ベンチャー企業・スタートアップ企業に転職したい!と思われる方も近年増えてきたのではないでしょうか。
一昔前は、「絶対大手でしょ!」という意見が多い中、ここ最近はかなり流れが変わってきているのを感じます。
今回は、そんなベンチャー企業・スタートアップ企業に転職するのにおすすめの転職サービスを紹介していきます。
ベンチャー企業・スタートアップ企業って何?
ベンチャー企業・スタートアップ企業とよく聞きますが、どのような企業のことを指すのでしょうか。
正直、その定義はかなり曖昧で、これ!といった定義はないように思えます。
下記、一説にはなりますが、参考にしてください。
新興企業と同じ意味で用いられることもあり、主に成長過程にある企業を指します。
最先端技術や全く新しいビジネスモデルで、新たな価値の創造を目指す会社などがこれに当たります。
ベンチャーキャピタルなどの投資機関から資金援助を受けている企業などを指してベンチャー企業と呼ぶこともあります。企業規模は、ほとんどが小規模から中規模です。
上記の通り、実は中小企業以外に明確な定義はあまりありません。一般的には、資本金の額や従業員数・会社の方向性などによって、どの定義に当てはまってくるかが決まります。
ベンチャー企業・スタートアップ企業向け転職サイト比較
まずは、転職サイトからです。
転職エージェントは後ほど紹介します。
ベンチャー・スタートアップ向け転職サイト比較1:リクナビNEXT
リクナビNEXTの特徴
リクナビNEXTの特徴1:安心の大手運営
リクナビNEXTはリクルート社が運営しています。
リクルートの運営というだけでどこか謎の安心感に包まれませんか?
長年人材業界でTOPに君臨するリクルートはやはりすごいです。
リクナビNEXTの特徴2:求人数の多さ
多くの転職サイトが世の中にありますが、リクナビNEXTは圧倒的に求人が多いです。
リクナビNEXT:48,200件
マイナビ転職:30,000件
エンジャパン:6,500件
まずは多くの求人を見たい!という方にはぴったりです。
リクナビNEXTの特徴3:中小〜大手まで幅広い掲載
リクナビNEXTは、求人が多いので必然かもしれませんが、企業規模の幅もかなり広いです。
大手だと、みずほ銀行、HONDA、日清食品、パナソニック、読売新聞社などの掲載があります。
この記事を書いている時期はオリンピック前なので、オリンピックのオフィシャルパートナーであるリクルートは、オリンピック大会組織委員会内の職種の募集もあります。
リクナビNEXTの特徴4:地方への転職支援
大手転職サイトの多くは、都心部に求人が集中している傾向があります。
ただ、都心部の方が求人が多くなってしまうのは必然ですし、しょうがないのかな、と感じます。
世間は、リモートワークが流行っており、地方への転職や移住が増えています。
その影響もあり、リクナビNEXTでは地方の転職に非常に力を入れており、TOPページでも特集が組まれています。
リクルートくらいの会社規模でないと地方の転職まで手を伸ばせないので是非どんどん拡大していって欲しいですね。
リクナビNEXTの評判・口コミ(抜粋)
20代男性
ベンチャー・スタートアップ向け転職サイト比較2:ビズリーチ
ビズリーチの特徴
ビズリーチの特徴1:高収入の求人が多い
ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サイトなので、年収の高い求人を豊富に取り揃えています。
求人数も豊富で、公開求人だけでも127,000件もあり、その内3分の1の求人が年収1,000万円を超えています。
他の転職サイトでは、これだけ高収入の求人はかなり少ないです。
転職して年収アップを目指すなら、ビズリーチを利用しない手はありません。
ビズリーチの特徴2:会社にバレずに転職活動ができる
ビズリーチに登録すると、あなたの職務経歴書が、登録している企業やヘッドハンターに公開されます。
