活生には女性社員を面接官なり選考官にしたらどうでしょうか。
人事部には、割と女性もいるでしょうし、この制度が施行されたら、女性の採用は必須になるので、女性の社会進出にも一役担えます。
就活セクハラ解決案2:会社側で就活セクハラの定義を設定する
先ほど、就活セクハラの定義の不明瞭さについて書きましたが、国に就活セクハラとは何かを定義してくれ!と懇願しても何も動いてくれないsでしょう。
国も「いや〜就活セクハラの定義は難しいよ〜」と言ってきそうなので、会社単位で就活セクハラを定義するしかないのかなと感じます。
僕が社長なら、就活生に対して、
・身体的な質問はしない
・体には触れない
・会社から許可された飲み会以外では飲みに行かない
を就活セクハラの定義として、人事にこれを徹底させます。
就活セクハラ解決案3:就活セクハラの機関を設ける
もし、すでに国にセクハラの対策機関があるのなら、そこに就活セクハラの対策も組み込めば良いのではないでしょうか。
もし、そのような機関がないのであれば、国が設置するべきだと感じます。
この機関は実際にそんなに機能しなくとも設置するだけで大きな影響力を持つはずです。
企業側からすると、学生からそのような機関に相談された場合、大きな痛手を被ることは間違いなので、就活セクハラに対して、慎重に動く必要が出てくるため、企業でも就活セクハラに対する関心が高まります。
学生側にとっても、今まで就活セクハラをされた際、どこに相談してよいかわからなかった部分が一瞬で解決します。
就活セクハラ解決案4:対面を避けリモート重視
この記事を書いている今はコロナウイルスの影響もあり、就活の面接などもリモートにて行っている企業も多いです。
このコロナをきっかけにリモートの動きがかなり進むので今後は、最終面接やその他重要な場面以外は、リモートになる可能性が非常に高いです。
このリモートでの説明会・OB訪問・選考は、就活セクハラの大きな防止策にもなるので、企業側はコロナが収束してもリモートで補える部分は、リモートですべきだと感じます。
まとめ:就活セクハラをもっと重く受け受け止めるべき
ここまで就活セクハラについてまとめてきました。
女子学生からの訴えに国がもっと耳を傾け、対策を講じるべきでしょう。
就活の場なので、立場的には、企業>学生になってしまい、自分の将来が決める場面において、就活中の女子学生には不利な状況です。
学生自身ではどうにもできない部分も多いので、国がサポートしてしかるべきです。
女性1