この記事はこんな人におすすめ
- 在職しながらの転職を検討している人
- 在職中の転職か離職後の転職か悩んでいる人
- 在職しながらの転職に不安のある人
転職する際に疑問の1つとして挙がるのが、在職中に転職するのか、それとも離職してから転職するのかがあります。
また在職中に転職するのであればどのように水面下で進めたら良いか悩む方も多いかもしれません。
本日は、人材会社に在籍しており、実際に転職経験のある私からお伝えさせていただきます。
在職中の転職活動のメリット・デメリット
まず、在職中の転職活動のメリット・デメリットを見ていきましょう。
これを見れば、同時に離職中のメリット・デメリットにもなります。
在職中の転職活動のメリット
・次の転職先が決まっている状態で辞めることができ、心の余裕ができる
・まだ仕事をしているので、時間をかけて転職活動ができる
・職歴にブランクの期間がない状態にできる
在職中の転職活動のデメリット
・現職の会社にバレないように行う必要がある
・転職に割ける時間が少ない
・現職があるが故に転職活動をダラダラしてしまう可能性がある
・在職中の会社の仕事への意識が少し薄くなる可能性がある
・失業手当はもらえない
失業手当は、失業中の方に対して国から支援金として配布されるものになります。
ただ、失業保険料を毎月支払っていた方(正社員雇用)が対象になるので、業務委託やバイトで働いていた方はこの保険料を支払っていないので対象外です。
基本的には最大3ヶ月、金額は前職の勤続期間にもよりますが、15万〜20万程度/1ヶ月と考えるのが良いでしょう。
離職して転職活動をしている期間は、アルバイトなどの非正規雇用の仕事も何もしなければ、この失業手当をもらうことができます。
ただ、ハローワークで手続きや審査があり、結構めんどくさいのでそれをクリアする必要があります。
私自身は在職中に転職先を決めたので、失業手当の対象外でしたが、知り合いで失業手当を受け取った人は何人か知っています。
これらのメリット・デメリットを確認して、どちらが良いと感じるかは人それぞれかと思います。
後ほど、私の実際の転職活動を載せていますが、個人的には在職中の転職活動をおすすめします。
在職中の転職活動のコツ
もし在職中に転職活動をする場合、どのようなことに気をつければうまく進むでしょうか。
・転職活動に時間を割く
・2~3個転職サービスを併用する
・自分でも情報を取りにいく
・社内の人間に話さない
在職中の転職活動のコツ1:転職活動に時間を割く
なかなか時間を作り出すのが難しいのが在職中の難点です。
その結果、ダラダラとなるのであれば、良い転職もできませんし、正直、ダラダラと転職活動できるのであれば、まだ転職欲もそこまで強くない気がするので、そのままその会社に残ってもいいのではないか、とも感じます。
帰宅してから毎日2時間は転職活動の時間をとる、だったりスケジュールを立てて行いましょう。
在職中の転職活動のコツ2:2~3個転職サービスを併用する
利用する転職サービスは少なすぎても多すぎてもよくないでしょう。
少なすぎると転職活動にかなり時間がかかってしまいますし、逆に多すぎるとメールが溢れかえったりしてコントロールするのが難しくなります。
そのため、利用する転職サービスは在職中に転職活動をするのであれば、2~3個にしておくのがベストではないか、と感じます。
在職中の転職活動のコツ3:自分でも情報を取りにいく
転職サイトを利用する場合は、自分で求人を閲覧して、応募するので、すでに自分から情報を取りにいっているかもしれません。
ただ、転職エージェントなどを利用する場合は、希望を伝えてその条件に合った企業を紹介される形なので、自分で調べる機会が少ないです。
それでも、紹介された求人も自分でネットなどで情報を調べるようにしましょう。
コンサルタントの方におすすめ求人として紹介されていいな〜と思って入社したものの、実際全然思っていたのと違って辞めたい・・・となっても自分のせいなので、自分の目で求人情報を確認・調べることを忘れないようにしてください。