なので、現職の企業がビズリーチに登録していた場合、特定されてしまう恐れがあります。
しかしビズリーチでは、指定した企業に対して職務経歴書を非公開にする「企業ブロック」という機能が用意されているので、現職にバレずに転職活動を行うことができます。
指定できる企業数には上限がないので、取引先の企業などもブロックしておくと安心です。
ビズリーチの特徴3:ヘッドハンターを選べる
ビズリーチでは、ヘッドハンターからスカウトが届くだけでなく、こちらからヘッドハンターを選んで相談することも可能です。(有料プランのみ)
その際、各ヘッドハンターの評価(5段階)・担当業種・経験年数など、条件を絞って検索できるので、あなたにピッタリのヘッドハンターが見つかると思います。
ビズリーチの特徴4:地方でも利用できる
いろんな会社のヘッドハンターがいるので、その分抱えている求人数も増えることになります。
そのため、一般的なサイトよりも地方求人も多いので、地方の方でも紹介してもらえる求人数は存在します。
ただ、やはり都心部と比べると少ないですが、それでも他サイトと比べると十分ではないか、と感じます。
ビズリーチの評判・口コミ(抜粋)
30代女性
30代男性
ベンチャー・スタートアップ向け転職サイト比較3:Wantedly
Wantedlyの特徴
Wantedlyの特徴1:勢いのある会社が多い
いわゆる大手!の会社はあまり掲載されていません。
どちらかというと設立はまだ浅いけど、新しいサービスを展開していたり、面白いコトをしている企業が多い印象です。
Wantedlyの特徴2:Web系の会社が多い
IT/WEB系の会社が非常に多いです。
SNS・WEBマーケティング、広報、エンジニアなどの職種が多くみられます。
Wantedlyの特徴3:メンバーの雰囲気がわかる
企業概要の中に、「メンバー」という欄があり、そこでメンバーの経歴や職歴などが紹介されています。
一般の転職サイトだと働いているメンバーについてそこまで詳しく書かれている求人はないので、メンバーにまでフォーカスしているのは、SNSのような転職サイト作りをしているWantedlyならではだと感じます。
Wantedlyの評判・口コミ(抜粋)
20代女性
30代男性
ベンチャー・スタートアップ向け転職サイト比較4:アマテラス
アマテラスの特徴
アマテラスの特徴1:アーリーステージの企業が多い
従業員数50名以下のスタートアップ企業の取り扱いが多いです。
そのため、企業のコアメンバーとして参画できる可能性が非常に高いです。
アマテラスの特徴2:取り扱い企業の厳選
アマテラスは、取り扱い企業に独自の審査プロセスを導入しています。
その審査通過率は約15%となっており、非常に厳選していることがわかります。
審査基準の全てを公開されてはいませんが、社会課題解決にチャレンジしているか、競合優位性があるか、ルールブレイカー(新作業の創出など)であるかなどが主な評価軸になっています。
アマテラスの特徴3:マネージャー経験者が多い
アマテラスの利用者は、マネージャークラスの経験者が多いです。
スタートアップの幹部候補やコアメンバーとしての参画になるケースがほとんどなので、経験もそれなりに積んでいる方の利用が目立っています。
アマテラスの評判・口コミ(抜粋)
20代男性
30代女性
ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職サイト比較5:キャリトレ
キャリトレの特徴
キャリトレの特徴1:完全スマホ仕様
転職サイトやエージェント含めて、完全スマホ特化にしたのはキャリトレが初めてだと思います。
PCで利用することはできません。
求人検索や求人の掲載ナシで、まるでマッチングアプリのように求人を選択できるような設計にしているのも新しくて非常に画期的です。
転職サイト登録時、自分の登録情報を記入するのがかなり手間だと感じたことはありませんか?
