「人事は転職しやすいって本当なの?」
「採用や労務の経験をどう活かせばいいか分からない」
「人事の求人が見つかる転職エージェントを知りたい」
こんなお悩みはありませんか。
厚生労働省の一般職業紹介状況でも、事務従事者の有効求人倍率は安定して推移しています。
この記事では、人事が転職しやすいと言われる理由、経験が活きる業界、評価されやすいスキル・資格、おすすめの転職エージェント6選までくわしく紹介します。
人事経験を武器に、自分に合った転職先を見つけたい人に役立つ内容です。
この記事でわかること
- 人事が転職しやすいと言われる理由
- 採用・労務・育成など領域別の転職先
- 評価されやすい実務経験と資格
- 人事の転職におすすめの転職エージェント6選
人事が転職しやすいと言われる理由
人事が転職しやすいのは、求人が安定して出ていて、経験をそのまま別の会社でも活かせるからです。
なぜ転職しやすいのか理由を知っておくと、面接で自分の経験をどうアピールすればいいかが分かります。
人事が転職しやすい3点の理由
どの会社にも人事部門があり求人が途切れにくい
人事の仕事は製造・IT・医療・小売・金融など、あらゆる業界の会社に必要です。
業界が変わっても採用の進め方や労務手続きの基本は共通なので、異業種への転職もしやすい職種です。
人事の求人が安定しやすい理由
- 労務管理(給与計算・社保手続き)は法律で義務づけられている
- 大手・中小・ベンチャーすべてに人事担当者が必要
- 営業職や企画職と違い、業績悪化でもポジションが削られにくい
リクルートエージェントは人事の求人数が業界でもトップクラスに多いので、担当者に「人事で年収○万円以上」と希望条件を伝えれば、条件に合う求人を幅広く紹介してもらえますよ。
採用・労務の実務経験は業界を問わず評価される
人事経験者は、企業側が入社直後から採用面接や給与計算を任せられるため、転職で高く評価されます。
中途採用で人事を募集する企業は、未経験者を1から教える余裕がない傾向があるからです。
面接で伝えると評価されやすい実績の例
- 年間の採用人数・応募者対応件数
- 給与計算の対象人数・社保手続きの処理件数
- 社内研修の企画・運営経験
dodaは職務経歴書の自動作成ツールに加えて、年収査定やキャリア診断も無料で使えるので、自分の経験がどのくらい評価されるか登録して試してみてください。
人材不足で企業が採用を強化している
人材不足を感じている企業は5割を超えていて、人事経験者の中途採用に力を入れる会社が増えている傾向にあります。
採用を増やすには、面接対応や入社手続きをおこなう人事担当者が必要です。
企業側が人事経験者を欲しがっている今は、年収や勤務地の希望が通りやすい時期です。
人材不足が人事の求人に与える影響
- 採用計画の拡大にともない人事担当者の募集が増加
- 人事経験者を早く確保したい企業が多く、好条件を提示されやすい
- IT・医療・物流など人材不足が目立つ業界で人事の求人が増加
応募から内定まで2〜3週間で決まるケースもあるので、気になる求人を見つけたら早めに応募してくださいね。
人事の転職に強い転職エージェントをまとめた記事もあるので、あわせて参考にしてください。
人事経験者が転職しやすい業界・企業
人事経験者は採用・労務・育成・制度設計のそれぞれで、転職しやすい業界や企業が異なります。
自分が経験してきた領域に合った転職先を知っておくと、求人を探すときに迷わなくなります。
人事経験者が転職しやすい業界・企業
採用担当|求人が多く転職先を選びやすい
採用担当の経験者は、事業会社の人事部や転職エージェント会社の求人が狙い目です。
新卒採用と中途採用の両方に携わった人は、採用計画の立案ができる人と評価されやすく、人事マネージャー候補にも挙がります。
採用媒体の選定やスカウトメールの運用経験がある人は、求人の選択肢がさらに増えます。
採用担当の経験者が選びやすい転職先
- 事業会社の人事部(中途採用・新卒採用・採用企画)
- 転職エージェント会社の求職者対応担当
- 採用代行サービスの運用担当・企業サポート担当
なお、転職エージェント会社の求職者対応担当は、事業会社の人事とは業務内容が異なる部分もありますが、採用や候補者対応の経験を活かしやすい転職先の1つです。
面接では「年間○名の採用を担当し、内定承諾率は○%でした」のように数字で伝えると説得力が増しますよ。
労務経験者|社労士事務所や大手企業で需要がある
労務経験者は、給与計算や社保手続きの実務ができる人を企業が常に必要としているため、転職先に困りにくい職種です。
従業員数の多い会社ほど労務担当の人員が必要になるため、上場企業やメーカー本社の労務ポジションで求人が出やすいです。
社労士事務所では顧問先の給与計算や手続きの代行業務を担当するケースが多く、実務の延長で働けます。
労務経験者が転職先を選ぶときの注目ポイント
- 従業員1,000人以上の会社は労務専任ポジションがある可能性が高い
- 年末調整や36協定の届出経験がある人は、大手企業の選考で評価されやすい