在職中の転職活動のコツ4:社内の人間に話さない
情報というのは本当にどこから漏れるかわかりません。
もし社内の人間に「実は転職活動してるんだよね。」と話して、回り回って上司に伝わってしまったらどうでしょう・・・。
めちゃくちゃ転職活動しにくくなりますよね。
転職活動を止められる可能性もなきしもあらずです。
自分で自分の首を絞めないためにも、余計なことは周りに言わないようにしましょう。
筆者の在職中の転職活動
参考までに私自身の転職も少しお伝えしておきます。
私は在職中に転職活動をしたのですが、人材会社に勤めていて、別の企業に転職を考えていたので、転職活動はめちゃくちゃ不安でしたね。
私の勤めていた人材会社は転職サイトや転職エージェントを運営していたのですが、そんなことは思いますが、何かの拍子に自分の会社に転職活動していることがサービスのデータから分かったりしたら、、、なんて思ってましたが、実際はそんなことはありませんでした。
また、後々聞くと、人材会社から人材会社に転職するなんてことも普通に行われていたので(結構グレーソーン)、人材会社の人間が転職する時に別の人材会社のサービスを利用しても、情報管理はある程度安心できるのかなと感じます。
少し話がそれましたが、本題に戻りますと、在職中に転職活動していたわけですが、普通に転職サイトや転職エージェントに登録したりして面談に行っていましたね。
平日は通常の業務があるので、時間が取れないため、土日や平日の夜が転職活動のコアタイムになっていました。
離職してから転職活動した方が、スッキリした気持ちと覚悟が決めるので、在職中は転職活動をしない!という方もいるとは思いますが、私は何も考えずに離職してそこから転職活動を開始するなんてそんな怖いことはできないと感じていたので、在職中にその当時の会社にバレない程度に水面下で行っていましたね。
転職活動では会社のアドレスとは別のプライベートアドレスを利用しますし、特にバレる要素はないと思います。
間違っても会社のアドレスで転職活動しないようにしてくださいね(笑)
流石にそれはすぐバレます。
結局、転職サイトや転職エージェントではなく、知り合いの紹介で転職先が決まりましたが、また転職活動をする際も私の場合は、在職中に行いますね。
在職中の転職には転職サイト?転職エージェント?
在職中の転職には転職サイトと転職エージェントどっちがいいのでしょうか。
正直、手間暇なく効率がいいのは転職エージェントかもしれません。
面談をすれば、おすすめの求人を紹介してもらえて、選考の日程調整までしてくれるのでかなり自分の頭や手を動かす時間は減ります。
ただ、転職エージェントの場合、思っているよりスピーディーに話が進んでいくので、検断や返事を急かされる可能性があったりはします。
いい企業があれば、すぐすぐに転職したい!ということであれば、転職エージェントが良いかもしれませんが、ちょっと時間をかけてじっくりと探したいということであれば、転職サイトの利用も全然アリです。
ただ、転職サイトの場合は、自分で求人を探したり応募しなければ全く転職活動が進まないので、スピードがダラダラとなってしまう一面もあります。
こればっかりは一概にはどちらが良いとは言えず、個々人による部分が大きいので、判断して決めるようにしてください。
在職中の転職におすすめのサイト
最後におすすめの転職サイトと転職エージェントをいくつか紹介しておきます。
転職サイトだけ、転職エージェントだけを利用するのもいいですし、両方利用して進めるのもいいでしょう。
おすすめの転職サイト
おすすめの転職エージェント
パソナキャリア
おすすめ度 |
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リクルートエージェント
おすすめ度 |
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マイナビジョブ20's
おすすめ度 |
在職中の転職におすすめのサイト1:リクナビNEXT