よくそのような声を聞くのですが、キャリトレはスマホで手軽で登録できるようにほとんどの項目が画面での選択式になっており、記入する項目がかなり少ないです。
転職サイトというより転職アプリです。
キャリトレの特徴2:やりとりが手軽
気になる求人が画面に出たら、いいね!を押すだけでその企業にアピールできます。
さらに企業側も興味を持ってくれたら、そこから、その企業との専用チャットが出来上がり、直接やりとりを始めることが可能です。
転職活動はしんどい印象がありますが、キャリトレであれば、空き時間に手軽に行うことができます。
キャリトレの特徴3:面接確約あり
キャリトレにはプラチナスカウトという機能があります。
企業がとても気になるユーザーがいれば、このスカウトを送ることができます。
これを受け取った求職者は、その企業に応募すれば、書類選考ナシで面接が確約されます。
企業側もこれを送った人とは必ず面接をする必要があるので、容易に誰にでも送ることはできません。
転職サイトによくある従来のスカウトメールで面接の確約はなく、「興味をもったので応募してみませんか?」のような文言が多いです。
このような文言につられて、応募したら、書類選考で落ちた、、、なんてことが日常茶飯事で起こります。
面接確約のプラチナスカウトでは、そんなことは起こりませんので安心です。
キャリトレの特徴4:人材紹介会社からの提案も来る
キャリトレの会員データ情報は複数の人材紹介会社にも共有されており、企業からではなく、人材紹介会社の抱えている紹介企業の求人が人材会社から送られてくることがあります。
その場合は、一旦人材紹介会社の転職エージェントと面談をし、その企業を紹介してもらう流れとなります。
自分では出会えない企業を紹介してくれることもあるので、その場合は是非、面談してみてはいかがでしょうか。
キャリトレの評判・口コミ(抜粋)
20代女性
20代男性
ベンチャー企業・スタートアップ企業向け転職エージェント比較
次に、転職エージェントです。
リクルートエージェント
おすすめ度 |
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dodaエージェント
おすすめ度 |
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マイナビエージェント
おすすめ度 |
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パソナキャリア
おすすめ度 |
ベンチャー・スタートアップ向け転職エージェント比較1:リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
リクルートエージェントの特徴1:豊富な紹介企業数
抱えている企業数は転職エージェントの中でもトップクラスでしょう。
アルバイト、派遣、正社員とどの領域においてもサービスを展開しているのでそれらを合計するととてつもない数の企業とのお取引があります。
各サービスで転職エージェントのニーズが出てくればすぐに連携するので、どんどん利用企業は増えていきます。
実際に他の転職エージェントと求人数を比較してみました。
エージェント名 | 求人数 |
リクルートエージェント | 100,000件 |
マイナビエージェント | 20,000件 |
dodaエージェント | 63,000件 |
上位は非非公開求人を含まない公開求人のみのデータになり、実際はどの転職エージェントもこの件数の約3倍は求人を抱えています。
データからもリクナビエージェントの求人数の多さがわかります。
リクルートエージェントの特徴2:非公開求人多数
非公開求人は、一般の転職サイトなど、ネット上に公開されていない求人のことを指します。
・新規事業のポジションや役員クラスの採用の場合、企業は公に採用活動をしたくない
・雑多な応募は時間と手間がかかるので応募を厳選して採用活動を効率的に進めたい
などの理由から非公開求人にする企業があります。
リクルートエージェントはそのような非公開求人も多く抱えています。
リクルートエージェントの特徴3:安心の実績とノウハウ
新卒でも中途でもリクルートに入社してエージェントになるのは簡単ではありません。
その狭き門を突破した人材なので、優秀であることには違いないでしょう。
また、長年業界を牽引してきた実績とその間に蓄積されたノウハウは他社にはない魅力だと感じます。
リクナビエージェントの評判・口コミ(抜粋)
30代男性
20代女性
ベンチャー・スタートアップ向け転職エージェント比較2:dodaエージェント
dodaエージェントの特徴
dodaエージェントの特徴1:大手による運営
dodaエージェントはパーソルグループが運営しています。
パーソルグループの概要は先ほど紹介したように5,000人以上の従業員を抱えている大企業です。
人材サービスを展開する企業には、運営元がよくわからない怪しい処もあります。
それに比べると、dodaエージェントは安全安心のサービスだと言えますね。
dodaエージェントの特徴2:豊富な求人数
大手総合転職エージェントなので、かなり豊富な紹介求人を抱えています。
その数は約10万件にも上り、どんな求職者にも対応できる求人を提供できる体制が整っています。
サッポロ、日立、住友不動産、丸紅、twitterなどの大手企業の紹介も過去にあります。
公開させていない非公開求人も非常に多いです。
dodaエージェントの特徴3:転職サイトと併用できる
dodaは転職エージェントと転職サイトが一体化になっています。
登録すれば、どちらのサービスも利用することができますので、両方手軽に使いたい方にはおすすめです。