- クラウド型の労務ソフトを扱う会社ではサポートや導入支援の求人もある
労務の実務経験は業種を問わず役立つため、社労士資格がなくても書類選考を通過しやすい職種です。
仕事内容が人事全般と曖昧に書かれている求人は、採用や総務の業務も含まれるケースがあるため注意しましょう。
育成・研修担当|人材系企業やコンサル会社も選べる
育成や研修を担当していた経験者は、社員教育を事業にしている会社や人事制度づくりを支援する会社で経験を活かせます。
新入社員向けの研修を企画して講師もおこなった経験や、管理職向けの研修内容を考えて実施した経験は、企業向けの支援業務でも高く評価されます。
育成・研修担当が選びやすい転職先
- 研修会社・企業研修の企画担当
- 人事制度づくりを支援する会社の支援担当
- オンライン研修ツールや人事管理ソフトを開発する会社
育成担当の経験者は、研修の参加者数や満足度スコアを数字で職務経歴書に書くと評価されやすいです。
求人票の仕事内容に研修企画や社員教育と書かれている求人は、人事以外の部署名で掲載されているケースもあるので、職種名だけでなく仕事内容の欄で検索するといいですよ。
制度設計|管理職ポジションで高く評価される
人事制度や評価制度を設計した経験者は、人事マネージャーや人事部長候補の求人で高く評価されます。
等級制度・報酬制度・評価制度の設計や見直しを主導した経験は、経営層と近い距離で仕事をしていた証拠になります。
制度設計の経験がある人は年収600万円以上の求人に応募できるケースが多く、年収アップを狙いやすい職種です。
制度設計の経験者が選びやすい転職先
- 従業員数300人以上の成長企業の人事管理職
- 人事制度づくりを支援する会社の上級担当
- スタートアップの最高人事責任者候補
どちらも年収の高い人事求人を扱っていて、経歴を登録すると企業の採用担当や転職エージェントの担当者からスカウトが届きます。
人事の転職で評価されやすいスキルと資格
人事の転職では、実務経験の幅と社労士のような資格で応募できる求人の数が変わります。
面接や職務経歴書で何をアピールすればいいか迷っている人は、評価されやすいスキルと資格を先に把握しておいてください。
人事の転職で評価されやすいスキルと資格
採用の一連の流れを経験していると即戦力と見なされやすい
求人票の作成から内定フォローまでを一通り担当した経験がある人は、入社後すぐに採用業務を任せられる人と評価されます。
企業が中途で採用担当を募集するとき、求人計画・書類選考・面接運営・内定対応のどこまで1人で担当できるかを重視します。
経験した工程が多いほど応募できる求人の数が増えるため、担当範囲は漏れなく職務経歴書に書いてください。
採用の流れで経験を整理するポイント
- 求人計画:募集要件の整理・求人媒体の選定
- 応募対応:書類選考・候補者へのスカウト
- 面接運営:日程調整・面接官との打ち合わせ・候補者対応
- 内定後:内定者フォロー・入社手続き
未経験の工程がある場合は、正直に書いたうえで学ぶ意欲を面接で伝えると好印象を残せます。
給与計算や社保手続きの実務経験はどの会社でも求められる
給与計算や社会保険の手続きは法律で決まった業務なので、会社が変わっても進め方がほぼ同じです。
企業が労務担当を採用するとき、給与計算や社保手続きの実務年数と対応した従業員数を重視します。
freee人事労務やSmartHRなどクラウド型の労務ソフトを使った経験がある人は、同じソフトを導入している会社で特に評価されやすいです。
労務の職務経歴書に書くべき項目
- 担当範囲:月次処理のみ / 年末調整まで / 社保手続きまで
- 対応した従業員数(例:従業員300名分の給与計算)
- 使用ツール名:freee人事労務・SmartHR・給与奉行・Excel関数
- 36協定の届出や就業規則の改定経験の有無
freeeやSmartHRなどツール名を書いておくと、同じツールを使っている会社の採用担当が職務経歴書を見たときに即戦力と判断しやすくなるので、忘れずに記載してください。
社労士は労務系の転職で有利に働く
社労士資格を持っている人は、労務系の求人で応募条件を満たしやすく、年収交渉でも有利になります。
社労士資格が必須の求人は年収が高い傾向にあり、資格を持っているだけで応募できる求人が増えるのでおすすめです。
社労士資格がプラスになる求人
- 社労士事務所の勤務社労士
- 大手企業の労務マネージャー候補
- 人事制度づくりを支援する会社の上級担当
- クラウド型の労務ソフトを扱う会社のサポート担当
合格前でも資格欄に書いてある人のほうが、労務の求人では書類選考を通過しやすい傾向にありますよ。
20代で人事の転職を検討している人は、下記の記事も参考にしてください。
人事の転職におすすめのエージェント
人事の転職では、応募先の業界・希望年収・経験領域に合ったエージェントを選ぶと効率よく進められます。
求人数の多い大手と管理部門や年収の高い求人に強いエージェントを2〜3社組み合わせると、応募できる人事求人の数が増えます。
人事の転職におすすめのエージェント6選