1つ目はリクナビNEXTです。
テレビや電車などでも大々的にCM・宣伝をしているので知らない人の方が少ないかもしれませんね。
まず、いろんな求人をみたい!という方はとりあえずリクナビNEXTに登録して眺めているだけでも転職活動の第一歩になると思いますよ。
在職中の転職におすすめのサイト2:キャリトレ
2つ目はキャリトレです。
次に紹介するビズリーチと同じ会社が運営です。
従来の転職サイトってなんか転職活動が時間がかかってめんどくさい・・・って印象がどこかにあったのですが、キャリトレはそのめんどくささをかなり解消しています。
まず、アイフォンがあれば転職活動が完結するような作りになっていますし、企業とのやりとりもメールというよりはLINEに近い感じで進めることができます。
若者に特化して作られた新しい転職サイトな印象です。
在職中の転職におすすめのサイト3:ビズリーチ
3つ目はビズリーチです。
ちょっとハイクラスな求人に挑戦したい方はこのビズリーチがおすすめです。
有名な大手やベンチャー企業の求人はもちろん、高待遇でのスカウトばかりなので、キャリアアップできる可能性は非常に高いです。
通常の転職サイトとは異なり、企業からのスカウトやハッドハンターとの面談から選考が進んでいくのも面白い点です。
在職中の転職におすすめのサイト4:パソナキャリア
4つ目はパソナキャリアです。
求人の量ではなく、質を重視した求人を紹介をしており、評価が高いです。
男性だけではなく女性の転職サポートにも非常に力を入れています。
在職中の転職におすすめのサイト5:リクルートエージェント
5つ目はリクルートエージェントです。
リクナビNEXTを運営するリクルート社が運営する転職エージェントになります。
求人数でいうと一番抱えていますし、若ければかなり選択肢を広げてくれるのではないかと感じます。
在職中の転職におすすめのサイト6:マイナビジョブ20's
6つ目はマイナビジョブ20'sです。
マイナビ社が運営する若手向けの転職エージェントになります。
マイナビ社もリクルート社と並びかなりの紹介求人数を抱えているので、中小から大手まで幅広い選択肢があるでしょう。
業種未経験、職種未経験でも採用してくれる企業も多く抱えているのでキャリアチェンジにもおすすめです。
退職できないなら退職代行サービスを利用!
在職中に転職先が決まったのにもかかわらず、全然退職させてくれないなどの状況に陥った場合は、退職代行サービスを利用するのも1つの手です。
おすすめのサービスを紹介しますので参考にしてください。
おすすめの退職代行1:退職代行ガーディアン
1つ目は、退職代行ガーディアンです。
東京労働経済組合が運営する安心・安全の退職代行サービスです。
株式会社ではなく、労働組合が運営していることが最大の強みで、29,800円で退職代行をしてくれます。
おすすめの退職代行2:辞めるんです
2つ目は、辞めるんです、です。
辞めるんですは、顧問弁護士からの業務指導を受け、コンプライアンスに遵守した業務を徹底しています。
退職代行サービスでは珍しい料金の後払い制を採用しており、料金は一律27,000円(税込)。
電話だけでなく、LINEでもやりとり可能で、相談したその日から会社と直接やり取りする必要が一切ありません!
おすすめの退職代行3:退職代行Jobs
3つ目は、退職代行Jobsです。
27,000円で弁護士監修の退職代行サービスを受けることができます。
後払いも可能で、24時間LINEかメールで対応してくれます。
まとめ:在職中の転職は全然アリ!進め方だけ考えて
ここまで、在職中の転職についてまとめてきました。
重要な点だけおさらいしておきましょう。
・離職後お金の不安を抱えながら転職活動するなら在職中の転職はアリ
・現職とのバランスをとりながら、転職の時間を作る
・転職活動のことは周りには言わない
・応募求人はこれ以上情報ないだろ、、、ってくらい調べる
会社に留まるもの良し、転職するのも良し。
もし転職するのであれば、素敵な転職先を見つけてください。