・転職初日を迎えるのが不安でしかたがない
・初めての転職だから初日の流れなど色々と知りたい
本記事ではこんな悩みにお答えします。
新卒のときは同期入社がいて一緒に希望や不安を共有できたけど、中途入社の場合は入社日まで同じ境遇の人がいないので不安が募りやすい環境だと思います。
また、中途入社の場合は早く戦力にならないといけないという緊張感も大きいでしょう。
だからこそ、転職初日から良いスタートを切るためにどんな準備が必要か、転職初日はどんな流れになっているかを知ることで不安を和らげることができます。
本記事では、転職初日から良いスタートを切るための方法を解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
転職初日の事前準備
転職初日を迎える準備を念入りに行うことで、転職初日に良いスタートが切れます。
準備がしっかりしていることで、余計な不安や焦りを取り除くことができるからです。
それでは、必要な具体的な準備内容を解説します。
1.服装、身だしなみは転職先に合ったものにする
まず服装、身だしなみは清潔感があり職場に合ったものにするのが大切となります。
なぜなら、服装が職場のイメージとかけ離れていたら、社会人として最低限の常識もないと思われてしまいますし、スーツのシャツがヨレヨレで爪が伸びていたら、だらしない人だと思われてしまうからです。
あなたがどんなに実力があり優秀だったとしても、転職初日の服装や身だしなみのことぐらいで上司や同僚からマイナスの印象を与えてしまうのは非常にもったいないです。
どんな服装で職場に向かえばよいかイメージが湧かない場合は、前もって人事担当者に確認しておきましょう。
持ち物の準備は前日までに終えておく
持ち物の準備は前日までにしておきましょう。
もっと言えば、2、3日前までには持ち物の確認をしておいたほうが無難です。
前もって準備する理由は、
・足りない持ち物があった場合、転職初日までに揃える時間がもてる
・転職初日に持参し忘れることを防げる
以上が挙げられます。
極めて基本的なことですが、転職初日は緊張などもあり日頃と違う1日になりますので、安心できる状況を自ら作っておきましょう。
出社時間と就業場所の確認
出社時間は、雇用条件に書いている始業時間までに出社すればよいのではなく、人事担当者に何時までに出社すれば良いか直接確認してください。
そして転職初日に限って言えば、人事担当者から言われた出社時間より10分ほど早く出社することをおすすめします。
就業場所も念入りに確認しておきましょう。
より丁寧にいくなら、事前に一度自宅から就業場所まで通勤シミュレーションしてみるのもおすすめします。
もしフルリモートの場合で出社必要がない!なんてケースも今のご時世あるかもしれません。
そんな時でも、自宅でしっかりとリモートで入れる準備をしておききましょう。
入社の挨拶、自己紹介の準備をする
転職初日にはほとんどの職場で入社の挨拶、自己紹介を求められますので、事前に内容を考えておくことをおすすめします。
挨拶の時間はたいてい始業開始と同時にやってきますので、出社後に挨拶を考える時間などありません。
また、入社初日は独特の緊張感があるので日頃から人前で話すのに慣れている人でも頭が真っ白になるケースがあります。
当日焦らないようにするためにも事前に話す内容を決めておくことが大切です。
たとえ当日話す内容を変えるにしても、ひとつ事前に内容を考えておくだけで心の支えにもなります。
「良い印象を与える挨拶のしかた」については、記事の後半に詳しく解説しています。
菓子折りは不要
たまに「菓子折りを持参したほうがいいのか?」と悩む方がいますが、よっぽどの会社のしきたりがない限り、菓子折りの持参は不要です。
そもそも、配属される職場の人数や雰囲気が分からない状態では、あなたも菓子折りの準備のしようがないかと思います。
菓子折りを持参しなくても評価は下がりませんし、逆に菓子折りを持参しても評価はあがりません。
転職した人が初日に菓子折りを持参するといった慣習もありませんのでご安心ください。
一般的な転職初日の流れ
転職初日は、上司同僚との挨拶や手続きといった肩慣らし的な1日になることが大半です。
さっそく一般的な転職初日の流れを解説していきます。
入社の挨拶、自己紹介
転職初日は、ほとんどの職場で就業開始と同時に挨拶の場が設けられます。そこで、ほぼ初めて会う上司や同僚の前で自己紹介する場面がやってきます。
ドキドキですね。
入社の挨拶、自己紹介について不安な方が多いと思いますので、「良い印象を与える挨拶のしかた」を記事の後半で詳しく解説しています。