人事の求人は大手エージェントに多く掲載されているため、まずは情報量の多いサービスから登録してみてください。
リクルートエージェント|人事の求人数が多く応募先の選択肢を増やせる
人事経験者が年収を上げたいとき、担当者に希望年収と経験領域を伝えると条件に合う求人を優先的に紹介してもらえます。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社インディードリクルートパートナーズ https://www.r-agent.com/ |
| 求人数 | 990,000件 |
| 対応地域 | 日本全国 |
| 電話番号 | 0120-070-585 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-317880 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
doda|自分で検索しながらエージェントの紹介も受けられる
異業種から人事に転職したい人にも、未経験OKの人事求人を紹介してもらえますよ。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ |
| 求人数 | 295,430件 |
| 対応地域 | 全国・海外(国内拠点は20ヶ所) |
| 電話番号 | 03-5427-7890 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-304785 特定募集情報等提供事業:51-募-000144 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
マイナビ転職エージェント|20代後半〜30代の転職サポートが手厚い
| 満足度 | 求人数 | サポート | 使いやすさ |
|---|---|---|---|
書類添削と面接対策に時間をかけてくれるので、職務経歴書の書き方や面接での受け答えに自信がない人でも安心して進められますよ。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
| 求人数 | 求人多数 |
| 対応地域 | 全国 |
| 電話番号 | 03-6267-4000 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-080554 特定募集情報等提供事業:51-募-000092 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
MS-Japan|管理部門に特化していて人事・労務の求人に強い
管理部門の担当者が業界の事情を把握しているので、年収や条件の交渉も任せやすいですよ。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社MS-Japan https://www.jmsc.co.jp/ |
| 求人数 | 11,110件 |
| 対応地域 | 全国(東京・横浜・名古屋・大阪の4ヶ所に拠点あり) |
| 電話番号 | 03-3239-7373 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-307066 特定募集情報等提供事業:51-募-000326 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
ビズリーチ|年収600万円以上を目指す人事経験者向け
忙しくて自分から求人を探す時間がない人事経験者でも、スカウトを待つだけで年収の高い求人に出会えますよ。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp |
| 求人数 | 公開求人数:127,000件 |
| 会員数 | 281万人以上(2025年1月末時点) |
| 対応地域 | 全国 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-302647 特定募集情報等提供事業:51-募-000175 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
JACリクルートメント|外資系や大手企業の人事ポジションに強い
面接で聞かれる質問や求めている人物像を事前に教えてもらえるので、選考の準備がしやすいですよ。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ジェイエイシーリクルートメント https://www.jac-recruitment.jp/ |
| 求人数 | 常時15,000件以上 |
| 対応地域 | 全国 |
| 電話番号 | 03-5259-9221 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-010227 |
| 2026年5月時点の求人数 | |
5分で登録完了!