自分で転職サイトで求人を探しつつ、転職エージェントで良い求人があれば紹介してもらうことが可能です。
dodaエージェントの特徴4:丁寧なサポート
履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策など、求人紹介以外の点もサポートしてくれます。
今まで何人もの求職者をサポートとした実績とノウハウが蓄積されていますので、自信がない方も安心して選考に臨める準備ができますよ。
dodaエージェントの評判・口コミ(抜粋)
20代女性
30代女性
ベンチャー・スタートアップ向け転職エージェント比較3:マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
マイナビエージェントの特徴1:紹介求人が少ない
これも人による部分もありますが、全体的に紹介される求人数は多くない印象を受けます。
ここには掲載していない評判も見ましたが、求人数が思ったより少ないという意見をちらほら見かけました。
転職エージェントによってかなり条件を絞って求人紹介する場合と膨大な数の求人を紹介する場合に分かれますので、いくつか転職エージェントを利用比較して、自分に合う形を選びましょう。
マイナビエージェントの特徴2:連絡が頻繁
マイナビエージェントの転職サポートは、最初から最後まで求職者に対して、専任でキャリアアドバイザーがつきます。
キャリアアドバイザーも何名もの求職者を担当しており、都度状況を把握したいこともあり、連絡が頻繁になるのでしょう。
特に優秀で内定が決まりそうな求職者の状況は聴きたくなってしまうので連絡の頻度も増えます。
もし、頻繁すぎる電話やメールなどが対応しきれない、自分のペースで転職活動をしたい感じる人は、転職エージェントではなく、比較的自分のペースで転職活動がしやすい転職サイトなどの利用を検討してください。
マイナビエージェントの特徴3:専門職の求人紹介は少ない
マイナビエージェントにかかわらず、大手の転職エージェントは、専門職の求人は少ないです。
ここでいう専門職とは国家資格を有する職種を指しています。
専門職への転職を考えている人は、専門職専用の転職サイトや転職エージェントがありますので、そのようなサービスを利用するのがよいでしょう。
マイナビも会計士、弁護士、看護師など各専門のサービスを持っています。
マイナビエージェントの特徴4:20代~30代前半までが利用対象
紹介求人数がかなり多いので、幅広い年代の利用者に対応できます。
ただ、メインは大学卒業している20代〜30代前半あたりですが、30代の場合はスキルや経験がなければ、かなり紹介求人数は減ってしまう印象です。
マイナビエージェント以外の転職エージェントも基本的にメインターゲットは同じです。
ちなみにマイナビは20代の第2新卒や既卒の人向けの転職エージェントを別サービスで運営しています。
マイナビエージェントの評判・口コミ(抜粋)
20代男性
20代女性
ベンチャー・スタートアップ向け転職エージェント比較4:パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
パソナキャリアの特徴1:幅広い職種の紹介求人がある
パソナキャリアは幅広い職種を扱っています。
求人が多い順だと、ITエンジニア、営業、事務、マーケティングになります。
他職種でも、1,000以上の求人があります。
特に需要の高いエンジニアの求人が多いですね。
パソナキャリアの特徴2:全国各地の求人を扱っている
パソナキャリアの求人をエリア別にみていきましょう。
小さい転職エージェントや一部大手転職エージェントでは、都心部の求人しか扱っていないことがあります。
パソナキャリアは全国に拠点をもっていることもあり、転職エージェントの中ではTOPクラスに全国各地の求人を抱えています。
パソナキャリアの特徴3:有名企業の求人も多い
パソナキャリアが扱っている紹介求人には、
・コカコーラ
・TOYOTA
・清水建設
・村田製作所
・UUUM
・アクセンチュア
・amazon
・YAMAHA
・コナミ
など各業界を牽引する有名企業が名前を連ねています。
大手有名企業への転職を考えている方にもオススメだと言えるでしょう。
パソナキャリアの特徴4:スカウトサービス機能あり
転職サイトにはよくスカウトサービスが存在しますが、転職エージェントでスカウトサービスがあるのは非常に珍しいです。
転職エージェントに登録すると、なるべく早くキャリアアドバイザーと面談することが求められ、その結果、早期の転職を余儀なくされるケースが多いです。
転職エージェントに登録する人の中には、とりあえず自分に合った求人をみて、情報収集したいだけ場合もあります。
そんな時に便利なのが、このスカウトサービスです。
名前、連絡先、職歴・経歴、希望条件を登録すれば、パソナキャリアのキャリアアドバイザーがその登録情報に合った適職を3満を超える非公開求人の中より探してくれます。
いきなり面談して、転職を急かされるのはまだ自分には早いかも、、、と感じる方は、このスカウトサービスが温度感的にはちょうどいいかもしれません。
パソナキャリアの評判・口コミ(抜粋)
20代男性
30代女性
まとめ:ベンチャー・スタートアップ向け転職サービスを比較・検討
ここまで、ベンチャー・スタートアップ向けの転職サイト・エージェントを比較してきました。
正直、ベンチャー・スタートアップに寄せているサービスは多少あるものの、完全にベンチャー・スタートアップに特化しているサービスはないです。
自分に合ったベンチャー・スタートアップ企業を見つけましょう。
30代男性