各種手続きとオリエンテーション
転職初日は、各種手続きとオリエンテーションがあります。
各種手続きとオリエンテーションについて、いくつか例を挙げておきます。
・入社書類の提出
・社用携帯の受け取り、連絡先の登録
・グループウェアの設定
・勤怠入力の方法確認 など
ここでは淡々と言われたことをこなすだけで問題ないですが、取得したアカウントやパスワードは必ずメモを取るなどして控えておきましょう。
職場見学、OJT
中途採用の場合は新卒とは違い、いきなり業務を覚えるステップに入るケースがあります。
職場見学しながら先輩上司から業務のOJTを受けることも珍しくありません。
しかし、初日から成果を求められるようなことはありませんので、まずは職場の雰囲気や業務の流れを大まかに掴むイメージで臨めばよいでしょう。
ただし、必ずいつでもメモができる準備をしておいてください。
たとえパフォーマンスだったとしても、あなたがメモを取っている姿がOJTを行う先輩上司から好印象に映り、今後あなたが職場に早く馴染むのにも役立ちます。
転職初日に良い印象を与える挨拶のしかた
せっかくなら良い印象を与える挨拶をしたいですよね。
じつは入社の挨拶のポイントはとてもシンプルで、多くを語ったり深く語ったりする必要はありません。
さて、具体的なポイントを解説していきます。
簡潔に話す
まずは、なるべく簡潔に話すことを意識しましょう。
入社の挨拶は「これから一緒に仕事をすることになるのでよろしくお願いします」という気持ちが伝われば十分です。
入社の挨拶はあくまで顔見せの意味で行われますので、あまり事細かに話すことより簡潔に話すことを意識しましょう。
感謝の意を述べる
感謝の気持ちを述べることで好印象を持たれます。
・あなたがこの場にいれるのは採用してもらったおかげ
・出社時にあたたかく迎えてくれたと感じたならその感謝の気持ち
感謝の言葉を一言添えるだけで印象が格段によくなります。
抱負は自分軸ではなく会社への貢献
入社の挨拶では最後に抱負で締めるのが最も自然です。
ただし、自分が活躍したいとか、自分が業界を盛り上げていきたいなど自分軸で語るのでは自分よがりな人と思われてしまう可能性があります。
採用してもらった会社に貢献したい、会社の力になれるように頑張りたいなど組織に軸をおいた抱負を述べるようにしましょう。
転職初日の挨拶の例文
転職初日の挨拶の例文を載せておきますので、参考にしてください。
業界未経験、未経験職種の場合
おはようございます。本日からお世話になる〇〇です。
当社にご縁をいただいたこと、感謝を申し上げます。
この業界(お仕事)は未経験のため至らぬところも多々あるかと存じますが、少しでも早く会社に貢献できるよう精いっぱい頑張ってまいりますので、皆さまこれからどうぞよろしくお願い申し上げます。
業界経験者、経験職種の場合
おはようございます。本日からお世話になる〇〇です。
当社にご縁をいただいたこと、感謝を申し上げます。
私は、前職でも〇〇に従事しておりましたが、今回当社に採用いただき入社させていただくこととなりました。
少しでも早く会社に貢献できるよう精いっぱい頑張ってまいりますので、皆さまこれからどうぞよろしくお願い申し上げます。
このように、入社の挨拶は簡潔で十分です。
転職初日の不安を和らげるには転職初日の不安を少しでも和らげるために、2つポイントを挙げました。
ぜひ参考にしてみてください。
転職初日が不安で怖いのは当たり前のこと、転職初日が不安で怖い気持ちになるのはよく理解できます。新たな環境に初めて飛び込むのは誰だって不安なものです。
その不安や怖さを少しでも和らげるには、これまで本記事にて解説してきたことを含めて準備を十分に行うことが大切です。
準備を十分に行うことにより、徐々に気持ちの落ち着きが出てくるでしょう。
自分を出せなくても気にしないで大丈夫です。
最初は上司や同僚がどんな人柄か分かりませんので、自分の個性を出せないのは当たり前です。
あなたを迎え入れる上司や同僚も、あなたが緊張していることは分かっています。
あまり過度に肩肘を張るのではなく、時間が経てば徐々に慣れてくるぐらいの気持ちで目に前のことを一つ一つ覚えることに集中しましょう。
まとめ:転職初日前に準備をし、良いスタートを!
ここまで転職初日に良いスタートを切るための方法を解説してきました。
「本記事の要点」
・誰しもが転職初日は不安であり、緊張するもの
・不安や緊張を少しでも和らげるには事前の準備をしっかり行う
・あまり肩肘を張らずに目の前のことを一つ一つ覚えることに集中する
転職初日は新たな門出の日であり晴れの舞台です。
その日を迎えられる自分を褒めてあげましょう。