以下の記事では、転職エージェントを複数併用する際のメリット・デメリットについて解説しています。
自分に合ったエージェントを併用するためにも、ぜひ読んでください。
人事の転職に関するよくある質問
人事の転職で判断に迷いやすいポイントを6つ取り上げて回答しています。
転職活動を始める前に確認しておくと、応募先の選び方や面接対策で迷いにくくなります。
人事・採用職の中途採用では年収400万〜600万円の求人もあり、採用マネージャーや制度設計の経験者は年収700万円以上の求人にも応募できます。
現職より年収を上げたい人は、担当者に希望年収を具体的に伝えて求人を紹介してもらってください。
営業や事務の経験があればアピール材料になり、異業種からの転職でも採用されやすくなります。
志望動機では、前職で人と関わってきた経験と人事で何をしたいかを具体的に伝えると好印象を残せます。
年度切り替え前に人事を増やしたい企業が中途採用を強化するため、求人数が増える傾向があります。
エージェントへの登録は応募希望の2〜3ヶ月前が目安で、登録から応募までに書類や面接の準備を進めておいてください。
一方で、制度設計や採用企画など経営に近い仕事ができる魅力もあり、向き不向きがはっきり出る職種です。
担当者に人事の仕事内容を具体的に聞いてから応募先を決めると、入社後のギャップを減らせます。
面接で担当する範囲(採用のみ・労務のみ・制度設計も含むか)を具体的に聞いておくと、入社後のズレを防げます。
求人票や面接官の説明で曖昧な部分があれば、担当者経由で事前に確認してください。
30代までは中堅ポジションの求人が中心で、40代以降は管理職や制度設計の経験が求められます。
50代以降はスタートアップや企業の経営支援をおこなう会社の管理職求人が中心になり、経験の幅広さがアピール材料になります。
転職エージェントの選び方や使い方をくわしく知りたい人は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
人事は転職しやすい職種だからこそ早めにエージェントへ相談しよう
人事は求人が安定して出ていて実務経験をどの会社でも活かせるため、ほかの職種と比べて転職しやすい職種です。
採用・労務・育成・制度設計の担当経験を活かせば、年収アップや管理職への転職も狙えます。
この記事のまとめ
- 人事は求人が安定していて、実務経験をどの会社でも活かせる
- 採用・労務・育成・制度設計の領域別で転職先を選べる
- 職務経歴書には担当工程と成果を数字で書く
- エージェントは2〜3社登録して求人を比較する
登録は無料で、面談だけ受けて求人の相場を知るだけでも転職活動の判断材料になりますよ。
以下の記事では、転職エージェントの利用が無料であることについて、エージェントの仕組みを噛み砕きながら説明しています。
安心して利用するためにも読んでみてくださいね。






















